
はじめに
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期に登場する「ガンダムヴィダール」をHGシリーズで再現した本キット。
スタイリッシュなデザインに加え、ガンダムフレームによる高い可動性、そして多彩な武装を兼ね備えた、非常に完成度の高いガンプラです。
今回は、HGIBO 1/144 ガンダムヴィダールの仕様・ギミック・モデリング要素を中心に、初心者にもおすすめできるポイントを詳しく紹介します。
主なおすすめポイント
HGIBO 1/144 ガンダムヴィダールは、1,000円台という低価格ながら付属武器が豊富で、可動・ギミックともに優秀なモデルです。
ガンダムフレーム構造による広い可動域により、劇中さながらのアクションポーズを自在に再現可能。さらに、スタイリッシュで精悍なフォルムが魅力で、ポージング映えする造形が高く評価されています。
初心者にも組み立てやすく、プレイバリューの高いおすすめキットです。
商品概要・特徴
本アイテムは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期で登場する「ガンダムヴィダール」を1/144スケールで立体化したもの。
搭乗者「ヴィダール」の名を冠した謎多き機体を、ブルー×ブラック×ホワイトの成型色で美しく再現しています。
各部のディテールは細かく造形され、胸部や脚部などのメカ要素も緻密にモールド化。
スタイリッシュさとメカニカルな質感が見事に融合しています。
発売情報・価格
• 発売日:2016年12月3日
• 定価:1,540円(税込)
現在もバンダイ公式および主要ECサイトで取り扱いがあり、定価で購入できる機会の多いキットです。
価格以上の満足度を得られる、コスパの高いアイテムです。
商品仕様
• スケール:1/144
• 全高:約130mm
• 素材:PS、PE(ポリキャップ)
• 成型色:ブルー、ブラック、ホワイト、グレーなど
• ランナー数:4枚(ガンダムフレーム含む)+PC-002ポリキャップ
• ABS未使用:塗装・スミ入れ時の破損リスクが少ない設計
付属品
• ライフル ×1
• ハンドガン ×2
• バーストサーベル ×1
• 武器持ち手(左右交換用)
• 部分色分け用ホイルシール
武装が充実しており、ライフルとハンドガンを組み合わせたポーズや、サーベル展開状態での戦闘シーン再現など、幅広いディスプレイが可能です。
可動ギミック
• ガンダムフレーム構造により、肘・膝・股関節などが広く可動
• 肩アーマーは跳ね上げ機構付き
• サイドアーマー(バインダー)はボールジョイント接続で可動、武装マウントが可能
• 足部ハンターエッジは爪先と踵のブレード展開ギミックを搭載
• 胴体部は三分割構造でひねり・前傾可動に対応
• 腰部フロントアーマーも独立可動化が可能(加工で個別化推奨)
この可動域の広さによって、ヴィダールらしいしなやかで躍動感あるポージングを楽しめます。
パッケージ・ランナー構成

パッケージアートは、劇中でのヴィダール出撃シーンを彷彿とさせるスタイリッシュなデザイン。
ランナーは4枚構成で、ガンダムフレームランナーはHGキマリスと共通タイプが採用されています。外装パーツは濃紺・黒系統の成型色で統一され、落ち着いたメカ的な印象を強調しています。
モデリング解説
色分け
成型色とシールによる再現度は高め。頭部や肩部のラインモールド、ライフルのセンサーなど一部はシール対応。
バーニア内部やパイプ部は塗装するとより完成度が向上します。
合わせ目
腕部前後、脚部大腿部、サイドアーマーなどに合わせ目が発生。
段落ちモールド化や継ぎ目消しで見栄えが大きく改善されます。
塗装・加工
アンテナ中央部やセンサー類は部分塗装推奨。
関節部や内部パイプをメタリック塗装すると質感がアップ。
腰部アーマーの個別可動加工やデカール追加など、カスタムのしがいもあるキットです。
モデルとしての評価
素組み評価
組みやすく、ディテール・プロポーションの完成度も高い。シールによる色分けが多い点や肉抜き部分など改善の余地はあるものの、価格・完成度・可動性のバランスが非常に優秀です。
人気・評価傾向
劇中での印象的な登場シーンと、クールなデザインが相まってファン人気が高いモデル。初心者から中級者まで幅広く支持されています。
総評
HGIBO 1/144 ガンダムヴィダールは、手軽に組めて、よく動き、武装も豊富という三拍子が揃った優秀なキットです。
素組みでも完成度が高く、部分塗装や簡単な加工を加えることでより映える仕上がりに。
鉄血シリーズの中でも特に完成度の高いHGとして、初心者にも安心しておすすめできるガンプラです。

