HGUC 1/144 136 デルタガンダム 詳細レポート

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画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

はじめに

今回は、2012年に発売された HGUC 1/144 デルタガンダム を徹底レビューしていきます。

本機は『機動戦士ガンダムUC MSV』に登場する幻のモビルスーツを、豪華な全身ゴールドメッキ仕様で立体化した注目のキットです。
百式の原型機という魅力的な設定に加え、差し替えによるウェイブライダー変形を搭載し、コレクション性と完成度を兼ね備えたモデルとなっています。

おすすめポイント

• 全身ゴールドメッキ仕様による圧倒的な存在感

• 百式が本来目指していた「可変MS」としての完成形を再現

• 差し替え式ながらスタイルを崩さないウェイブライダー変形

• 洗練されたプロポーションと豪華な外観

商品概要と特徴

HGUC デルタガンダムは「百式の原型機」という設定を持つMSN-001を1/144スケールで再現したガンプラです。

• 幻の機体ながら、設計データをもとにデルタプラスが開発されたという背景設定

• 百式と同様に耐ビーム・コーティングを施した金色の装甲

• 差し替えによるウェイブライダー形態を実現

これらの要素が、デルタガンダムを単なる派生機ではなく「ガンダムUC世界観を彩る幻の存在」として際立たせています。

発売情報

• 発売日: 2012年3月8日

• 価格: 発売当初 4,620円(税込) → 2025年9月より 5,720円(税込)に改定

• 販売形態: 一般販売

商品仕様

• スケール: 1/144

• 成型色: ゴールドメッキ、濃ブルー、赤、グレー

• ランナー数: 9枚(メッキパーツ多数・アンダーゲート採用)

• 材質: PS、PE、ABS

付属品一覧

• シールド×1

• ビーム・ライフル×1

• ビーム・サーベル×2

• サーベル用手首(右)×1

• ライフル用手首(右)×1

• 平手(左右)×各1

• 握り手(左右)×各1

• ウェイブライダー変形用差し替えパーツ

• ホイルシール×1

• 組立説明書×1

可動性能

デルタプラスのフレームをベースにしているため、最新のHGUCと比べるとやや制約があります。

• 首: ボールジョイント+前後スイング可動

• 肩: 水平まで可動、肘は約90度

• 膝: 二重関節で広めの可動

• 股関節: ボールジョイントだが開脚は狭め

• 足首: 前後スイング+ボールジョイント

• バインダー: ボールジョイントで可動

ポージングの自由度は限られますが、展示用としては十分な表情付けが可能です。

パッケージとランナー構成

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

• ゴールドメッキランナーは光沢が強く、アンダーゲート方式で美しさを維持

• 濃ブルー、赤、グレー成型色がアクセントを演出

• サーベル刃(クリアピンク)はSB6ランナー採用

高級感あるランナー構成で、開封時から満足度が高いキットです。

モデリング解説

色分け

金メッキパーツ主体で、シールは肩・前腕裏・脚部スラスター赤部などに使用

合わせ目

頭部・肩・腕・モモに一部出るがメッキで目立ちにくい

塗装

パチ組みでも豪華に仕上がるが、指紋やメッキ剥がれには注意

変形ギミック

差し替えによる ウェイブライダー変形を採用。

MS形態と飛行形態の両方で優れたプロポーションを維持し、変形後はシャープで戦闘機的なシルエットを実現します。

レビュー・評価まとめ

• 素組み評価: 高価格ながらメッキの高級感で満足度大

• 人気: 幻の機体が初立体化したことで、百式ファン・Z系MSファンから支持

• レビュー傾向: 「プロポーションの美しさ」「メッキの豪華さ」「変形ギミックの完成度」が高評価

一方で「可動範囲の狭さ」「価格の高さ」が指摘ポイント

総評

HGUC デルタガンダムは、コレクション性・豪華さ・完成度を兼ね備えた名キットです。

可動性能は控えめながら、観賞用モデルとしての完成度は非常に高く、特に百式や可変MSが好きなモデラーには必見のアイテムといえるでしょう。

高額な部類に入るHGUCですが、飾って楽しむガンプラを探している方には強くおすすめできる一品です。

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