
はじめに
HGUC 1/144 ガーベラ・テトラは、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するシーマ・ガラハウ専用機を立体化した人気キットです。
2013年発売ながら、ABSレス設計による作りやすさと高い素組み完成度、そしてジオン系らしい美しい曲線デザインを兼ね備え、現在も高評価を受け続けています。
本記事では、HGUC 159 ガーベラ・テトラの魅力を、可動・色分け・合わせ目・加工ポイントまで徹底的にレビューします。
主なおすすめポイント
HGUC ガーベラ・テトラは、2013年に発売されたHGUCキットで、シーマ・ガラハウ専用機としての妖艶なデザインを忠実に再現しています。
ABS樹脂を使用しない設計により、パーツ構成は非常にシンプルで組み立てやすく、それでいて当時最新のHGUC可動機構を採用。限られたパーツ数ながら十分な可動範囲を確保しています。
最大の魅力は、単色ピンクという攻めたカラーリングにもかかわらず、素組みで高い完成度を誇る点です。パーツ分割による色分けが優秀で、塗装を施さなくても設定イメージをしっかり再現できます。
さらに、シュツルム・ブースターは着脱式となっており、装備状態・非装備状態の両方を手軽に再現可能。ジオン系MSらしい流線型フォルムを存分に楽しめるキットです。
商品概要・特徴
AGX-04 ガーベラ・テトラは、ガンダム開発計画(GP計画)で開発された「幻の機体」とされる存在です。原型はRX-78GP04ガンダムでありながら、その出自を隠すためにジオン系の外装・動力系に換装されています。
本キットでは、肩部スラスター・ポッドや背部の巨大バーニア、多数のダクト類といった特徴的なディテールを丁寧に再現。1992年発売の旧キットから21年を経て、HGUC規格で再設計されたことで、プロポーション・可動性ともに大きく進化しています。
発売情報・価格
• 発売日:2013年7月18日
• 定価:1,980円(税込)
• メーカー:バンダイスピリッツ
• キット番号:HGUC 159
定期的な再販が行われており、ロングセラーキットとして現在も高い入手性を誇ります。
商品仕様
• スケール:1/144
• 型式番号:AGX-04
• グレード:HGUC
• シリーズ:機動戦士ガンダム0083
• 成型色:ピンク、ブルーグレー、グレー
• 素材:PS(ABS樹脂不使用)
• ランナー数:8枚
• ポリキャップ:PC-001A
成型色は3色構成とシンプルですが、単色機体であることを考えると非常に完成度が高く、素組み派にも安心の仕様です。
付属品
• ビーム・マシンガン
• ビーム・サーベル×2(クリアイエロー)
• ハンドパーツ(右武器持ち手、左平手、握り手)
• シュツルム・ブースター
• 背部交換パーツ(非装備用)
• ホイルシール一式(モノアイ用3枚含む)
モノアイシールが複数付属するため、目線変更による表情付けが可能です。
可動ギミック
2013年当時のHGUC標準可動を採用し、全身に実用的な可動域を確保しています。
上半身
• 腕は水平近くまで可動
• 肘は約90度以上曲がる1軸構造
• 肩スラスター・ポッドは上下可動
• 手首はボールジョイント式
下半身
• 股関節は2軸構造で安定性良好
• 膝は二重関節で膝立ち可能
• 足首は柔軟に可動し自立性が高い
その他
• 背部ユニットはポリキャップ接続で着脱可能
• モノアイはシール交換式(可動なし)
派手なアクション向きではないものの、ポージングには十分な可動性能を備えています。
パッケージ

HGUC標準サイズの箱に、ピンクの機体が映える印象的なボックスアート。
モデリング解説
色分け
素組み状態でも高い完成度を誇り、ダクトやセンサー類を部分塗装するだけで一気に情報量が増します。
合わせ目
• 足裏の大きな肉抜きは最大の弱点
• ショルダーアーマーとブースターは合わせ目処理推奨
塗装・加工
• スミ入れだけでも大きく印象アップ
• 胸部・背部センサーの蛍光グリーン塗装が効果的
• 銃口開口加工でメカ感が向上
モデルとしての評価
長所
• 組み立てやすく初心者向け
• 素組み完成度が高い
• 再販が多く入手性が良好
• 自立性が高い
弱点
• 足裏肉抜きが目立つ
• 肩周りの可動がやや窮屈
• モノアイがシール式
結論・総評
HGUC 1/144 ガーベラ・テトラは、作りやすさ・完成度・再現性のバランスが非常に優れた傑作HGUCです。
素組み派でも満足でき、簡単な加工や塗装を加えれば上級者も十分に楽しめる懐の深さを持っています。
ジオン系MSが好きな方、シーマ・ガラハウファン、HGUC 0083シリーズを集めている方には、今なお強くおすすめできるキットです。

