HGAC 1/144 ガンダムデスサイズ 詳細レポート|26年ぶりのリメイクが生んだ傑作キットの実力とは

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画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

はじめに

『新機動戦記ガンダムW』でも屈指の人気を誇る“死神”ことガンダムデスサイズ。

そのTV版をHGACシリーズとして26年ぶりに完全新規リメイクしたのが、今回レビューするHGAC 1/144 ガンダムデスサイズです。

本キットは、スタイリッシュなプロポーションと革新的な可動ギミックを両立させた、まさに「現代HGの到達点」といえる完成度を誇ります。

この記事では、商品仕様・可動・色分け・付属品・改造ポイント・実際の評価まで、徹底的に詳しく解説していきます。

主なおすすめポイント

HGAC 1/144 ガンダムデスサイズは、26年ぶりにリメイクされた1/144スケール最新キットです。

最大の魅力は、HGシリーズとしては異例ともいえる独創的な可動ギミック。
肩・膝・脚部に新しい機構が多数搭載され、スタイルを崩すことなく高い可動性を実現しています。

また、色分けの完成度が非常に高く、シール使用箇所は最小限。
ビームサイズやバスターシールドの迫力ある武装再現も優秀で、素組み派から塗装派まで幅広く満足できるキットです。

商品概要・特徴

本キットはTV版『新機動戦記ガンダムW』に登場するガンダムデスサイズをHG化したモデルで、パイロットはデュオ・マックスウェル。
ガンダニュウム合金製MSらしいシャープなデザインが忠実に再現されています。

HGAC「ガンダムW」シリーズでは4機目の立体化で、同シリーズ共通のフレーム構造を持ちつつも、デスサイズ専用の新規可動機構が多数盛り込まれている点が大きな特徴です。

発売情報・価格

• 発売日:2021年5月22日

• メーカー希望小売価格:1,870円(税込)

コストパフォーマンスの高さも高評価の理由の一つです。

商品仕様

• スケール:1/144

• シリーズ:HGAC No.239

• 材質:PS、PE、KPS

• ランナー構成:A、B1、C1、C2、D、E1、E2、F1、F2、PC-002、ホイルシール

• 成型色:濃紺/白/グレー/黄色/赤/クリアグリーン

• 主な特徴:肩バーニア引き込み、膝ロック機構、スライドギミック

ランナー構成のポイント

• 色分けの完成度が高いイロプラAランナー

• 脚・腕が一体成型で組みやすいE1ランナー

• 武装・バックパックを含むDランナー

• ビーム刃はクリアグリーン成型

無駄のないパーツ構成でありながら、多色成型や一体成型を多用して組みやすさと見映えを両立しています。

付属品

• ビームサイズ ×1

• 収納状態用パーツ ×1

• ビーム刃 ×2(大小)

• バスターシールド ×1

• バスターシールド用エフェクト ×1

• 各種手首パーツ

• ホイルシール

武装の再現度が高く、アクション派にも嬉しい内容です。

可動ギミック

HGACデスサイズ最大の魅力は、何と言っても新設計の可動ギミック群です。

● 肩バーニア引き込み機構

肩アーマーのグレー部を押し込むことで、腕の可動範囲が劇的に拡大。横方向への可動制限が解消され、ダイナミックなビームサイズアクションが可能になります。

● 肘:3パーツ構成の二重関節

自然な曲がり方と広い可動域を両立。

● 腰・股関節

深い前屈ができ、脚の可動も大幅に向上。アーマー類も全方向に可動。

● 革新的な「膝ロック機構」

膝アーマーを押し込むとロック解除 → すね側が可動。

ロック時はスマートな脚形状を維持でき、“可動”と“見た目”を両立させる優秀な設計です。

● 足・脚部

つま先可動&膝引き出しによって立てひざも余裕。

● バックパック(ハイパージャマー)

バーニアが回転可動し、ポージングの干渉を最小限に。

● 武装ギミック

• ビームサイズ先端が可動→薙刀風の構えも可能

• バスターシールドは刃が連動展開

• 射出状態をエフェクト+3mm穴で再現可能

パッケージ・ランナー構成

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

• 箱絵はTV版OPをイメージしたアクションシーン

• ランナー数は少なめながら色分けは優秀

• 一体成型パーツが多く、組み立てがスムーズ

説明書は白黒ですが、パーツ配置が分かりやすく初心者にも優しい構成です。

モデリング視点での評価

色分け

シールはわずか3枚。

• ツインアイ

• 頭部センサー

• 腰部Vマーク

これだけで設定カラーの大半が再現されるため、素組み派にとっては大きなメリットです。

要塗装箇所

• 肩マシンキャノン

• つま先の丸モールド

• 細部の追加グレー

合わせ目

前腕・ふくらはぎに一部あり。

膝周りはハメ殺し構造のため、塗装と合わせ目処理を両立するには工夫が必要です。

塗装例(参考カラー)

紺・白・赤・黄・各種グレーを基調に、蛍光グリーンのビームが映える仕上がりが人気。

改造例

• アンテナシャープ化

• パーティングライン処理

• 肉抜き埋め

• ビルドハンズの使用

軽めの工作で大幅に見映えが向上します。

モデルとしての評価

素組み完成度

「スミ入れ+トップコートで完成品レベル」と評価されるほど、プロポーションと色分けが優秀。

可動性

肩・膝の独自ギミックにより、ビームサイズの劇中ポーズも難なく再現。

ギミック

武装の展開や収納、エフェクトパーツなど、プレイバリューが高いのも魅力。

評判

• Newtype Japan:ユーザー評価 4.7/5.0

• ブロガー評価:「色分け・ギミックとも非常に良い完成度」

• YouTubeレビュー:「塗装映えが抜群で死神感が増す」と高評価

人気度

ガンダムWファンはもちろん、MSデザインの魅力から購入するユーザーも多数。

シリーズ共通の高品質と扱いやすさから、今なお定番として販売される人気商品です。

結論・総評

HGAC 1/144 ガンダムデスサイズは、

「現代HGの革新を体感できる傑作」と胸を張って言える完成度の高いキットです。

• 革新的な可動機構

• 色分けの優秀さ

• 武装の充実

• 素組みでも成立するプロポーション

どれを取っても満足度が高く、組んで楽しい・飾って映える・改造も楽しめる三拍子そろった名キットです。

ガンダムWファンはもちろん、すべてのビルダーにおすすめできる逸品です。

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