
はじめに
HGUC 1/144 ハンブラビは、『機動戦士Zガンダム』に登場する異色の可変モビルスーツを立体化した人気ガンプラです。
エイやイカを思わせる独特なシルエットから「イカデビル」とも呼ばれる本機は、2012年に待望のHGUC化を果たしました。
本記事では、HGUCハンブラビの特徴、可動・変形ギミック、付属品、組み立てやすさ、モデリング視点での評価までを詳しくレビューしていきます。
主なおすすめポイント
HGUC ハンブラビ最大の魅力は、旧キット(1985年発売)から約27年を経てHGUC化されたことによる、設計技術の進化を存分に感じられる完成度です。
独特なフォルムを破綻なく再現したプロポーションは非常に評価が高く、エイやイカのような異質なデザインを見事に立体化しています。
変形は手首の付け替えのみでMS形態からMA形態へ完全変形が可能。
複雑な差し替えを排した設計により、初心者でも扱いやすい構造となっています。
さらに、海ヘビ、フェダーイン・ライフル、ビーム・サーベルなど劇中の主要武装がすべて付属し、プレイバリューも非常に高いキットです。
商品概要と特徴
HGUC 1/144 RX-139 ハンブラビは、ティターンズが開発した試作型可変モビルスーツで、設計にはパプテマス・シロッコの思想が色濃く反映されています。劇中ではヤザン・ゲーブルの搭乗機として強烈な印象を残しました。
2012年発売という比較的新しいHGUCフォーマットで登場したため、シリーズ初期番号(No.145)ながら完成度は非常に高水準。Zガンダム系HGUCが本格化する前段階で投入されたことで、当時の技術がハンブラビの特殊形状に最適化された結果といえるでしょう。
MS形態ではヒトデのような異形フォルム、MA形態ではエイを思わせるシルエットへと変化し、5基のメインカメラを持つという設定も忠実に反映されています。
発売情報と価格
• 発売日:2012年8月
• 価格:2,090円(税込)
• グレード:HGUC
• 対象年齢:8歳以上
また、2026年6月には『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の世界観に基づくジークアクス版ハンブラビの発売も予定されています。こちらは新規変形機構と新デザイン武装が搭載され、従来版とは異なる魅力を持つ派生モデルとなる見込みです。
商品仕様
• スケール:1/144
• 全高(MS形態):約13.8cm
• パーツ数:約137個
素材構成
KPSを中心としたPS素材で構成され、ABS樹脂は不使用。塗装時の割れや劣化が起きにくく、初心者にも扱いやすい仕様です。
成型色
多色成形による高い色分けが特徴で、素組みでも設定に近いカラーリングを再現可能です。
付属品
• ビーム・サーベル×2(クリアイエローエフェクト)
• 海ヘビ(リード線仕様)
• フェダーイン・ライフル
• サーベル用グリップ左右
• 握り手・平手各種
• MA形態用スタンドパーツ(アクションベース2対応)
劇中装備が一通り揃っており、再現性の高さが際立ちます。
パッケージ

可動ギミックと変形
変形機構
ハンブラビの変形は非常にシンプルで、
1. 腕部クロー展開
2. 腕の回転
3. 脚部の折りたたみ
4. テールランス展開
という流れでMA形態へ移行します。差し替えがほぼ不要な完全変形は、HGUC可変MSの中でも完成度が高いポイントです。
可動性能
上半身はサイドアーマー固定の影響で可動に制限がありますが、脚部の可動範囲と接地性は非常に優秀。安定した立ち姿から大胆なアクションポーズまで幅広く対応します。
モデリング面の評価
色分けは非常に優秀ですが、胸部やモノアイ、脚部の一部はシール補完となります。合わせ目は頭部、腕部、脚部に多く、特に脚部外装は処理難易度が高めです。
改造派には、
• モノアイ可動化
• 腰部可動域拡張
• 後ハメ加工
などの定番工作が有効で、手を加えるほど完成度が向上します。
総評
HGUC 1/144 ハンブラビは、独特なデザイン・簡潔な変形・高いプロポーション再現を兼ね備えた名キットです。素組みでも十分な完成度を誇り、塗装や改造によってさらに化ける懐の深さも魅力といえるでしょう。
2026年発売予定のジークアクス版とあわせて、ハンブラビという機体の魅力を改めて実感できる好キットです。Zガンダム系HGUCの中でも、今なお高い評価を受け続ける理由がよく分かる一体といえます。

