

はじめに
『Gのレコンギスタ』終盤に登場するG-セルフ(パーフェクトパック装備型)は、作中最強クラスの性能を誇る象徴的なモビルスーツです。
本記事では、2015年発売の通常版HGと、2024年発売の劇場版ガンダムベース限定版を比較しながら、造形・可動・再現度を徹底的に調査します。
特にクリアパーツの美しさや、劇場版での新規造形による進化ポイントは必見です。
主なおすすめポイント
このキットの最大の魅力は、G-セルフ最強形態の再現性の高さです。
パーフェクトパックは、これまでの全バックパック機能を統合した究極装備であり、HGスケールながらも豪華な構成と発光演出が魅力。
多数のクリアパーツによるフォトン装甲の表現や、モード変換によるプレイバリューの高さが高く評価されています。
さらに劇場版限定版では、頭部・胸部・肩・関節が新規造形化。
特に胴体の可動域が大きく向上し、G-セルフの弱点だったポージング性能が大幅に改善されています。
商品概要
正式名称:YG-111 ガンダム G-セルフ(パーフェクトパック装備型)
登場作品:機動戦士ガンダム Gのレコンギスタ
登場話数:第22話以降(最終決戦仕様)
スケール:1/144
材質:PS・KPS・クリアパーツ(ブルー)
設定上の特徴:クレッセント・シップ内でハッパが制作したバックパック。宇宙・大気圏・アサルト・リフレクターなど多彩なモードに変形可能。
発売情報・価格
• 通常版(2015年8月22日発売)
価格:3,850円(税込)
• 劇場版ガンダムベース限定版(2024年10月26日発売)
価格:4,070円(税込)
販売:ガンダムベース各店、プレミアムバンダイ限定
パッケージ・ランナー構成

本キットは17枚のランナー構成で、大量のクリアパーツが最大の特徴です。
ブラックライト下でのフォトン装甲の発光演出も可能。
ランナー:
• A~Eランナー:本体・フレーム・アクセント部
• F、Vランナー:クリアブルー成型
• T、U、Wランナー:パーフェクトパック関連
• 劇場版ではG・Hランナーが新規追加(頭部・胸部・胴体)
また、劇場版にはアクションベース7が付属し、より安定したディスプレイが可能になっています。
付属品一覧
• ビーム・ライフル(トワサンガ製)
• ビーム・サーベル×2
• フォトン装甲シールド(クリアパーツ製)
• パーフェクトパック一式
• 平手パーツ(左右)・銃持ち手(右)
• リフレクターモード用エフェクトパーツ
• 専用台座またはアクションベース7
可動ギミックとモード変換
本体可動(通常版)
• 肩:水平可動、上方向への挙上良好
• 肘:約90度
• 腰:可動制限あり
• 膝:90度、立膝は不可
劇場版改良点
• 胴体可動が大幅強化
• 関節構造の見直しでポージング自由度が向上
パーフェクトパック可動
• バインダー:多軸可動による可変ポーズ
• トラフィック・フィン:前後回転・脱着可能
• 各モード(宇宙・大気圏・アサルト・リフレクター)を再現可能
モデリング・塗装解説
• 細部色分けはシール依存のため、塗装推奨箇所が多い(特に肩・サイドアーマー部)
• フォトン装甲シールドの黄色ラインは塗装で再現すると仕上がりが大幅に向上
• クリアパーツ下にシールを貼ることで発光効果を強調可能
• アンテナのシャープ化、後ハメ加工などで上級者仕上げも可能
評価・レビューまとめ
造形再現度 ★★★★★(劇場版で大幅向上)
プレイバリュー ★★★★★(多モード変換・エフェクト豊富)
可動性 ★★★☆☆(通常版)→★★★★☆(劇場版)
色分け再現 ★★★☆☆(塗装で大化け)
コストパフォーマンス ★★★★☆
総評・まとめ
HG ガンダム G-セルフ(パーフェクトパック装備型)は、
リギルド・センチュリー最強機体の魅力を1/144スケールで余すところなく再現した傑作キットです。
• 美しいクリアパーツ構成と多彩なモード変換
• 劇場版では新規造形+アクションベース付属で完成度向上
• シール依存はあるが塗装次第で大化け
特に2024年のガンダムベース限定版は、実質「Ver.1.5」クオリティの決定版。
組む楽しさ、眺める美しさ、飾る満足感のすべてを兼ね備えた、G-セルフファン必携の一品です。
