
はじめに
OVA『機動戦士ガンダム第08MS小隊』を代表する主役機、RX-79(G) 陸戦型ガンダム。
そのマスターグレード版として2000年に登場した本キットは、25年以上が経過した現在でも再販が続く“名作MG”として高い評価を受けています。
本記事では、MG 1/100 RX-79(G) 陸戦型ガンダムについて、設計思想・可動・付属品・組み立てやすさ・塗装適性までを網羅的にレビューし、初心者・ベテラン双方の視点からその魅力を掘り下げます。
商品概要とおすすめポイント
MG 1/100 RX-79(G) 陸戦型ガンダムは、『機動戦士ガンダム第08MS小隊』に登場する地上戦闘用モビルスーツをマスターグレードで立体化したモデルです。
本キット最大の魅力は、古さを感じさせない優秀な設計にあります。
ビス止め関節による可動保持力の調整、三重構造の膝関節による自然な膝立ちポーズ、そして180mmキャノンの5分割収納ギミックなど、現代のMGと比較しても完成度は非常に高水準です。
また、武骨でガッシリとしたプロポーションは素組みでも存在感があり、ウェザリングや全塗装といった改造との相性も抜群。
模型技術のステップアップ用教材としても優秀な一体です。
発売情報と価格
• 初版発売:2000年5月
• 当時価格:3,300円(税抜)
• 現在定価:3,740円(税込)
商品仕様と基本データ
• スケール:1/100
• グレード:MG(マスターグレード)
• 材質:PS樹脂、ABS樹脂
• 成形色:多色成形
• ランナー数:約9〜10枚(ABS樹脂1枚含む)
内部フレームと可動構造
本キットの大きな特徴は、腕部・脚部の内部フレーム再現です。
肩・肘関節にはビス止め機構が採用されており、可動の固さを好みに合わせて調整できます。
膝関節は三重構造となっており、劇中を彷彿とさせる自然な膝立ちポーズが可能。
さらに、コクピットハッチの開閉、スネサイドアーマーの展開ギミックなど、展示映えする要素も豊富です。
付属武装とプレイバリュー
付属武装は以下の5種。
• ビームライフル
• ビームサーベル×2
• 100mmマシンガン(マガジン着脱可能)
• 180mmキャノン
特に180mmキャノンは、5ユニットに分割してバックパックのウェポンコンテナへ完全収納できる設計となっており、設定再現度の高さが際立ちます。
パッケージとデカール

• MG標準サイズのボックス
• 分かりやすい組立説明書
• 部隊番号を選択可能な転写デカール付属
可動域の評価
可動範囲は現代のMGと比較すると控えめですが、これは「地上戦専用機」という設定を忠実に反映したものです。
三重膝関節による膝立ち、関節強度の高さによる安定した立ち姿は、重厚な印象を強く残します。
ランナー構成と素材
当時のMGらしく、
• メイン外装:単色ランナー
• フレーム:グレー成形
• 関節部:ABS樹脂
という構成です。
ABS使用は最小限に抑えられており、コストと耐久性のバランスが取れた設計となっています。
組み立て・モデリング解説
色分けと成形色
成形色での色分け精度は非常に高く、シール使用は最小限。
素組み状態でも十分な完成度が得られますが、センサー類や細部は部分塗装でさらに引き締まります。
合わせ目処理
目立つ合わせ目は少なめですが、
• 頭部
• 肩装甲
• 前腕
• 武装類
には処理が必要です。難易度は初心者向けの範囲に収まります。
塗装・ウェザリング適性
陸戦型ガンダムは劇中で汚れた描写が多く、ウェザリングとの相性は抜群。
スポンジチッピングやリアルタッチマーカーを使った表現で、模型映えする仕上がりになります。
改造・カスタマイズ
ビス止め構造により分解が容易なため、全塗装や内部フレーム塗装、ディテールアップ改造にも最適です。
完成度と評価
素組み完成度
古いキットながら、素立ちだけで武骨な魅力が十分に伝わります。
プロポーション設計の完成度は、現在でも十分通用します。
可動性の実情
派手なアクションポーズは苦手ですが、安定感と重量感のある立ち姿は唯一無二。
「可動が少ない=悪」ではなく、味として評価されるMGです。
総評
MG 1/100 RX-79(G) 陸戦型ガンダムは、時代を超えて評価され続ける完成度の高いMGキットです。
• 初心者には「素組み+基本塗装」の練習台として
• ベテランには「全塗装・ウェザリング・改造」のベースとして
どちらにも強くおすすめできます。
定価3,740円で得られる満足度は非常に高く、再販タイミングは入手の好機と言えるでしょう。

