
はじめに
『機動戦士Zガンダム』に登場するエゥーゴの主力量産機「ネモ」をHGUCで立体化したのが、HGUC 1/144 No.150 ネモです。
2013年発売のキットながら、現在でも十分通用する可動性能とプロポーションを備え、初心者から上級者まで幅広いモデラーに支持されています。
本記事では、HGUCネモの特徴や可動、色分け、組みやすさ、モデラー視点での評価までを詳しく解説します。
HGUC 1/144 ネモとは
バンダイスピリッツより2013年1月26日に発売されたHGUC 1/144 ネモは、『機動戦士Zガンダム』に登場するエゥーゴの量産型モビルスーツを立体化したプラモデルです。
定価1,650円(税込)という手頃な価格ながら、豊富な付属品と堅実な設計により、コストパフォーマンスの高いHGUCとして知られています。
本キットは、2012年に発売された「ネモ(ユニコーンVer.)」をベースに、成型色をZガンダム版の濃いグリーンへ変更し、ビームライフルも通常仕様に差し替えたバリエーションキットとなっています。
おすすめポイント
バランスの取れたプロポーション
設定画に忠実でありながら、現代的なアレンジが施されたプロポーションが特徴です。直立状態でも自然なシルエットを保ち、アクションポーズを取らせても破綻しません。
肩関節の優秀な可動機構
本キット最大の魅力が、肩関節の可動です。ポリキャップを用いたボールジョイント構造により、腕を水平以上まで大きく上げることが可能で、2013年発売のHGUCとしては非常に優秀な設計となっています。
豊富なハンドパーツ
量産機としては珍しく、7種類のハンドパーツが付属。ビームライフル用握り手、武器持ち手、握り拳、平手が揃っており、さまざまなシチュエーションを再現できます。
組みやすく初心者向き
製作時間はおよそ1時間〜1時間20分程度。特殊な構造は少なく、ガンプラ初心者の練習用キットとしても最適です。
商品概要・設定解説
ネモはジムⅡの後継機としてアナハイム・エレクトロニクスが開発した第二世代MSで、ムーバブルフレームやガンダリウム合金を採用した高性能量産機という設定です。
型式番号「MSA-003」は、百式以降3番目に登録された機体であることを示しています。
デザインはジム系の系譜を受け継ぎつつ、直線的で角張ったフォルムが特徴。広い面構成と控えめなモールドにより、素組みでも改造ベースとしても扱いやすい構成になっています。
発売情報・価格
• 品番:HGUC No.150
• 発売日:2013年1月26日
• 価格:1,500円(税抜)/1,650円(税込)
• 販売形態:一般販売(定期再販あり)
量産機という特性から、複数購入してジオラマや部隊編成を楽しむモデラーも多いキットです。
成型色・ランナー構成
成型色はZガンダム版らしい濃いグリーンを基調に、ダークブルー、イエロー、グレー、クリアオレンジで構成されています。
ランナーは合計10枚構成で、PS素材を中心にポリキャップを併用。余剰ランナーも多く、カラーバリエーション展開を意識した設計です。
付属武装・ハンドパーツ
武装
• ビームライフル(両手持ち対応、可動フォアグリップ付き)
• シールド(伸縮ギミック搭載、ロール回転可能)
• ビームサーベル×2(クリアグリーンエフェクト)
ハンドパーツ
• ビームライフル用握り手(右)
• 武器持ち手(左右)
• 握り拳(左右)
• 平手(左右)
余剰の手甲パーツも付属し、他キットへの流用も可能です。
パッケージ

可動性能
HGUCとしては標準以上の可動域を誇ります。
特に肩の可動範囲が広く、肘の曲がりがやや控えめな点をしっかりカバーしています。股関節の開脚や足首の接地性も良好で、膝立ちや両手持ちポーズも自然に決まります。
色分け・合わせ目・塗装について
色分けは2013年当時の標準レベルで、赤い部分の多くはシールで補完する仕様です。そのため、塗装派モデラーには部分塗装または全塗装が推奨されます。
合わせ目は肩や膝など目立つ箇所に存在しますが、脚部は前後挟み込み構造で合わせ目が出ない点は高評価です。
総合評価
HGUC 1/144 ネモは、
• 設定に忠実なプロポーション
• 優秀な肩関節可動
• 豊富な付属品
• 初心者にも優しい組みやすさ
を兼ね備えた、非常にバランスの良いHGUCキットです。
シールの多さや合わせ目といった弱点はあるものの、コストパフォーマンスは非常に高く、「初めてのガンプラ」としても、「改造・ディテールアップ用ベース」としてもおすすめできる一体です。量産機好きならぜひ手に取ってほしい名キットと言えるでしょう。

