HGUC 1/144 ナイチンゲール 詳細レポート

HG

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

はじめに

HGUC 1/144 ナイチンゲールは、「HG」という枠を完全に超えた圧倒的ボリュームと存在感を誇る異色のガンプラです。

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場するシャア・アズナブル最後の搭乗機を、最新設計で立体化。巨大モビルアーマー級の機体を、組みやすさと高密度ディテールを両立させて再構築した決定版HGとして、多くのガンプラファンから高い評価を受けています。

本記事では、HGUC 1/144 ナイチンゲールの特徴・仕様・可動ギミック・モデリング視点での評価までを徹底的に解説します。

HGUC 1/144 ナイチンゲールの魅力とおすすめポイント

HGUC 1/144 ナイチンゲール最大の魅力は、MAクラスの巨大機体を1/144スケールで破綻なくまとめ上げた設計力にあります。

左右幅約400mm、全高約211mmという異例のサイズながら、プロポーションは洗練され、立たせるだけで圧倒的な存在感を放ちます。

ファンネルバインダーの展開、隠し腕の可動、腹部メガ粒子砲の露出など、HGとしては異例とも言える実動ギミックを多数搭載。それでいてパーツ構成は比較的シンプルで、巨大キットながら組みやすい点も高評価です。

RE/100版と比較しても、ディテール密度とスタイリングの完成度はHGUC版が上回ると感じるビルダーも多く、「ナイチンゲールの決定版」として位置づけられています。

機体設定とキット化の背景

ナイチンゲールは、富野由悠季氏の小説作品に登場するMSで、出渕裕氏によるデザインを基に長年熟成されてきた機体です。サイコフレームを搭載し、モビルアーマー級のサイコミュ性能をモビルスーツに集約した革新的存在として設定されています。

ガンプラとしては、2014年にRE/100で初立体化。その後、2021年に満を持してHGUC化され、より洗練されたプロポーションと現代的設計によって評価を大きく高めました。

発売情報・価格

• メーカー:BANDAI SPIRITS

• 発売日:2021年7月22日

• 定価:7,700円(税込)

• スケール:1/144

• シリーズ:HGUC No.240

発売以降、複数回の再販が行われていますが、現在でも人気は高く、入手難易度はやや高めです。

キット仕様とサイズ感

HGUC ナイチンゲールは、1/144とは思えない圧倒的なボリュームが特徴です。

• 全高:約211mm

• 左右幅:約400mm

素材にはPSとKPSを採用し、ポリキャップレス構造によって高い保持力を確保。大型キットながら関節の安定感は非常に高く、完成後も安心して展示できます。

ランナーは大型パーツ中心で、アンダーゲート方式を多用。ゲート処理のストレスが少なく、素組み派にも優しい設計です。

付属品と武装構成

付属品は非常に充実しており、ナイチンゲールの重武装を余すところなく再現できます。

• 大型メガ・ビーム・ライフル

• ビーム・サーベル×4

• ビーム・トマホーク+専用エフェクト

• シールド

• 各種ハンドパーツ

• ホイルシール・マーキングシール

特に大型ライフルは、巨体をしっかり支えられる構造になっており、ポージング時の安定感はHG随一です。

パッケージ

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

可動ギミックとプレイバリュー

巨大機体ながら、可動ギミックは非常に豊富です。

• モノアイ可動

• 腹部メガ粒子砲の展開

• ファンネルバインダーの大きな可動域

• フロントスカート内の隠し腕

• 各部2軸関節による深い曲げ

RE/100版では省略されていたギミックも多数再現されており、「動かして楽しいHG」としても完成度は非常に高いと言えます。

モデリング視点での評価

色分けと塗装

成型色の完成度は高く、素組みでも十分な見栄えを確保できます。ただし、赤の発色を深める塗装を施すことで、一気に高級感が増します。バーニア部のゴールド塗装や、内部フレームのグレー塗り分けも効果的です。

合わせ目処理

脚部外装や一部スラスター周辺には合わせ目が出ますが、構造は単純で処理しやすい部類です。後ハメ加工も比較的容易で、塗装派にも対応しやすいキットです。

総合評価とおすすめ度

HGUC 1/144 ナイチンゲールは、「巨大」「高密度」「組みやすい」という相反しがちな要素を高い次元で両立した傑作キットです。

• 圧倒的存在感を求める人

• RG Hi-νガンダムとの対比を楽しみたい人

• 素組みから改造・塗装まで幅広く楽しみたい人

これらに当てはまるビルダーには、強くおすすめできます。

保管スペースの確保だけは注意が必要ですが、それを補って余りある満足感を得られる一体です。HGというカテゴリーに収まりきらない、ガンプラ史に残る異色の名キットと言えるでしょう。

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