HG 1/144 ゲルググ ボカタ機(GQ) 詳細レポート|成形色・可動・付属品すべてが高水準のミリタリー系ゲルググ

HG

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS
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はじめに

HG最新フォーマットで立体化された HG 1/144 ゲルググ ボカタ機(GQ)。

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』に登場するパーソナルカスタム機で、成形色の美しさ・極めて高い可動性・充実した武装など、どの角度から見ても“今のHGの完成形”といえる出来栄えです。

本記事では、発売情報から可動ギミック、成形色の分析、組み立て難易度まで徹底的にレビューします。

主なおすすめポイント

HG 1/144 ゲルググ ボカタ機(GQ) の魅力は、大きく3つ。

1. 成形色の完成度が非常に高い

 ライトグレー・グリーン・濃紺というミリタリー調の配色を成形色でほぼ完全再現。特に、白色に微量の青みを混ぜた独特のカラーは陰影が自然に出て、素組みでも立体感のある仕上がりに。

2. HGとは思えない精密な可動ギミック

 ポリキャップレスの最新構造で、首・腰・股関節・足首に至るまで広い可動範囲を実現。脚のつま先可動や、ボールジョイント接続のバックパックスラスターなど、動かして楽しいギミックが満載です。

3. 豊富な付属品とプラモオリジナルギミック

 ビーム・スプレーガン2丁、サーベル、スティグマ攻撃用リード線など、劇中仕様を再現できる装備が勢揃い。GQuuuuuuX系キット特有の“上下両刃ビームサーベル”ギミックも健在です。

商品概要・設定

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場するモビルスーツで、白いガンダムの解析データをもとに開発されたジオン公国側の機体。

劇中ではスガイ機の僚機として行動し、ジムライクなシルエットながらゲルググの特徴を継承した独特のデザインが印象的です。

ボカタ機の設定上のポイント

• スガイ機の僚機として登場

• 白いガンダムのデータをフィードバックして開発

• ライトグレー×グリーン×濃紺の渋いカラーリング

• ジムの影響を色濃く受けたゲルググ系量産機

キットとしての特徴

• スガイ機の単なる色替えではなく一部ランナーを新造

• KPS中心のポリキャップレス構造

• HGとしてはトップクラスの精密かつ組みやすい設計

発売情報・価格

• 発売日:2025年6月7日(土)

• メーカー:バンダイスピリッツ

• 価格:2,420円(税込)

• スケール:HG 1/144

• 登場作品:機動戦士Gundam GQuuuuuuX

発売直後は店舗在庫が即日完売するほど人気でしたが、現在は再販も進み入手しやすい状況です。

商品仕様

スケール・サイズ

• 1/144スケール

• 全高:約150mm(バックパック含むと約160mm)

成形色とランナー構成

ボカタ機専用に最適化されたランナー構成で、シール貼りを最小限に抑えています。

• B:ホワイト系 頭・腕・腹部・脚

• C:ライトグレー 肩、背面装甲

• D:ダークグレー 関節、武器

• E:ブルーグリーン センサー

• F1:ダークブルー/グリーン 胴体・脚部装甲

• F2:ダークグレー 追加パーツ

• ポリキャップ:なし KPS採用

KPS主体のため塗装しやすく、可動軸も高耐久。

付属品

装備は必要十分で、劇中のアクションを再現可能。

• ビーム・スプレーガン ×2

• ビーム・サーベル(グリップ1/エフェクト2)

• ハンドパーツ4種(握り手左右、左平手、スティグマ攻撃用)

• スティグマ攻撃用リード線

• マウントパーツ一式

• ホイルシール1枚(太腿・脹脛の黄色ライン)

特にリード線を使った“スティグマ攻撃”は立体映え抜群でポージングの幅が広がります。

可動ギミック

頭部

• 上下左右に大きく可動

• ボールジョイントで表情付けがしやすい

腕部

• 肩は前方向に大きくスイング

• 肘は90度以上曲がる

• 手首は内側に曲げられ細かいポーズが決まる

胴体

• 前後・左右の可動が大きく、ひねりのあるポーズも自然

• 背中のスラスターは上下に広く可動

脚部

• 膝:二重関節で深く曲がる

• つま先可動:珍しいギミックで接地性が良い

• 足首は内側にしっかり曲がり接地性が高い

アクションベース使用時の格闘ポーズも非常に安定しています。

パッケージ・ランナーの特徴

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

• スガイ機のAランナーを排除し、新規F1・F2ランナーを採用

• 成形色の再現性が高く、シールが必要な箇所が最小限

• パーツの細かさと組みやすさのバランスが秀逸

成形色の品質は特に高く、

「白は青み入り」「ダークブルーは深みのある紺」「グリーンはオリーブ寄り」

と、ミリタリーテイストを強調した落ち着いた色味が魅力です。

モデリング

色分け評価

ほぼ成形色で色分け完了。シールは太腿・脹脛ラインのみ。

合わせ目

• 腕部グリーンパーツは中央に合わせ目

• バックパックスラスターに横合わせ目

• 脛装甲は後ろ側に合わせ目(可動で隠れる)

塗装アドバイス

• バイザーをメタリック塗装するとリアリティが増す

• バーニア内部を暗色で塗ると深みアップ

• スミ入れは濃紺・ダークグレーなど控えめな色が最適

組み立てに関する注意点

所要時間

• 約 2〜2.5時間

組み立てのポイント

• 頭部と脚部は小パーツ多めで向きの確認が必須

• 肘のロック機構でポロリしにくい

• 股関節軸が独立していて破損しにくい設計

• スラスターはやや外れやすく補強推奨

総合評価

成形色 ★★★★★ ほぼ完璧な再現度

可動性 ★★★★★ 最新HGクラスの可動

ディテール ★★★★☆ 細密で情報量多い

組みやすさ ★★★★☆ パーツは細かいが組み立てやすい

塗装必要度 ★★☆☆☆ ほぼ不要

耐久性 ★★★★☆ KPSで高耐久

現行HGの中でもトップクラスの完成度で、

素組み派にも塗装派にも全力でおすすめできるキットです。

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