HGUC 1/144 MS-18E ケンプファー 詳細レポート

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画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

はじめに

HGUCシリーズの中でも「武装量」「デザイン性」「人気」のすべてを高水準で満たす名作キット――それがHGUC 1/144 MS-18E ケンプファーです。

OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場した強襲用モビルスーツを、2008年当時のHGUC規格で徹底再現。

本記事では、キットの仕様・可動・付属武装・組みやすさ・塗装ポイント・市場評価までを網羅的に解説します。

「なぜ今なお傑作と呼ばれるのか?」を、実際の設計思想と構造から紐解いていきましょう。

商品概要

HGUC 1/144 ケンプファーは、1989年放映のOVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場する強襲用モビルスーツを立体化したガンプラです。

2008年8月にバンダイスピリッツより発売され、HGUCシリーズ第089番としてラインナップされています。

メカニックデザインは出渕裕氏。軽量化と推進力に極端に振り切った設計思想が特徴で、本キットでもその哲学が造形・可動・武装構成に色濃く反映されています。

主なおすすめポイント

圧倒的な付属武装量

本キット最大の魅力は、HGUC屈指の武装ボリュームです。

• ジャイアント・バズ ×2

• シュツルム・ファウスト ×2

• ショットガン(2種)

• ビーム・サーベル

• チェーン・マイン

武装専用ランナーが2枚付属するという異例の構成で、素体状態からフル装備まで、シーンに応じた多彩なディスプレイが可能です。

優秀なプロポーション

スリムかつ前傾姿勢を強調したシルエット、大型スパイク・アーマー、全身に配置された多数のバーニアスラスターが、強襲用MSらしい高速戦闘イメージを的確に表現しています。

2008年製とは思えない完成度の高さは、現在の目で見ても十分通用します。

出渕裕デザインの個性

装甲各部に配置された「ブチ穴」、前面以外を極限まで削ぎ落とした装甲構成、スラスター偏重の機体設計など、出渕裕氏ならではの合理主義的デザインが随所に見られます。

単なるアニメ再現に留まらず、設定考証を感じさせる立体物としての完成度が高い点も評価ポイントです。

商品仕様・技術スペック

• スケール:1/144

• 成形色:ブルー、グレー、オレンジ

• フレーム色:グレー、ダークグレー

• 材質:PS、ABS(関節部)

• ランナー数:7種

• パーツ数:約100

• 発売日:2008年8月

• 定価:2,200円(税込)

付属品と装備システム

基本武装

• ジャイアント・バズ ×2

• ショットガン(2種)

• シュツルム・ファウスト ×2

• ビーム・サーベル ×2

• チェーン・マイン(リード線使用)

装備用ジョイント

• バズーカラック用ジョイント

• ショットガン用グリップ

• 各部ハードポイント

チェーン・マインはリード線を用いることで、敵機に巻き付けるような演出も可能です。

パッケージ

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

可動ギミックと注意点

可動構造は2000年代HGUC標準で、ボールジョイント主体の設計です。

可動の制限点

• 太もも裏の大型スラスターが干渉し、膝の深い可動は不可

• 膝立ちポーズは不可能

これは欠点である一方、「推進力特化型」という機体設定を忠実に再現した結果とも言えます。

色分け・塗装ポイント

素組みでも基本配色は再現されていますが、以下の箇所は塗装推奨です。

• バーニア内部(18基)

• スラスター類(黄色・オレンジ)

• 肩スパイク・アンテナ(白)

特にバーニア内部を塗装するだけで、背面情報量が飛躍的に向上します。

合わせ目と加工箇所

• 肩アーマー中央

• 太もも・膝下

• 武装類のモナカ構造

出渕デザイン特有の「ブチ穴」は、開口加工やパイプ追加でさらに見映えが向上します。

組みやすさと総合難度

初心者~中級者向け

本体構造は比較的シンプルで、初HGUCでも問題なく組み立て可能です。ただし、

• 武装量が多く処理箇所が増える

• 塗装派は後ハメ加工が必要

といった点は事前に把握しておきましょう。

市場評価と人気

『ガンダム0080』登場MSの中でもケンプファーは圧倒的人気を誇り、人気投票では第1位を獲得しています。

現在は需要過多により相場が上昇しており、定価入手は貴重な状況です。

結論・総評

HGUC 1/144 ケンプファーは、

• 設定を忠実に反映した設計思想

• HGUC屈指の武装ボリューム

• 時代を感じさせないプロポーション

これらを高次元で両立した名作ガンプラです。

可動域の制限すらも機体コンセプトの一部として成立しており、塗装や改造によって真価を発揮する懐の深さがあります。

ジオン系MS好き、0080ファンであれば、ぜひ一度は組んでほしい一体です。

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