
はじめに
『機動戦士ガンダム00』に登場する量産型敵役MS「ジンクス(GNX-603T)」。
その異形かつ不気味なデザインに魅了されたファンも多いのではないでしょうか。
本記事では、MG 1/100 ジンクス(GNX-603T)について、2010年発売とは思えない完成度の高さや可動・ギミック、素組み評価、注意点までを徹底的にレビューします。
ダブルオー系MGの中でも異色の存在である本キットが、なぜ今なお高く評価され続けているのかを詳しく解説していきます。
主なおすすめポイント
MG ジンクス最大の価値は、2010年という時期にコアな敵役MSがMG化されたという事実そのものにあります。
敵機でありながら、専用設計に近い新規造形が施され、完璧に近い色分けと秀逸なプロポーションを実現しています。
2010年発売のMGでありながら、現在のガンプラ基準で見ても見劣りしない完成度を誇り、ジンクスファンにとってはまさに必携のキットです。
また、同時期のMGと比べて価格が比較的リーズナブルだった点も、大きな魅力のひとつと言えるでしょう。
商品概要・特徴
ジンクス(GNX-603T)は『機動戦士ガンダム00』に登場する量産型モビルスーツで、アレハンドロ・コーナーがヴェーダの技術とガンダムスローネのデータを基に開発した機体です。
MG版では、MGガンダムエクシアの系譜を汲むメカフレームをベースにしつつ、
ジンクス特有のバインダー構造や外装フレームは新規設計となっており、流用感はほとんど感じられません。
背部には擬似太陽炉であるGNドライヴ[T(タウ)]を搭載。
このドライヴは着脱可能で、専用台座を使って単体展示も可能という、MGらしい豪華な仕様です。
コクピットは開閉式で内部まで造形されており、
ソーマ・ピーリスとセルゲイ・スミルノフの2名のパイロットフィギュアが同梱されています。
発売情報・価格
• 発売日:2010年1月28日
• 希望小売価格:3,960円(税込)
• グレード:MG(マスターグレード)
価格3,960円は、同時期のMGと比較してもかなり抑えめです。
商品仕様(スケール・成型色・ランナーなど)
• スケール:1/100
• 材質:PS、PE、ABS樹脂
• ランナー数:10枚(A~J)+ポリキャップ
• 成形色:ホワイト、グレー、ダークグレー、Eカーボン色
• クリアパーツ:パープル(カメラ・GNドライヴ)
Eカーボン色を中心としたダークトーンの成形色により、素組みでも安っぽさは一切ありません。
ABS樹脂が多用されているため、塗装時は溶剤による破損に注意が必要です。
付属品
• GNビームライフル(ショート/ロング両対応)
• GNビームサーベル×2
• GNシールド
• GNドライヴ[T](専用台座付き)
• 可動指ハンドパーツ
• パイロットフィギュア(ピーリス/セルゲイ)
• ディスプレイベース
• ホイルシール、テトロンシール、ドライデカール
特にGNドライヴTを単体展示できる台座は、本キットの豪華さを象徴するポイントです。
パッケージ

可動ギミック
関節可動
• 腕部:二重関節で180度近く可動
• 腰:大きく仰け反り可能(屈みはやや制限あり)
• 開脚:HG版を大きく上回る可動域
• 足首:つま先・かかとが可動し接地性良好
主なギミック
• コクピット開閉機構
• GN粒子発生器の可動
• 背部スラスター・GNドライヴ着脱
• GNシールドの可動
• 膝部ビームサーベル格納
• リアアーマー展開
全体として、2010年設計とは思えない可動性能を備えています。
モデリング解説
色分け
素組み時の色分けは非常に優秀で、ホイルシールは最低限。
現代のMGと並べても違和感のない完成度です。
合わせ目
ほぼ目立たず、肩部にわずかに存在する程度。
段落ちモールド化で簡単に処理可能です。
加工・調整ポイント
• 腰部バインダーのボールジョイント補強
• 足首つま先のテンション調整
• シールド裏の肉抜き処理
いずれも初級者でも対応可能なレベルです。
総評・評価
MG 1/100 ジンクスは、
敵役量産機でありながらMGとして極めて完成度の高い名キットです。
長所
• 素組みでも完成度が高い色分け
• 現代基準でも通用するプロポーション
• 豊富なギミックと可動性
• リーズナブルな価格設定
注意点
• 腰バインダーの保持力
• 足首の安定性
まとめ
初級~中級者まで幅広くおすすめでき、
ダブルオーファンなら間違いなく満足できる一体です。
発売から15年以上が経過した今でも再販され続けていることが、
このMGジンクスの完成度と人気を何よりも物語っています。

