

はじめに
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期に登場する昭弘・アルトランドの愛機、ガンダムグシオンリベイクフルシティ。
本キットは2016年に発売されたHGIBOシリーズの中でも、特に独自ギミックが光るモデルです。
差し替え無しで展開するサブアームや、巨大なシザース可変型リアアーマーなど、他の機体にはないユニークな構造を備えています。
この記事では、特徴や仕様、モデラー視点での評価を徹底解説していきます。
主なおすすめポイント
• 差し替え無しで展開するサブアーム
• 大型シザースに変形するリアアーマー
• 4本腕による圧倒的な無双演出
• 低価格ながら豊富なギミックを搭載
• 重厚感ある装甲とシャープなデザイン
商品概要・特徴
• 発売日:2016年10月22日
• 価格:1,320円(税込) → 現在価格 1,650円(税込)
• スケール:1/144
• 搭乗者:昭弘・アルトランド
• 機体設定:損傷したリベイクをテイワズが全面改修。近接戦仕様へ強化。
• 名前の由来:「フルシティロースト」(コーヒー豆の焙煎度)
商品仕様
• 成型色:ミリタリーブラウン、ホワイト、ブラック、オレンジ、ダークグレー
• 材質:PS、KPS(関節)
• ランナー数:5枚
• ポリキャップ:PC-002
付属品
• 照準モード用頭部(差し替え式)
• シザース可変型リアアーマー
• ナックルガード×2
• 武器持ち手・角度付き持ち手
• サブアーム用持ち手
• ホイルシール、組立説明書
可動・ギミック
基本可動
• 腰部360度回転、肩は広範囲可動
• 膝関節は2重構造で170度まで曲がる
• フレームには「ガンダムフレーム3」を使用し良好な可動性を確保
特殊ギミック
• サブアーム展開:差し替え無しで伸縮&スライド
• シザース可変リアアーマー:大型ハサミへ変形、物を挟む表現も可能
• ナックルガード:前腕に装着、小型シールドとしても使用可
パッケージ・ランナー構成

• 成型品ランナー5枚(装甲・フレーム・バックパックなど)
• ホイルシールは多め。頭部センサーや装甲の白・オレンジ部分を補完
モデリング解説
色分け
• 成型色でブラウン・グレー系は再現
• 白・オレンジ部分はシール依存度が高い
• 塗装派には細部塗り分け推奨
合わせ目
• 頭部・ショルダー・シザース部分に合わせ目あり
• 一部はモールド化され処理不要
塗装例
• 基本色:フラットブラウン、ホワイト、ブラック、オレンジ
• フレーム:ガンメタ、シルバー系で塗り分けると質感UP
評価・レビュー
素組み評価
• ギミック:◎(サブアーム展開が秀逸)
• 色分け:△(シール多用、塗装推奨)
• 安定性:○(関節強度はまずまず)
難易度
• 初心者:★★★☆☆(シールが多くやや大変)
• 中級者以上:★★★★☆(塗装や後ハメ加工で化ける)
総合評価
• ギミック面:高評価
• コスパ:良好(低価格でギミック豊富)
• 武装:不足(ライフル非付属は惜しい)
結論・総評
HG ガンダムグシオンリベイクフルシティは、鉄血のオルフェンズファン必見の個性派キットです。
サブアームやシザースリアアーマーといった独特のギミックは、素組みでも十分楽しめるポイント。
ただし、シール依存の多さや武装不足が弱点で、塗装や他キットからの武器流用を検討するとより完成度が高まります。
• おすすめ度:★★★★☆
ギミック重視のモデラーや作品ファンに強く推奨できる一方、初心者にはやや色分け処理が難しい部分もあります。塗装・改修を楽しみたい方に特におすすめです。
