MGSD ガンダムバルバトス 詳細レポート

MGSD
画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

はじめに

「MGSD ガンダムバルバトス」は、SDガンダムの可愛らしさとマスターグレード級の技術を融合させた革新的キットです。

SDとは思えない圧倒的な可動範囲、緻密な内部フレーム、豪華な成型色とクリアパーツ構成など、ガンプラの新たな可能性を切り開く傑作として高く評価されています。

本記事では、MGSD ガンダムバルバトスの仕様・特徴・可動ギミック・組立て難度、そしてビルダー視点での評価まで、徹底的にレビューします。

購入を検討している方はもちろん、組立て前の予習にもぜひご活用ください。

主なおすすめポイント

MGSD ガンダムバルバトスは、SD頭身のハイエンドブランド「MGSD」の第2弾として登場した革新的キットです。

最大の特徴は、小型のSDスタイルでありながら、マスターグレード級の複雑な可動ギミックと精密ディテールが凝縮されている点。

特に優れているポイント

『ガンダム・フレームの立体再現』

『鉄血のオルフェンズ』の象徴ともいえるガンダム・フレームを、SDスケールとは思えないレベルで精密再現。外装を外すと内部構造が全て露出し、メカニカルな魅力を存分に堪能できます。

『充実した可動ギミック』

頭部4軸可動、胴体の前後・左右スイング、肘・腰シリンダーの連動、膝装甲の追従ギミックなど、MG顔負けの構造。

『豊富な付属武装』

メイス、太刀、300mm滑腔砲の3種すべてをバックパックにマウント可能。余剰パーツゼロのスマート設計。

『素組みで高完成度』

シール不要、成型色だけで完成度が非常に高く、初心者でも満足できる仕上がり。

商品概要・特徴

MGSD ガンダムバルバトスは2023年10月21日に発売された、MGSDシリーズの第2弾キットです。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の主人公機をSDスタイルで立体化し、SDのデフォルメ感とMGの高い技術を融合した “次世代ハイエンドSD” と位置付けられています。

内部フレームはガンダムフレーム設定を最大限活用し、外装を外した状態でも高い完成度を誇る精密造形。

「小型MG」と呼ぶには不適切なほど独自性の高い設計思想で、シリーズ全体の方向性を決定づけた重要なキットです。

発売情報・価格

• ブランド:MGSD(Master Grade Super Deformed)

• 発売日:2023年10月21日

• 定価:4,290円(税込)

• 商品番号:2655095

• 対象年齢:15歳以上

価格はHGより高いですが、MGクラスの作り込みと豪華仕様を考えると十分納得の内容。

発売以降、再販してもすぐ売り切れる人気キットで品薄が続いています。

商品仕様(スケール・成型色・材質など)

• 全高:約115mm

• スケール:ノンスケール(SD)

• 成型色:ホワイト、ブルー、レッド、イエロー、ダークグレー、ゴールド、シルバー、他

• 主要材質:ABS、KPS、クリアパーツ

• ランナー数:8ランナー(A、B×2、C1・C2、D1・D2、E、F1・F2、G1・G2、H)

• パーツ構成:KPS使用のガンダムフレーム、ポリキャップレス

ゴールド・シルバーには「リアルメタリックグロスインジェクション」が使われ、金属光沢が非常に美しく、素組みで豪華に仕上がる点が魅力です。

付属品

• メイス×1

• 太刀×1

• 300mm滑腔砲×1

• 武器用ジョイントパーツ×2

• ディスプレイ用ジョイント

• マーキングシール

武装3点は全てバックパックにマウント可能で、余剰パーツ無し。

鉄華団エンブレムを中心としたマーキングシールが付属します。

可動ギミック解説

MGSD バルバトスの可動は、SDの枠を大きく超えています。

• 頭部(4軸可動)
大きく上を向く・顎を引くなど、表情付けの自由度が高い。

• 胴体
左右スイング+前後可動を実現し、胸部の動きに合わせて腹部シリンダーが連動。

• 肩部
アーマーの引き出し展開ギミックを搭載し、腕部を大きく見せる独自機構。

• 腕・肘
シリンダーが可動に合わせて連動し、メカニカルな動きを楽しめる。

• 膝
膝アーマーが連動可動。SDながら自然な屈伸ポーズが可能。

• バックパック
スラスター開閉や武器マウントアーム展開など、機能性が高い。

パッケージ・ランナー構成

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS

パッケージはMGに近い大きさで、迫力満点。

メイスを振り上げた力強いバルバトスが描かれ、背面には可動ギミックやフレーム構造の解説も。

ランナー構成は8種で、SDとしては非常にボリュームがあります。

• A/Bランナー:ガンダムフレーム(ダークグレーKPS)

• C/Dランナー:ゴールド・シルバーのメタリック成型色

• Eランナー:多色成型の外装

• F1/F2ランナー:ホワイト外装

• G/Hランナー:武器・バックパックなどのダークグレー

モデリング解説(色分け・合わせ目・塗装など)

色分け

素組みで完璧に近い色分けを実現。

ツインアイや胸部・肩部のクリアパーツも豪華で、作り甲斐があります。

合わせ目

• メット:合わせ目無し

• 300mm滑腔砲:一部合わせ目あり(処理推奨)

クリアパーツ

胸・肩・膝の“リフレクションカット”パーツは光を拾いやすく、仕上がりが非常に美しい。

塗装例

• ホワイト:ガラスパール系で光沢アップ

• シリンダー:シルバー塗り直し

• クリアパーツ裏:シルバー → 発光感UP

• ウェザリング:フレーム塗装+ドライブラシで質感向上

モデルとしての評価

素組みの完成度

非常に高く、シール不要で豪華な見た目に仕上がる点はトップクラス。

可動性

SDキットとは思えない可動域。

メイス両手持ち、ヤンキー座りなど、多彩なポージングが可能。

組立てやすさ

パーツ数は多めだが説明書が丁寧で、初心者でも組める難易度。

小さいパーツ(顎、ツインアイ)には注意が必要。

人気

MGSD フリーダムに続き大ヒットキット。

再販されても売り切れるほどの人気で、シリーズの未来を担う存在。

結論・総評

MGSD ガンダムバルバトスは、SDの可愛さとMGの本格ギミックを融合した唯一無二の傑作キットです。

• SDなのに動く!

• SDなのに内部フレームが緻密!

• SDなのに素組みでカッコいい!

という “贅沢すぎるSD” として、ガンプラファン全体から支持されています。

組立てはやや時間がかかりますが、そのぶん完成した時の満足度は非常に高く、初心者からベテランまで幅広くおすすめできる内容です。

鉄血ファン、SD好き、可動好き、メカ好き――どの視点からも満足できる、まさに「ハイエンドSD」の名にふさわしい1体です。

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