HGUC 1/144 ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)詳細レポート

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画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

はじめに

HGUCシリーズの中でも屈指のボリュームとギミック量を誇る「HGUC 1/144 ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)」。

ZZ系MSの中でも立体化が難しいとされてきた大型重装MSを、HGUC規格でどこまで再現できているのか。

本記事では、商品仕様から可動・武装ギミック、モデリング視点での評価までを徹底的に解説していきます。

主なおすすめポイント

HGUC ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)最大の魅力は、ZZシリーズ屈指の大型・重装機体を、HGUCながら高密度な設計で立体化している点です。

メガランチャー形態への変形、バックパックの多彩な展開ギミック、有線式・無線式の2種類のビーム・ハンド再現など、設定再現への妥協は一切感じられません。

全高22mという設定通りのボリューム感は、HGUCでありながらMG並みの存在感を放ち、他のHGUCと並べた際の迫力は圧倒的です。

さらに、ゴテついた外観からは想像できないほど可動域も優秀。膝立ちや直立といった自然なポーズが可能で、遊びやすさと見栄えを両立しています。

エングレービングやダクト内部の色分けなど、塗装・改修による伸び代も大きく、中上級者向けキットとしての魅力も高いです。

商品概要・特徴

ドーベン・ウルフは『機動戦士ガンダムUC MSV』に登場する重MSで、地球連邦軍のガンダムMk-Ⅴをベースに開発された、ネオ・ジオン軍初の一般兵運用可能な準サイコミュ搭載機です。

UC0096年には、ネオ・ジオン残党「袖付き」の防衛用MSとしてパラオに配備されました。

ユニコーンVer.では、従来のZZ版(グリーン系)とは異なり、袖付き仕様の青系カラーを採用。胸部・袖部には特徴的なエングレービングが造形され、UC版イラストに忠実な外観となっています。

プロポーションも良好で、重装機ながら破綻のないシルエットが魅力です。

ランナー設計はスイッチ対応となっており、後に発売されたZZ版(2014年)の存在からも、当初よりカラーバリエーション展開が想定されていたことがうかがえます。

発売情報・価格

• 発売日:2013年8月7日

• メーカー希望小売価格:2,640円(税込)

HGUCとしては珍しく、ZZ版よりも先にUC版が発売された逆転事例となっています。

商品仕様

スケール・サイズ

• スケール:1/144

• 機体設定全高:22m

• キットサイズ:HGUCながらMG級のボリューム

成型色構成

• 濃淡2色のブルー:本体装甲(袖付き仕様)

• グレー:関節・フレーム

• オレンジ:胸部メガ粒子砲

• ホイルシール:エングレービング、ダクト内部

シール量は多めで、細部まで色分けするには塗装が前提となる。

材質・ランナー

• ABS不使用、ポリキャップ採用

• 左右共通番号設計で組み立て効率が高い

• 同一ランナーの重複がない独特な構成

付属品一覧

• メガランチャー:ビーム・ライフル形態に変形可能

• ビームサーベル×2:クリアイエロー

• 対艦ミサイル×2:バインダー装着

• 有線式ビームハンド用リード線×2:一般機仕様

• 隠し腕(無線式):指揮官機用

• 腕部スタンド×2:ビーム・ハンド展示用

• 手首パーツ:銃持ち手(右)、平手左右

• ホイルシール:大判1枚

可動・ギミック解説

基本可動

首・肩・股関節にスイング機構を多用し、重装機としては非常に優秀な可動域を実現。

膝・肘は約90度までだが、デザインを考慮すれば十分な可動性能といえる。

武装ギミック

• メガランチャー形態:胸部メガ粒子砲と接続し完全再現

• バックパック展開:ミサイルハッチ・インコム展開

• ビーム・ハンド:有線/無線の2方式再現

• 肩部ビーム・キャノン:前方展開可能(アンテナ干渉注意)

パッケージ

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

モデリング視点での評価

色分け・塗装

成型色+シールでは情報量が不足しがち。

エングレービング、スラスター、ダクト内部を塗装することで完成度が飛躍的に向上する。

合わせ目

前腕、肩内部、メガランチャーなどに合わせ目が出るが、処理しやすい位置に配置されている。

改修おすすめポイント

• エングレービングをブラック塗装

• スラスター内部をイエローで塗装

• グレーの差し色で立体感強化

総評

HGUC 1/144 ドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)は、HGUC規格の限界に挑戦した重装大型MSキットです。

豊富な武装ギミック、圧倒的なサイズ感、そして改修による伸び代の大きさは、間違いなく中上級者向けの名作。

シール量の多さや色分け不足といった課題はあるものの、それを補って余りある情報量と満足感を備えています。

「作る楽しさ」「手を加える楽しさ」の両方を味わいたいモデラーに、強くおすすめできる一体です。

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