
はじめに
『機動戦士ガンダムUC』に登場する連邦軍の可変量産モビルスーツ 『リゼル』。
HGUCシリーズでも比較的早い時期に立体化されたキットですが、差し替え変形による安定したプロポーションと、量産機らしいディテール密度の高さで今でも評価の高いモデルです。
本記事では HGUC 1/144 No.103 リゼル のキット内容・可動・色分け・モデリングポイントなどを詳しくレビューします。
これから購入を検討している方や、組み立て・改造の参考にしたい方はぜひチェックしてみてください。
主なおすすめポイント
HGUCリゼルの魅力は、可変機としてのスタイルと作り込みのバランスにあります。
主なポイント
■Z系らしいシャープなデザインとUC系の脚長バランスが自然にまとまったプロポーション
■差し替え変形ながらMS形態・WR形態ともに破綻の少ないスタイル
■パネルラインやモールドが多く、スミ入れや部分塗装で見栄えが大きく向上
■マーキングシールが比較的豊富で、素組みでも情報量を増やせる
■2010年HGとしては可動も良好で、ポージングも楽しめる
量産機らしい落ち着いたデザインながら、ディテール密度が高く「作る楽しさ」がしっかりあるキットです。
商品概要・特徴
・商品名:HGUC 1/144 リゼル(RGZ-95)
・登場作品:『機動戦士ガンダムUC』
・主なパイロット:リディ・マーセナス など
機体設定
リゼルは、
『機動戦士Ζガンダム』の主役機 Ζガンダム をルーツに持つ量産可変機です。
開発系譜としては
『リ・ガズィ』 『メタス』
などの可変MS技術がベースになっており、BWS方式だったリ・ガズィと異なり 単独変形が可能な量産可変機 として設計されています。
HGUCキットではその特徴を再現し、
MS形態、WR(ウェイブライダー)形態
の両方を差し替え変形で再現できます。
また設定では ジェガン を運搬できるサブフライトシステムとしても運用可能 とされています。
発売情報・価格
・メーカー:BANDAI SPIRITS
・シリーズ:HGUC No.103
・発売日:2010年1月22日
・定価:2,420円(税込)
商品仕様
・スケール:1/144
・シルエット:脚長でバックパックが大型
同シリーズのジェガンよりも一回り大きく、UC量産機の中でもボリュームがあります。
・成型色:主な成型色は以下の通りです。
本体:ブルーグリーン系、サブカラー:濃いブルー、関節:ダークグレー、ライトブルー:胴体側面 イエロー・レッド:一部シール補完
HGとしては比較的色分けされていますが、アクセントカラーは部分塗装推奨です。
・材質:PS(スチロール樹脂) ABS(関節パーツ)
ABS関節により保持力は比較的しっかりしています。
・ランナー数
成形品:8枚 ホイルシール:1枚 組立説明書:1冊
変形パーツがあるためHGとしてはやや多めの構成です。
付属品
■武装
・ビーム・ライフル
・シールド(ビームキャノン内蔵)
・ビーム・サーベル(クリア刃)
UC系連邦機らしいシンプルな装備構成です。
■変形パーツ
・WR形態用差し替えボディパーツ
完全変形ではなく差し替え方式のため、MS・WRどちらもシルエットが安定しています。
■ハンドパーツ
・武器持ち手
・平手
種類は最低限の構成です。
■シール
・センサー類
・胸部・肩部の色分け
・マーキング類
マーキングシールがあるため、素組みでもUCらしい情報量を演出できます。
可動ギミック
■全体可動
変形機構を持つキットですが、2010年HGとしては可動は良好です。
飾るだけでなく、ポージングも楽しめます。
■頭部・腕
首:ボールジョイント 肘:約90度可動(単関節)
肩は固定ジョイントのため、腕を大きく前に出すポーズはやや苦手です。
■胴体
腰回転:制限あり 前屈:控えめ
変形構造の都合で胴体可動は最低限となっています。
■脚部
脚部は比較的よく動きます。
膝立ち可能、安定した接地、つま先可動あり
脚のパネルラインも多く、スミ入れでかなり見栄えが良くなります。
■変形ギミック
リゼル最大の特徴が WR形態への変形。
本キットでは『差し替え変形方式』を採用しています。
これにより
『MS形態のプロポーション』 『WR形態のシルエット』
両方をバランス良く再現しています。
パッケージ・ランナー構成

箱は一般HGよりやや大きめ。
宇宙背景にMS形態・WR形、態両方が描かれた印象的なパッケージです。
モデリング解説
色分け
HGとしては良好ですが、
不足部分として
『胸部インテーク内部』 『レッドアクセント』 『イエローパーツ』
などがあります。
部分塗装をすると完成度がかなり上がります。
合わせ目
主な合わせ目ポイント
・肩アーマー中央
・ビームライフル
・胸部一部
変形構造の関係で、胸部は段落ちモールド化で処理するのが無難です。
塗装ポイント
おすすめ塗装箇所
・センサー(クリアグリーン)
・バーニア内部(メタリック)
・インテーク内部ブラック
・各部レッドアクセント
スミ入れ+部分塗装だけでもかなり化けるキットです。
改造・加工例
よく行われる改造として
『肩内部を削って可動域拡張』 『バインダーのヒケ修正』 『エッジ出し』
などがあります。
ディテールが多いため、工作するとかなり映えるキットです。
モデルとしての評価
素組み評価
レビューでは「思ったよりかなり出来がいい」 「2010年HGとしては高レベル」という評価が多く見られます。
特に、プロポーション・ディテール密度・WR形態
の完成度が高く評価されています。
弱点
古いHGのため
・肩可動が弱い
・腰回転が制限
・一部ポロリ
といった点はあります。
人気・立ち位置
UC連邦量産機HGの初期キットであり、
『ジェガン』 『スタークジェガン』
などと並べるとUC序盤の部隊再現が楽しめます。
また
『ディフェンサー装備』 『隊長機』
などのバリエーションキットも展開されています。
総評
HGUC 1/144 リゼルは、
可変機として破綻のないプロポーション ディテール密度の高さ スミ入れ映えするモールド
を兼ね備えた UC量産機HGの良作キットです。
可動は最新HGほどではありませんが、
塗装 改造 ディスプレイ
といった 「作り込む楽しさ」があるモデルです。
特にUC連邦機を揃えたい人、Z系可変機が好きな人
には、今でもおすすめできるHGキットと言えるでしょう。
