
はじめに
HGUCシリーズ初期の名作として、今なお高い評価を受け続けている「HGUC 1/144 No.19 シャア専用ズゴック」。
シンプルな構成ながら、色分け・可動・プロポーションのバランスに優れ、低価格で満足度の高い定番キットとして根強い人気を誇ります。本記事では、キットの特徴から可動、モデリング視点での評価までを詳しく解説していきます。
主なおすすめポイント
• HGUC初期キットらしくパーツ数が少なく組みやすいため、初心者にも扱いやすい構成
• 成型色の色分けが非常に優秀で、素組み+スミ入れだけでも劇中イメージに近い仕上がり
• 腕・脚の蛇腹構造をボールジョイントで再現し、水陸両用MSらしい柔軟な可動と自然なプロポーションを両立
商品概要・特徴
• 機体名:MSM-07S ズゴック(シャア専用)
• 登場作品:『機動戦士ガンダム』ジャブロー戦
• HGUC量産型ズゴック(1999年発売)のカラーバリエーションキット
• 成型色とコクピット部のホイルシール仕様が量産型との主な違い
• 内部フレームやアーム内部にABS樹脂、外装にPS樹脂を使用したメリハリのある構造
発売情報・価格
• ブランド:HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)
• HGUC初期ラインナップのNo.19として発売
• 当時の定価は700円(税別)という非常に手頃な価格
• 現在は再販・流通状況により、1,000〜1,500円前後で販売されているケースが多い
商品仕様(スケール・成型色・材質・ランナーなど)
• スケール:1/144
• 成型色:
シャアピンク(明るめ)
シャアレッド(濃赤)
ホワイト
濃紺(腕・脚蛇腹部)
• 材質:
外装:PS樹脂
内部フレーム・関節部:ABS樹脂
• ランナー構成:色別本体ランナー+ポリキャップ/ABSジョイント
• 初期HGUCらしいシンプルで扱いやすい構成
• シール:モノアイ、六角形コクピット用ホイルシール(枚数は少なく、最低限の補助に留まる)
付属品
• 武装類・オプションパーツなし
• クローは一体成型
• スタンド用ジョイントなども付属せず、完全に本体一本勝負の構成
可動ギミック
• 腕・脚・胴体はボールジョイント中心の構造
• 頭部は固定で回転不可、モノアイも非可動
• 腕部:複数ブロック構成のアームにより、大きく振り回すポーズが可能、クローは開閉ギミックあり
• 脚部:蛇腹構造ながら接地性が高く、安定感のある立ち姿を実現
• 腰部:回転はしないが前後可動あり
• 背面バーニア:基本固定だが、わずかに角度調整可能
パッケージ・ランナー構成

• HGUC初期らしい横長ボックス
• ジャブロー戦をイメージさせる迫力あるイラスト
• ランナー数は少なく、パーツ精度も良好
• ヒケや成形不良はほぼ見られないという評価が多い
モデリング解説(色分け・合わせ目・塗装・加工例)
色分け
• 胴体・四肢ともにパーツ分割で色分けされており、情報量は初期HGUCとしては高水準
• インテークや頭部周りも立体感がある構造
合わせ目
• 胴体前後
• 腕部
• 脚部
• 背面推進装置
→ 初期HGUCとしては合わせ目は比較的少なめで、処理の負担は軽い
塗装・加工
• 成型色活かし+スミ入れ+部分塗装の仕上げが定番
• ランナーパテを使った同色合わせ目消しも有効
• シャアピンク、シャアレッドの独自調色例も多数存在
• モノアイをHアイズ化し、裏面にミラーフィニッシュを貼る定番改造が特に人気
• 水中戦を意識したウェザリングや黒立ち上げ塗装とも相性が良い
モデルとしての評価(素組み・人気など)
素組み評価
• 組み立てやすさ、完成度ともに非常に高評価
• 初心者でも失敗しにくい安心感のあるキット
総合評価
• 初期HGUCながら、原作デザインの再現度が高い
• 低価格・少ないシール・十分な可動という点でコストパフォーマンスは抜群
• 一方で、モノアイ非可動など現代HGと比べると簡素な部分もあり、改造ベースとしての楽しみ代も大きい
結論・総評
HGUC 1/144 No.19 シャア専用ズゴックは、
• 安価
• 組みやすい
• 成型色の完成度が高い
• ズゴックらしい可動とシルエット
これらを兼ね備えた、今なお色褪せない名作HGUCキットです。
素組み派にも工作派にもおすすめできる、水陸両用MSの定番として手元に置いておきたい一体と言えるでしょう。

