
はじめに
『機動戦士ガンダムAGE』第2世代の主役機「ガンダムAGE-2 ノーマル」を、マスターグレード(MG)で立体化した本キット。
2012年発売ながら、現在のガンプラと比較しても見劣りしない完成度を誇り、特にストライダーフォームへの完全変形という革新的な設計で高い評価を受けています。
本記事では、MG 1/100 ガンダムAGE-2 ノーマルの魅力やギミック、可動性、弱点までを詳しくレビューしていきます。
商品概要
MG 1/100 ガンダムAGE-2 ノーマルは、テレビアニメ『機動戦士ガンダムAGE』に登場する第2世代主人公・アセム・アスノの搭乗機を立体化したマスターグレードモデルです。
AGE-1の後継機として設計された本機は、宇宙戦での高機動性を重視し、ストライダーフォームと呼ばれる高速移動形態への変形機構を備えています。
本キットでは、このストライダーフォームへの変形を差し替え最小限で完全再現。
HG版で指摘されていた不満点を解消し、MGならではの精密さと説得力を兼ね備えた内容となっています。
おすすめポイント
1. 色分けが完璧な素組み完成度
関節ランナーにABS樹脂を使用していない点が、本キット最大の特徴のひとつです。
ホワイト、グレー、ブルーといった複数の成型色を巧みに使い分け、パチ組みでも設定色をほぼ完全再現しています。
ウイング先端部の一部グレーを除けば、塗装を必要としないレベルの色分けで、初心者でも高い完成度を得られます。
2. ストライダーフォームへの完全変形ギミック
最大の魅力は、手首パーツの差し替えのみで実現する完全変形機構です。
HG版では差し替え式だった股関節はロック機構に改良され、変形時の安定性が大幅に向上しています。
• 胸部が立体的にせり上がり、顔を覆う構造
• 肩部銃口が自然に露出する二重構造
• 膝・足裏ノズルの引き込みによる一体感
これらの工夫により、変形後のシルエットは非常にメカニカルで説得力のある仕上がりです。
3. MGオリジナル解釈「ランディングギア」展開
海老川兼武氏の追加画稿を反映したMG独自ギミックとして、ランディングギア展開機構が搭載されています。
ニーアーマーを展開し、駐機状態での展示が可能となることで、ストライダーモードの新たな楽しみ方を提案しています。
4. 豊富なハンドパーツと精密ディテール
ハンドパーツは4種類(左右各1セット)が付属し、武器保持や変形時の表現まで幅広く対応。
MG化により、頭部・胸部・背部スラスターなどのディテールもHGから大幅に強化されています。
商品仕様
• グレード:MG(マスターグレード)
• スケール:1/100
• 成形品枚数:17枚
• ABS樹脂:不使用
• クリアパーツ:クリアグリーン
• 対象年齢:15歳以上
• 発売日:2012年8月11日
• 定価:5,060円(税込)
シール・デカール構成
• カラーシール
• マーキングシール
• ガンダムデカール(ドライデカール)
• ネーマーシール
• シルバーシール(胸部Aマーク・目裏用)
特にシルバーシールを使用したAGEシステムマークは、立体感と高級感を演出します。
パッケージ

可動性と安定性
可動範囲
可動域は非常に広く、立ち姿からアクションポーズまで幅広く対応可能です。
首・肘・膝・足首の可動性は特に優秀で、ヒザ立ちも問題なくこなします。
安定性の課題
一方で弱点も存在します。
• 脚部関節がやや緩く、上半身の重量を支えきれない場合がある
• 肩関節の保持力が弱く、ライフル装備時に垂れやすい
• ストライダーモード時の脚部保持がやや不安定
そのため、素組み状態では派手なアクションポーズよりも直立・軽いポーズ展示がおすすめです。
製作難易度と評価
• 組立難易度:★★☆☆☆
• 塗装難易度:★☆☆☆☆
ABS不使用で組みやすく、パーツ数もMGとしては控えめ。
変形工程だけは説明書をよく確認しながら進める必要があります。
総評
総合評価:★★★★☆(4/5)
MG 1/100 ガンダムAGE-2 ノーマルは、
色分け・完全変形・ディテール表現の三拍子が揃った、AGE系ガンプラ屈指の傑作です。
脚部の安定性という弱点はあるものの、それを補って余りある完成度と満足感を提供してくれます。
AGE作品に思い入れがない方でも、MGの進化を体感できるキットとして十分おすすめできる一体です。
