
はじめに
MGシリーズの中でも長年にわたり高い評価を受け続けているのが、「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」です。
TVアニメ版のイメージを重視したプロポーションに、フルアクションインナーフレームとコア・ファイターギミック、さらに豊富な武装を備えた本キットは、発売から年月が経った現在でも“アニメ版ガンダム決定版MG”として語られる存在です。
本記事では、その特徴や可動性能、モデリング面でのポイントまでを詳しく解説していきます。
主なおすすめポイント
TV版イメージ重視のプロポーション
アニメ劇中のシルエットを徹底的に再現した外装デザインが最大の魅力です。細すぎず太すぎないバランスの取れた体型で、「これぞRX-78-2」と感じさせる王道スタイルに仕上がっています。
フルアクションインナーフレーム+コア・ファイター搭載
胴体内部にはコア・ファイターを内蔵しつつ、腰のひねりや前後可動をしっかり確保。ギミックと可動性能を両立したMGらしい構造が採用されています。
高接地性と安定したポージング
足裏の三重関節構造により接地性が非常に高く、片足立ちや前傾姿勢でも安定感があります。ビーム・ジャベリンやガンダム・ハンマーなど、重量感のある武装を使ったポーズも無理なく決まります。
武装・ギミックが非常に豊富
ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、シールドといった定番装備に加え、スーパー・ナパーム、ガンダム・ハンマー、ビーム・ジャベリンまで付属。プレイバリューの高さはMGの中でも屈指です。
MGとしては手頃な価格帯
定価4,620円(税込)という価格設定ながら、この武装量とフレーム構造を備えており、コストパフォーマンスの高いスタンダードMGとして評価されています。
商品概要・特徴
• 商品名:MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0(No.111)
• 登場作品:機動戦士ガンダム(TVアニメ版)
• グレード:マスターグレード(MG)
本キットは、ハイディテール路線のVer.3.0とは異なり、「TVアニメのガンダム」を素直に立体化する方向性で設計されています。
フルアクションインナーフレームの採用により、コア・ファイター内蔵という制約がありながらも、高い可動域と自然なポージングを両立している点が大きな特徴です。
コア・ファイターは劇中同様にコア・ブロックへ変形し、収納時にはコクピットシートが正面を向くギミックまで再現されています。
発売情報・価格
• 発売日:2008年7月
• 商品ナンバー:MG No.111
• 定価:4,620円(税込)
商品仕様(スケール・成型色・材質)
• スケール:1/100
• グレード:MG
• 材質:PS、ABS、PE、PVC
• 成型色:ホワイト、ブルー、レッド、イエロー、グレー系
ランナー構成は、インナーフレーム用グレーランナーを中心に、外装色分けランナー、武装用ダークグレーランナー、クリアパーツやポリキャップ類が付属するMG標準〜やや多めのボリュームです。
付属品
付属する武装・オプションは以下の通りです。
• ビーム・ライフル(スーパー・ナパーム装着可能)
• スーパー・ナパーム
• ハイパー・バズーカ
• ビーム・サーベル×2
• ビーム・ジャベリン
• ガンダム・ハンマー
• シールド
さらに、アムロ・レイの1/100フィギュアが3体(私服立ち、パイロットスーツ立ち、座り姿)付属します。
マーキング類はマーキングシール、ホイルシール、ドライデカールが同梱され、別売りのガンダムデカールにも対応しています。
可動ギミック
フレーム・体幹
コア・ファイター内蔵を前提としながらも、腰のひねりや前後可動が可能なフルアクションインナーフレームを採用。格納状態でもダイナミックなポーズが取れます。
下半身・接地
足裏は三重関節構造となっており、接地性と安定感が非常に高いのが特徴です。股関節の可動範囲も広く、深い膝曲げや片膝立ちに近いポーズも自然に再現できます。
武装ギミック
ビーム・ライフルはスコープやフォアグリップが可動し、スーパー・ナパームの装着も可能。
シールドは前腕・背面マウントに対応し、コア・ファイターは完全変形ギミックを備えています。
パッケージ・ランナー構成

パッケージはMG標準の縦長ボックスで、アニメのビジュアルを思わせるイラストデザインです。
ランナーはインナーフレーム、外装色別、武装用、クリアパーツ、ポリキャップ類で構成されており、作りごたえのある内容となっています。
モデリング解説(色分け・合わせ目・塗装)
色分け・パーツ分割
成型色だけでもTV版カラーを高いレベルで再現可能です。目やダクト周りはシール補完ですが、部分塗装を施すことで完成度が一段と向上します。
合わせ目処理
武器類(ライフル、バズーカ、ハンマー、ジャベリン)にはモナカ構造が残るため、合わせ目消しの練習にも向いています。
前腕や肩は段落ち処理が多く、大きな問題はありません。
塗装・加工の方向性
素組み+スミ入れ+トップコートだけでも十分な見栄えになります。
全塗装派であれば、アニメ寄りの淡色トーンやリアルタイプカラーへのアレンジもおすすめです。
フレームをメタリック系で塗り分けると、MGサイズならではの情報量アップが楽しめます。
モデルとしての評価
素組み評価
「アニメ版ガンダムとして完成度が高い」「今組んでも古さを感じない」といった評価が多く、素組みでも満足度の高いキットです。
可動・ギミック・武装量のバランスが良く、MG入門用としても定番的な存在です。
人気・立ち位置
Ver.3.0登場後も、「アニメ版78ならVer.2.0」という評価は根強く、現在でも国内外で安定した人気を保つロングセラーMGとなっています。
結論・総評
MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0は、
TVアニメ準拠の王道プロポーション、コア・ファイター変形ギミック、高い可動性能と豊富な武装を兼ね備えた完成度の高いキットです。
細密感を重視したVer.3.0とは方向性が異なり、「アニメ版ガンダムをMGで楽しみたい」「標準的な難易度で作りごたえを味わいたい」というモデラーにとって、今なお非常に有力な選択肢と言えるでしょう。

