HG 1/144 ストライクノワールガンダム 詳細レポート|可動・ギミック・合わせ目を徹底解説

HG

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

はじめに

『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』に登場する人気機体、ストライクノワールガンダム。

そのHGキットは2006年発売とやや古めながら、現在でも再販のたびに注目を集める存在です。

本記事では、HG 1/144 ストライクノワールガンダムについて、プロポーション・可動・ギミック・色分け・合わせ目・改修ポイントまで徹底的に検証。

「今の目線で見て、このキットはどんな人に向いているのか?」を明確にするレビューをお届けします。

主なおすすめポイント

ノワールストライカーの可動と多彩な武装ギミック

背面のノワールストライカーは、クランク状ジョイントと多軸可動により、ウイング展開・フライト形態・リニアガン前方展開など、SEEDらしい大胆なシルエット変化が可能です。

2連装レールガン、フラガラッハ3ビームブレイド、アンカーランチャーを内蔵し、バックパック単体でも高い遊び応えを誇ります。

2006年HGとしては非常に良好なプロポーション

ストライク系のバランスを活かしつつ、ブラック基調の装甲とシャープなフェイスデザインにより、悪役寄りの精悍なシルエットをしっかり再現しています。

当時基準では優秀な色分け

胸部フレームやリニアガン先端のイエローなどが別パーツ化され、成型色だけでも完成度は高め。一部赤やブラックはシール・塗装が必要ですが、「思ったより塗り足しは少ない」という声も多いです。

SEED HG世代の中では可動も優秀

股関節の前後スイングや手首の上下可動などが採用され、膝立ちや両手持ち射撃など、劇中らしいポーズを無理なく再現できます。

ストライカーパック互換による拡張性

ストライカーパック規格準拠のため、他のストライク系HGとの換装・ミキシングが容易。カスタムベースとしての価値も高いです。

専用ディスプレイスタンド付属

当時としては珍しい専用スタンドが付属し、空中アクションやウイングを広げたポーズが安定して決まります。

商品概要・特徴

• 商品名:HG 1/144 ストライクノワールガンダム

• 作品名:機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER

• 搭乗者:スウェン・カル・バヤン

• メーカー:BANDAI SPIRITS

• シリーズ:HG GUNDAM SEED No.41

ストライクノワールは、アクタイオン社が改修した実戦向けストライクで、省電力化・信頼性向上が図られた設定を持ちます。

専用ノワールストライカーは、遠・中・近距離すべてに対応できる万能装備として設計されています。

発売情報・価格

• 発売日:2006年6月30日

• メーカー希望小売価格:1,650円(税込)

• 対象年齢:8歳以上

現在も再販が行われており、完全新規のHGCE版リメイクを望む声が多いキットでもあります。

付属品一覧

HG 1/144 ストライクノワールガンダムは、2006年発売のHGとしては非常に付属品が充実している点も高評価ポイントです。

ビームライフルショーティー ×2

両腰サイドアーマーにマウント可能な短銃タイプのビームライフル。

左右2丁が付属し、両手持ち・二丁拳銃ポーズなど、ノワールらしい戦闘スタイルを再現できます。

フラガラッハ3 ビームブレイド用エフェクト ×2

ノワールストライカーのウイング部に格納されたソード基部を引き出し、クリアエフェクトを装着することで、巨大ビームソードとして使用可能。

ウイングを大きく展開することで、SEEDシリーズらしい誇張の効いた近接戦闘ポーズが決まり、視覚的インパクトは抜群です。

アンカーランチャー一式

リード線+アンカー先端パーツで構成された装備。

• 平手に持たせて射出ポーズを再現

• バックパックや足裏など複数ポイントに接続可能

リード線は1本のみ付属のため、両腕同時射出を再現したい場合は、市販のリード線や金属線を追加するのがおすすめです。

交換用手首パーツ

• 武器持ち手(左右)

• 平手

専用ディスプレイスタンド

当時のHGとしては珍しい専用スタンドが標準付属。

股間部の3mm穴に接続する方式で、飛行ポーズやノワールストライカーを大きく展開した状態でも安定したディスプレイが可能です。

ホイルシール ×1枚

頭部センサー、額・リニアガン先端の赤、肩の黄色などを補うシールが付属。

細かい部分が中心で、「最低限の色再現を補う」内容となっています。

パッケージ

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

可動ギミック解説

本体の可動

頭部

ボールジョイント接続で上下・左右に可動。

左右回転は約45度程度で、襟パーツとの干渉により真横までは向きませんが、表情付けには十分です。

肩・腕部

• 肩関節はダブルボールジョイント構造で前方への引き出しが可能

• 上腕にはロール軸を搭載

• 肘は約90~100度まで曲がる

この構造により、ライフル2丁をクロスさせて構えるポーズや、射撃姿勢が自然に決まります。

手首は上下方向に可動する新機構が採用されており、銃口をわずかに下げる・上げるといった細かな演出が可能です。

胴体・腰部

腰回転は約45度程度。

前後スイングは非搭載のため、現代HGと比べると可動範囲はやや控えめですが、ストライク系らしい安定した立ち姿を保てます。

股関節・脚部

• 股関節はボールジョイント接続+前後スイング機構を搭載

• 開脚は横方向にも十分

• 膝は90度以上曲がり、膝立ちも可能

足首の可動範囲も広く、足裏に肉抜きがない点は今見ても高評価。

接地性が高く、スタンドなしでも安定したポーズが取れます。

ノワールストライカーのギミック

ウイング可動・フライト形態

バックパック基部のクランク状ジョイントにより、

• ウイングの跳ね上げ

• 大型ウイングの上下可動

• 小型ウイングの折りたたみ

といった多彩な変形が可能。

エールストライカー風の展開もでき、シルエット変化の幅はHG屈指です。

モデリング解説(色分け・合わせ目・工作ポイント)

色分け

成型色で再現されている部分は意外と多く、

• 頭部フェイス・アンテナ

• 胸部ダクトやフレーム

• ノワールストライカーの基本色

などは素組みでも見栄えします。

一方、以下の箇所は塗装またはシールでの補完が必要です。

• 頭部センサー、額の赤

• リニアガン先端の赤

• 両肩の黄色

• ふくらはぎ・リアアーマー・バックパック内部の赤

• ノワールストライカー上部ウイングのブラック

合わせ目が出る主な箇所

• 頭部ヘルメット(前後分割)

• 肩アーマー

• 前腕・太もも

• ふくらはぎ

• ビームライフルショーティー

• ノワールストライカー各部

合わせ目はSEED初期HG世代らしく多めですが、練習素材としては最適です。

モデルとしての評価(素組み評価・人気など)

素組みでの完成度

HG 1/144 ストライクノワールガンダムは、2006年発売という年代を考えると、素組みでも完成度が高いキットとして評価されています。

ブラック×ダークグレーを基調とした成型色は発色が良く、白・赤・黄色の差し色も適切に配置されているため、スミ入れとシール貼りだけでも「それなりに映える」仕上がりになります。

プロポーション面については評価が非常に安定しており、

• 胴体と脚部のバランスが良い

• 肩幅が広すぎず、スマートな体型

• ノワールストライカー装着時でも後ろに倒れにくい

といった点から、「今のHGと並べても極端に古さを感じない」という声も多く見られます。

一方で、SEED初期HG世代らしく、

• 頭部・肩・脚部・武装に合わせ目が多い

• 腰の可動が控えめ

• 一部色分けはシール依存

といった弱点もはっきりしており、完全素組み派にとっては「惜しい」と感じる部分が残るのも事実です。

組みやすさ・工作難易度

パーツ構成自体はシンプルで、組み立て難易度はHG標準レベル。

説明書も分かりやすく、迷うことはほとんどありません。

ただし、

• 合わせ目処理を行う場合

• 色分けを設定準拠に寄せる場合

• ABS関節への塗装・接着

といった点を考慮すると、初心者向けというよりは「中級者向け」のキットと言えます。

結論・総評

HG 1/144 ストライクノワールガンダムは、

• ノワールストライカーの完成度とプレイバリューが非常に高い

• プロポーションとカラーリングが今見ても通用する

• 合わせ目は多いが、工作のしがいがある

という特徴を持つキットです。

「ノワールが好き」「多少の工作は楽しめる」モデラーには強くおすすめできる一方、

完全素組み派や最新HG基準を求める人にはやや不向き。

それでもなお、今なお評価され続ける理由がはっきり分かる“古典的良キット”であり、再販時に確保しておいて損はない存在と言えるでしょう。

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