

はじめに
水陸両用MSの中でも人気の高い「アッガイ」。
その愛らしいフォルムと独特の存在感を、1/144スケールで高精度に再現したのがHGUC MSM-04 アッガイです。
2007年発売のキットながら、MG級の内部フレーム構造やモノアイ可動・腕部伸縮ギミック・爪の展開といった豊富な仕掛けを搭載し、今なお「HGUC屈指の名作」と評価されています。
本記事では、HGUCアッガイの可動・色分け・付属品・モデリング特性を徹底レビュー。
初心者でも安心して楽しめるポイントから、上級者も満足できる作り込みまで、HGUCアッガイの魅力を詳しく解説します。
主なおすすめポイント
HGUC アッガイは、2007年に発売されて以来、現在でも高い評価を受け続けている優秀なガンプラです。
最大の魅力は、MG級の内部フレーム構造を1/144スケールで再現している点にあります。
頭部・腕部・脚部には精密な内部メカが仕込まれており、さらにパーツ差し替えによる腕部伸縮ギミック、モノアイ可動、爪の展開・収納など、水陸両用MSアッガイの特徴を余すところなく表現しています。
商品概要・基本情報
• 発売日:2007年4月
• 価格:1,760円(税込)
※改定前価格:1,540円(税込)
• スケール:1/144
• ランナー数:4枚+ポリキャップ
• 成型色:塗装不要でもアニメ配色を再現可能
• 材質:外装パーツ=PS樹脂、関節部=ABS樹脂
可動・ギミックの魅力
• モノアイ可動:
頭部内部のレールに沿って左右・上方・背面へ可動(頭部装甲を外して操作)。
• 腕部伸縮機構:
通称「フレキシブル・ベロウズ・リム」。パーツ差し替えで伸縮を再現でき、最大6パーツまで連結可能。
• 爪(アイアンネイル):
1本ずつ個別に展開・収納可能。差し替えで格納状態も再現可能。
付属品一覧
• 腕部延長パーツ×2(伸縮再現用)
• 『第08MS小隊』版アッガイ用の腕部カバーパーツ
• クロー格納状態のハンドパーツ
• 6連ミサイル・ランチャー付きハンドパーツ
• モノアイシール
パッケージ・ランナー構成

• パッケージサイズ:31cm × 19cm × 7.8cm(標準HGUCよりやや大きめ)
• ランナー構成:4枚+ポリキャップ
• 多色成型ランナーあり
• 大型クリアパーツ(モノアイ・シールド用)
パーツ点数は控えめで、組みやすさと作りやすさを両立しています。
モデリング解説
色分け
成型色による再現度が非常に高く、塗装不要。シールはモノアイ部分のみ。
合わせ目
ほとんどなく、目立つのは関節ジャバラ部分と胴体側面程度。肉抜きは一切なし。
塗装推奨箇所
頭部105mmバルカン砲(砲口を金属色で塗装推奨)、軽いスミ入れで十分映える。
注意点
• ABS素材が多用されているため、接着や塗装には注意が必要。
• 腕延長パーツ(D12・D13・D14)の嵌合が非常にきついため、組み立て時は注意が必要。
評価と評判
素組み評価
広い可動域と高精度なギミックで、現在でもHGUCトップクラスの完成度。
ユーザー評価
• 「巷の評判通り完成度が高い」
• 「愛らしいフォルムとキャラクター性が抜群」
• 「マスコット的存在で飾っていて癒やされる」
• 「プレゼントとしても喜ばれる」
市場価格
再販は定期的に行われており、現在の流通価格は3,000〜4,000円前後。
総評
HGUC アッガイは、2007年発売という年代を感じさせない名作ガンプラです。
• MG技術をフィードバックした内部構造
• パーツ差し替えで楽しめるギミック
• 優秀な色分けとほぼ完璧な合わせ目処理
これらの要素を兼ね備え、初心者でも組みやすく、上級者も満足できる完成度を誇ります。
その愛嬌あるデザインは、コレクション用のディスプレイやプレゼント用アイテムとしても最適。
価格に対する満足度も非常に高く、ガンプラファンなら一度は手に取るべきHGUC屈指の名作キットと言えるでしょう。
