MG 1/100 ソードインパルスガンダム 詳細レポート|圧倒的武装ボリュームと完成度の高さが魅力の一機

MG
画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

はじめに

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』より、主人公シン・アスカが搭乗したソードインパルスガンダムがMGシリーズで登場。

フォース、ブラストと並ぶ3種の装備換装形態の中でも、近接戦闘特化のソードシルエットを装備した姿が本機の最大の魅力です。

「MG 1/100 ソードインパルスガンダム」は、力強いプロポーションと優れた可動構造を両立し、両手持ちが可能な『エクスカリバー対艦刀』や『フラッシュエッジビームブーメラン』など、印象的な武装を完全再現。
劇中の迫力あるアクションシーンをそのまま再現できる完成度を誇ります。

本記事では、組み立てのポイントや可動・プロポーション・ギミックを中心に、MGならではのクオリティとソードインパルスの魅力をじっくりレビューしていきます。

主なおすすめポイント

MG 1/100 ソードインパルスガンダムの最大の魅力は、圧倒的な武装ボリュームと完成度の高い造形にあります。

本キットの最大の見どころは、新規造形のソードシルエット。
特に「エクスカリバーレーザー対艦刀」はその大きさと迫力が抜群で、ポージングさせると非常に映える仕上がりです。

さらに、フラッシュエッジビームブーメランのエフェクトパーツも非常にかっこよく、ソードインパルスファンにはたまらない完成度となっています。

発売は2009年とやや古いキットながら、今見てもクオリティの高さは健在。Ver.2.0が出る可能性も低そうなほど完成度が高く、今でも自信を持っておすすめできる名作MGキットです。

商品概要・特徴

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第1話から登場したソードインパルスガンダムが、マスターグレードとして立体化。

シン・アスカとルナマリア・ホークが搭乗した格闘戦特化型のインパルスガンダムで、本キットはMGフォースインパルスガンダムのリデコキット。

成形色がレッド基調に変更され、ソードシルエットが新規造形で付属しているのが最大の特徴です。

分離・合体ギミックなどの基本構造はフォースインパルスと共通ですが、ソード仕様特有の武装とカラーリングによって、まったく異なる印象を放ちます。シリーズの中でも人気が高く、「ソードが一番好き」というファンも多いバリエーションです。

発売情報・価格

• 発売日:2009年4月

• 定価:5,390円(税込)

• 型式番号:ZGMF-X56S/β

• ブランド:MG(Master Grade)

発売から15年以上経過した現在でも、中古市場では安定して流通しており、8,000円前後で取引されることが多いです。再販が長らく行われていないため、入手には新品ストックや中古品の確保が必要になります。

商品仕様

• スケール:1/100スケール

• 機体高:19.37m

• 本体重量:78.93t

• 素体:インパルスガンダム

• 装甲材質:ヴァリアブルフェイズシフト装甲

• 主動力:バッテリー

成形色の特徴

レッドを基調とし、ホワイト・グレー・ブルー・イエローを組み合わせた全5色構成。素組でも非常に優秀な色分けを実現しています。

グレーとホワイトの区別がやや分かりづらい箇所があるため、塗装時は濃いめのグレーを使うと仕上がりが引き締まります。

パッケージ・ランナー構成

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

フォースインパルスからの流用が多く、ランナー数は標準的なMG並み。大型武装のパーツも多く、丁寧なゲート処理が求められます。

付属品一覧

武装

• エクスカリバーレーザー対艦刀 ×2(連結・伸縮ギミック搭載)

• フラッシュエッジビームブーメラン ×2

• 対艦刀用ビームエフェクトパーツ

• ビームブーメラン用エフェクトパーツ

• 高エネルギービームライフル

• 機動防盾(シールド)

• フォールディングレイザー対装甲ナイフ ×2

その他付属品

• ソードシルエット/シルエットフライヤー

• 専用ディスプレイ台座

• マルチパック

• ホイルシール、マーキングシール、水転写デカール

• 1/100スケールフィギュア(シン・アスカ、ルナマリア・ホーク)

可動・ギミック

• 頭部・肩・肘・膝・足首など全体的に可動性が高く、アクションポーズが取りやすい構造

• 分離・合体ギミックにより、コアスプレンダー、チェストフライヤー、レッグフライヤーへの分離が可能

• エクスカリバー連結機構で二刀を合体させたアンビデクストランスフォーム形態を再現

• ソードシルエットのスラスターも可動し、ディスプレイ映え抜群

• マルチパック互換性で、MGストライク系のストライカーパック装着にも対応

モデリングポイント

色分け・塗装

• グレー部分を濃く塗装して立体感アップ

• 胸部V字はスミ入れで陰影を強調

• スラスター部分を蛍光塗料で仕上げると発光表現が映える

合わせ目処理

• 頭部サイド・ふくらはぎ裏・腰アーマー背面などに合わせ目あり

• 改造で合わせ目消しや裏打ち処理を行うとさらに完成度が上がります

塗装例

黒立ち上げ塗装を行うと、装甲の立体感が際立ちます。仕上げにスミ入れとつや消しトップコートを施すと落ち着いた質感に。

評価と総評

素組み・可動性

素組みでも完成度が非常に高く、ビームエフェクトを装着すれば映えるディスプレイが可能。

ただし足首の接地性がやや甘い点や、エクスカリバーの重量による腕への負荷には注意が必要です。

耐久性

ジョイントの保持力は良好ですが、長期間の使用で緩みが出る場合があります。特にソード収納部の軸は個体差があり、微調整が必要なことも。

人気・市場評価

インパルスのバリエーション中でも圧倒的な人気を誇るソードタイプ。中古市場でも安定した需要があり、今でも高評価のキットです。

組み立て時間・難易度

• 組み立て時間:素組みで10~12時間前後、塗装・デカール込みで24~48時間程度

• 難易度:中級者向け。分離・合体ギミックの理解がポイント

総評

MG 1/100 ソードインパルスガンダムは、2009年発売ながら今なお通用する完成度の高い名作キットです。

新規造形のソードシルエットとエクスカリバーの存在感が抜群で、迫力あるアクションを楽しめます。

一部ジョイントの緩さや保持力に注意が必要ですが、それを補って余りある魅力を持つ傑作MG。

『ガンダムSEED DESTINY』ファンや、ソードインパルス推しのモデラーにはぜひ手に取ってほしい一品です。

再販が機会が少ない今、気になる方は見つけた時が買い時です。

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