

主なおすすめポイント
2009年11月に発売されたHGUCシリーズ100体目記念キットが、このユニコーンガンダム(デストロイモード)です。
『機動戦士ガンダムUC』の主人公機の象徴的な形態を再現しており、最大の特徴は変形機構を排除することで実現した抜群のプロポーション。
さらに、HGUC 1/144でありながらMGクラスに匹敵する可動性を備えており、組み立てやすさと扱いやすさを両立しています。
また、全身のサイコフレームをクリアーレッド成型で再現しているため、素組みでも映える美しい仕上がりを楽しむことができます。
商品概要・特徴
このキットは『機動戦士ガンダムUC』より、NT-D発動時のユニコーンガンダムを1/144スケールで立体化したものです。
映像化に先駆けて発売された初のデストロイモードモデルであり、劇中の変形シーンをイメージさせるディテールをパーツ構成で表現しています。
• 赤いサイコフレームをクリアーパーツで再現
• 変形を排除しプロポーションと可動性を優先
• 劇中イメージを強調する新規造形パーツを多数採用
発売情報・価格
• 発売日: 2009年11月19日
• 希望小売価格: 1,980円(税込)
• 実売価格: 約1,500円~2,000円前後
• 品番: HGUC-100
• JANコード: 4543112610119
商品仕様
• スケール: 1/144
• ブランド: HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)
• 対象年齢: 8歳以上
• 成型色: ホワイト、クリアーレッド、イエロー、ダークブルー、グレー
• 材質: PS、PE
• ランナー数: 7枚(シール・ポリキャップ含む)
• 特徴: サイコフレームのパーツが多く、ユニコーンモードより部品数はやや多め
付属品
• シールド(展開状態)×1
• ビームマグナム×1
• ビームマグナム予備エネルギーパック×1
• ビームサーベル(刃無し)×2
• 武器持ち手(右)×1
• シールド用ジョイントパーツ2種
• ホイルシール×1
• ポリキャップ(PC-132AC・赤成型色)
※ビームサーベルのエフェクトパーツやハイパーバズーカはユニコーンモード版のみ付属。本キットには含まれません。
可動ギミック
新型ポリキャップ(PC-132AC)を採用し、MG並みの可動性を実現しています。
• 頭部: 良好に可動し、上方向も可能
• 腕部: 胴体より上まで可動、肘は約90°
• 胴体: ボールジョイント接続で前後左右に可動
• 脚部: 膝立ち可能、横可動は約45°
• 足首: 接地性は十分
• フロントアーマー: 切り離せば左右独立可動
パッケージ・ランナー構成

パッケージは赤を基調としたデザインで、迫力あるデストロイモードが描かれています。
一般HGよりも横幅がやや広めの箱サイズ。
ランナー構成
• Aランナー: 多色成型(関節・バックパックなど)
• Bランナー: ホワイト成型(胴体・脚部外装)
• Cランナー: ホワイト成型×2(腕・脚外装)
• Dランナー: グレー成型(武器・ハンドパーツ)
• Eランナー: クリアーレッド成型(サイコフレーム)
• ポリキャップ: PC-132AC(赤成型)
モデリング解説
色分け
• 成型色で高精度に再現、シールは最小限。素組みでも十分見栄え良し。
合わせ目箇所
• 上腕部
• 脇下、大腿部の一部
• ビームマグナム
塗装ポイント
• アンテナ裏の白
• 背部サイコフレーム
• ビームマグナムのエネルギーパック
• ショルダー上部のグレー
モデルとしての評価
素組み評価
• プロポーション良好、造形バランスが優秀
• クリアパーツのサイコフレームが美しく、組むだけで映える
• 可動域が広く、破損リスクも低い
人気・評価
• 初心者に勧めやすい高水準キット
• 「高い完成度」「改修箇所が少ない」と好評
• HGUC 100番目にふさわしい記念的存在
結論・総評
HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)は、変形を排除することで得られたプロポーション美とMG級の可動性を兼ね備えた優秀なキットです。
良い点
• 高いプロポーションと耐久性
• 色分け再現度が高く塗装不要でも見栄え良好
• クリアパーツのサイコフレームが映える
気になる点
• 単体では武装が少ない
• 一部パーツの強度に注意
• HGとしては若干難易度が高め
ガンダムUCファンはもちろん、ガンプラ初心者から上級者まで幅広く楽しめる、記念すべき100体目に相応しい名キットといえるでしょう。
同時発売のユニコーンモードと揃えて楽しむのもおすすめです。
