
はじめに
真紅の機体が放つ圧倒的な存在感――。
『機動戦士ガンダムユニコーン』に登場するネオ・ジオンの象徴的モビルスーツ「シナンジュ」を、マスターグレードで立体化したのがMG 1/100 MSN-06S シナンジュ(2013年アニメ仕様版)です。
本記事では、Ver.Ka版からの変更点、成型色や可動ギミック、組み立てやすさ、モデラー目線での評価までを徹底的にレビューしていきます。
商品概要
「MG 1/100 シナンジュ(アニメ仕様版)」は、『機動戦士ガンダムユニコーン』に登場するフル・フロンタル専用モビルスーツを再現したマスターグレードキットです。
2013年3月27日に発売され、価格は8,250円(税込)。2008年発売のVer.Ka版をベースに、劇中仕様を意識した実用的なアップデートが施されています。
最大の特徴は、アニメ本編で使用されたシナンジュバズーカの付属と、内部フレーム素材の変更。外観の完成度を維持しつつ、遊びやすさと塗装適性が向上したモデルとなっています。
おすすめポイント
戦闘機のような曲線美を忠実に再現
シナンジュ最大の魅力である、有機的かつ流麗なフォルムを極めて高い精度で立体化。
全身の複雑な曲面はプラスチック成型とは思えないほど滑らかで、素組み状態でも非常に高い完成度を誇ります。
光沢トップコートを施すことで、スポーツカーのような艶やかな質感が一層引き立ちます。
アニメ仕様ならではのバズーカ付属
本キット最大の差別化ポイントが、シナンジュバズーカの同梱です。
砲身には伸縮ギミックが搭載され、リアアーマーへの懸架も可能。武装の存在感が増し、ポージングの幅が大きく広がります。
MGらしい多彩な可動ギミック
• モノアイ連動可動
• 背部スラスターの展開
• 腰部の前後スライド機構
• 前後に開く腰アーマー
など、各部にギミックが仕込まれており、大型キットながらダイナミックなポーズが可能です。
フレーム素材変更による塗装適性向上
Ver.Ka版で使用されていたABSフレームは、本仕様ではPS素材へ変更。
これにより、内部フレームの塗装やカスタマイズが容易になり、塗装派モデラーにとって扱いやすい構成となっています。
商品仕様
• スケール:1/100
• グレード:マスターグレード(MG)
• 発売日:2013年3月27日
• 定価:8,250円(税込)
• ランナー数:約22枚
• 主材質:PS(外装・フレーム)
成型色・色分け
成型色は非常に緻密で、素組みでも十分にシナンジュらしさを再現できます。
• 赤外装:3段階の濃淡で色分け
• 黄色パーツ:バーニア周辺を中心に成型色で再現
• 内部フレーム:ダークブルー・ブラウン系
• ビーム系:クリアイエロー成型
エングレービング部分は未塗装でも映えますが、ゴールド塗装+スミ入れを施すことで、さらに高級感が増します。
付属品一覧
• シナンジュバズーカ(伸縮ギミックあり)
• ビーム・ライフル
• グレネード・ランチャー
• シールド(ビーム・アックス収納)
• ビーム・サーベル(クリアイエロー)
• マーキングシール/メッキデカール(選択式)
パッケージ

可動ギミック解説
• 頭部:モノアイ可動あり。見上げは良好、顎引きはやや制限あり
• 胴体:腰部360度回転+前後スライドで自然な動き
• 腕部:Y字可動、肘は深く曲がる
• 脚部:膝の可動域が広く、足首も多軸可動
• バックパック:スラスター展開&フレキシブル可動
自重があるため、アクションベース1の使用はほぼ必須です。
組み立て・モデリング
パーツ数は多いものの、ランナー配置が非常に良く、組み立てやすさは大型MGの中でもトップクラス。
一方で、肩やヘルメット部の合わせ目処理、腰ジョイントの圧着には注意が必要です。
エングレービング塗装は難度が高く、中・上級者向けですが、挑戦しがいのあるポイントでもあります。
総合評価
素組み評価:★★★★★(非常に高い)
可動・ギミック:★★★★★
組み立て難度:★★★☆☆(中級者以上推奨)
MGシナンジュ(アニメ仕様版)は、
「美しさ・可動・存在感」すべてを高水準で兼ね備えた、MGシリーズ屈指の名キットです。
結論
MG 1/100 シナンジュ(2013年アニメ仕様版)は、
シナンジュという機体の魅力を最大限に引き出した完成度の高いMGキットです。
• 素組み派でも満足できる完成度
• 塗装・改造派にも応える素材と構造
• 大型MGならではの迫力と満足感
長く楽しめる一体を求めている方には、間違いなくおすすめできる名作キットと言えるでしょう。

