MG 1/100 ジオング 詳細レポート

MG

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

はじめに

MG 1/100 ジオングは、2002年に発売されたマスターグレードの中でも、今なお高い評価を受け続けている異色の大型キットです。

脚部を持たないという原作設定を忠実に再現しながら、豊富な可動ギミックと圧倒的な存在感を両立した本機は、発売から20年以上が経過した現在でも「傑作MG」と語られる存在となっています。

本記事では、MG 1/100 ジオングの仕様・可動・組立時の注意点・塗装や改修のポイント・RG版との比較評価までを網羅的に解説。

これから購入を検討している方はもちろん、すでに積んでいる方、改修や全塗装を考えているモデラーにも役立つ内容をお届けします。

MG 1/100 ジオング

MG 1/100 ジオングは、2002年7月に発売されたマスターグレードキットです。

発売から20年以上が経過しているにもかかわらず、内部フレームの作り込みや可動範囲の広さ、独特のシルエットによる存在感は、現在でも十分に通用する完成度を誇ります。

当初のメーカー希望小売価格は6,600円、現在は7,040円に改定されています。

1/100スケール、全高約250mm、重量約600gという大型サイズで、脚部のない宇宙戦仕様を忠実に再現。付属スタンドを使用することで、前腕メガ粒子砲を展開したダイナミックなディスプレイが可能です。

一方で、古い設計ゆえに関節の緩さや色分け不足といった注意点も存在しますが、適切な補強や部分塗装によって十分にカバー可能です。

ジオングファンであれば、今なお「必携」と言える一作です。

商品概要と特徴

MG 1/100 ジオングは、TVアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する最終決戦用モビルスーツ「ジオング」を、マスターグレードで立体化したキットです。

脚部を持たない代わりに、巨大なスカートユニットと多数のスラスター、計13門のメガ粒子砲を装備する設定を忠実に再現しています。

• 発売日:2002年7月下旬

• メーカー:バンダイスピリッツ

• スケール:1/100

• グレード:MG(マスターグレード)

• 本体高さ:約250mm

• 重量:約600g

• 希望小売価格:7,040円(税込)

主なおすすめポイント

圧倒的なサイズ感と存在感

1/100スケールの中でも特にボリュームがあり、脚のない独特なシルエットが展示時に強烈な印象を与えます。

豊富な可動ギミック

腰や肩の引き出し機構により、大きくのけぞるポーズや、劇中を彷彿とさせる腕の展開が可能。前腕部は有線式メガ粒子砲として分離できます。

古さを感じさせない内部フレーム

2002年製とは思えないほど、内部パイプやシリンダーのモールドが細かく、見えない部分まで高密度な設計です。

専用スタンド付属

本体用スタンドと左右前腕用スタンドが付属し、ジオングならではの浮遊・攻撃ポーズを安定して再現できます。

発売情報と価格動向

MG 1/100 ジオングは発売以降、定期的に再販が行われています。

2025年にも再販実績があり、20年以上前のキットとしては比較的入手しやすい部類です。

市場価格は新品で5,000円〜10,000円前後と幅がありますが、定価付近で入手できる機会も少なくありません。中古品の場合は、ABSパーツの状態確認が重要です。

商品仕様の詳細

スケール・サイズ感

本体のみで高さ約250mm。MGガンダムVer.2.0などと比べると極端に大きいわけではありませんが、脚部がない分、塊感と存在感は非常に強く感じられます。

成型色・色分け

成型色はグレーを基調とし、ブルー・レッド・イエローが部分的に配置されています。

ただし近年のMGと比べると色分けは控えめで、完成度を高めるには塗装や部分塗装がほぼ必須です。

ランナー構成・材質

ランナーは推定15〜20枚前後。

外装はPS素材、内部フレームや関節部にABSが使用されており、特に手指や肩関節は緩くなりやすい傾向があります。

付属品

• 本体一式

• 本体用スタンド

• 左右前腕用スタンド

• ビームサーベル

• デカール・シール

• 組立説明書

特に前腕用スタンドは、ジオングらしい攻撃的なディスプレイには欠かせない重要な付属品です。

パッケージ

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

可動ギミック解説

頭部・胴体

• 頭部は着脱可能

• モノアイ可動

• 腰部引き出し機構により、大きな前後可動が可能

腕部

• 肩の引き出し機構

• 多軸可動の肘関節

• 前腕部は分離し、有線メガ粒子砲として展示可能

スラスター

スカート内部のスラスターは可動し、メカニカルな情報量の多さを演出します。

モデリング・改修ポイント

塗装の方向性

全塗装よりも、成型色活かし+部分塗装がおすすめです。

• 内部パイプ:メッキシルバー

• スラスター内部:メタリックレッドや焼け表現

• フレーム露出部:ダークグレー

• 墨入れ+デカールで情報量アップ

合わせ目処理

以下の箇所は合わせ目が目立つため、処理すると完成度が向上します。

• スカート外装

• 胴体前後

• 腕部側面

モノアイ改修

純正のモノアイは簡易的なため、別売りのサイトレンズなどに交換すると印象が大きく向上します。

評価と位置づけ

ポジティブな評価

• 1/100ならではの迫力

• 古さを感じさせない内部ディテール

• ジオングらしいギミック表現

注意点

• 関節の緩さ(補強推奨)

• 色分け不足

• スタンド必須の展示形式

RG版との比較

RG版は精密さと最新設計が魅力ですが、MG版はサイズ感と重厚感で勝るという明確な強みがあります。

「1/100スケールのジオング」を求めるなら、今でもMG版が最有力候補です。

結論・総評

MG 1/100 ジオングは、単なる旧キットではなく、今なお現役で楽しめる不朽の名作MGです。

脚のない設定を弱点ではなく個性として昇華した設計思想と、20年以上前とは思えない内部フレームの作り込みは、現在でも高く評価できます。

塗装や関節補強といった手間は必要ですが、それを楽しめるモデラーにとって、本キットは確実に「買って後悔しない一作」です。

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