
はじめに
HGUC 1/144 ジム・スナイパーⅡは、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するジム系指揮官用スナイパーMSを立体化した人気キットです。
2012年発売とやや年数は経っていますが、優れたプロポーション、完成度の高い色分け、豊富な付属品により、現在でも「傑作HG」として高い評価を受け続けています。
本記事では、HGUC ジム・スナイパーⅡのキット内容・可動・色分け・付属品・改造適性・評価ポイントを中心に、素組み派から改造派まで参考になる情報を詳しく解説します。
商品概要と特徴
HGUC ジム・スナイパーⅡ(RGM-79SP)は、「ポケットの中の戦争」に登場するジム・コマンド系統の後継スナイパー機です。
対MS狙撃を想定した専用設計が特徴で、ジム・スナイパーカスタムの思想を継承しつつ、ジム・コマンドをベースに近代化された設定となっています。
主な特徴
• HGUCシリーズで初のジム・スナイパーⅡ立体化
• OVA「ポケットの中の戦争」を代表するMS
• 狙撃用ライフルを中心とした豊富な武装
• ドラケンE 2体同梱という高い付加価値
• 膝立ち射撃を想定した可動設計
価格帯を考えると、内容量と完成度は非常に高く、コストパフォーマンスに優れたキットです。
発売情報・基本データ
• 発売日:2012年9月
• 定価:1,870円
• メーカー:バンダイ
• スケール:1/144
• HGUCナンバー:No.146
• 対象年齢:8歳以上
薄型パッケージながら、付属品の多さはHGとしてはトップクラスです。
ランナー構成と組立
ランナーは多色成形を採用せず、別パーツ化による色分けを徹底した構成です。
• 胴体・バックパック用ランナー
• 四肢用ランナー
• フレーム・支持パーツ
• 赤・オレンジ・クリアグリーンの色別ランナー
• ドラケンE専用ランナー
• ポリキャップ・シール類
多色成形がない代わりに、色再現度の高いパーツ分割がなされており、2012年当時のHG設計思想がよく表れています。
付属品一覧
HGUC ジム・スナイパーⅡは、付属品の充実度が非常に高いキットです。
• 狙撃用ライフル
• 90mmブルパップマシンガン
• ビーム・サーベル×2
• シールド
• 専用ハンドパーツ各種
• 1/144 ドラケンE(2種類)
特にドラケンEが2体同梱されている点は、他HGと比べても大きな魅力です。作業用・リーア軍仕様を選択して組み替え可能で、ディスプレイの幅が広がります。
パッケージ

成型色と色分け評価
成型色の印象
• 本体:ライトブルー系+ブルー
• 胸部・頭部:レッド(別パーツ)
• バイザー・センサー:クリアグリーン
胸部や頭部の赤色がしっかり分割されており、素組み状態でも設定画に近い仕上がりになります。
塗装推奨箇所
• 肩ダクト・バーニア内部(赤)
• スラスター内部(赤)
• シールドの一部(グレー)
• 狙撃用ライフル(ダークグリーン系)
部分塗装を加えるだけで、完成度が一段階引き上がる構成です。
可動域とギミック
最大の特徴:バイザー開閉
頭部のバイザーは開閉可能で、開くと内部モノアイモールドが露出します。
狙撃時・索敵時の演出ができる、本機ならではのギミックです。
可動評価
• 肩・肘・股関節:実用十分
• 膝:二重関節で膝立ち対応
• 足首:前後可動は良好、横方向はやや制限あり
狙撃姿勢の再現性は高いものの、足首の横可動を求める場合は簡単な改造が有効です。
合わせ目とディテール
合わせ目は存在しますが、正面から目立ちにくい位置に配置されています。
• 腕・脚:比較的目立たない
• 頭部・脚側面:処理すると完成度アップ
HGとして標準的ですが、処理しやすい設計で改修の難易度は高くありません。
改造ベースとしての魅力
ジム・スナイパーⅡは改造ベースとしても非常に人気があります。
定番改造例
• 足首の横回転化
• フロントアーマー分割
• 股関節・腹部の延長
• スジ彫り追加による情報量アップ
「コンパクトなプロポーション」をどう解釈するかで、個性を出しやすいキットです。
総合評価
素組み評価
プロポーション ★★★★★
色分け ★★★★★
可動域 ★★★★☆
付属品 ★★★★★
改造適性 ★★★★★
総評
HGUC ジム・スナイパーⅡは、
「HGの完成度とは何か」を今でも示してくれる名キットです。
発売から10年以上経過しても色褪せず、素組み・改造のどちらでも高い満足感が得られます。
ジム系MSが好きな方、狙撃機が好きな方には、今なお強くおすすめできる一体です。

