

はじめに
PG(パーフェクトグレード)シリーズの中でも、圧倒的な存在感を誇るのが PG 1/60 ストライクフリーダムガンダム です。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の象徴的な機体を、カトキハジメ氏のリファインデザインで立体化。
PG史上最大級のスケールと複雑なギミックを備えた本キットは、まさに“究極のストライクフリーダム”と呼ぶにふさわしい完成度を誇ります。
この記事では、PGストライクフリーダムガンダムの仕様・特徴・ギミック・組み立て難易度などを徹底解説します。
購入検討や製作の参考にぜひご覧ください。
主なおすすめポイント
『PG史上最大級のスケール感』
スーパードラグーンを展開させた際の存在感は圧倒的。ほかのPGキットを凌駕する迫力を誇ります。
『カトキハジメ氏によるリファイン』
プロポーションやディテールが徹底的にブラッシュアップされ、究極のストライクフリーダムが実現。
『スーパードラグーン射出展開ギミック』
スライド操作+スプリング機構により、射出準備から展開まで一連の動作を楽しめます。
『黄金部位のエクストラフィニッシュ加工』
完全新規の可動内部骨格により、動きに合わせて輝く金色パーツが効果的に露出。
商品概要・特徴
PGストライクフリーダムは2010年に初登場。以来、数度の再販を経て現在でも高い人気を誇っています。
• 発売日: 2010年12月11日
• 定価: 27,500円(税込)
• 改定価格: 29,150円(税込)
最大の特徴は 完全新規造形の可動式内部骨格。
スライド機構を備えた外装と内部骨格が連動し、黄金部位の露出が美しく表現されます。
さらに新機構関節によって保持力が向上し、重量級の本体でも安定したポージングが可能です。
商品仕様
• スケール: 1/60
• ランナー数: 30枚超(A〜Zを超えWCまで)
• 総パーツ数: 927個
• 材質: ABS樹脂、PS樹脂、ポリアセタール
• 重量: ランナー総重量2kg超
成形色にはエクストラフィニッシュ(金)、通常カラー(白・青・赤・黄)が採用され、脚部シリンダーなどにはメッキパーツが使用されています。
パッケージ

付属品
• 成形品×55
• テトロンシール、ホイルシール
• 頭部LEDユニット一式(電池別売:LR41×2)
• スプリング×8(ドラグーン用)
• PETシールド
• 解説書、組立説明書
• 1/60 キラ・ヤマト(オーブ軍服姿)フィギュア
• 角度調整可能な専用ベース
可動ギミック
基本可動
首二重、肩三重、肘三重、手首二重+全指関節可動、腰・股関節二重、足首四重などPGならではの広範な可動域を実現。
特殊ギミック
• スーパードラグーン展開(スプリングギミック搭載)
• 肩部・大腿部・前腕装甲の連動スライド
• 脹脛スラスター開閉
• 腰部レールガン展開
• コクピットハッチ開閉(PG恒例ギミック)
モデリング解説
• 色分け
3種類の金成形色を使用。塗装不要でも豪華な仕上がりですが、部分的にムラが見られることも。
• 合わせ目
アンダーゲート方式で美しい仕上がり。ただし一部に通常ゲートも混在。
• 加工・補強
翼基部の強度不足が指摘されており、真鍮線補強が有効。ドラグーン機構は精密調整が必要。
モデルとしての評価
素組み評価
927パーツを誇り、製作には長時間が必要。片足ブーツだけで54パーツ・1時間以上かかるほど。
人気と課題
「迫力満点」「究極の存在感」と高評価な一方で、ドラグーンの不具合や翼基部の脆さが課題とされます。
難易度
MGを組める方なら挑戦可能ですが、上級者向け。根気・時間・スペースが求められるキットです。
結論・総評
PGストライクフリーダムガンダムは、圧倒的スケールと洗練されたデザインを誇るPGシリーズの象徴的存在です。
ディスプレイすれば確実にコレクションの中心を飾る一方で、製作難易度や構造的な弱点も無視できません。
『おすすめできる人』
• PG経験者・上級モデラー
• ストライクフリーダムファン
• 大型ディスプレイスペースを確保できる方
『注意が必要な人』
• 初心者・中級者
• 短時間で製作したい方
• 完璧なギミック動作を求める方
総じて本キットは、「挑戦する価値のある究極の一品」でありながら、同時に“特級呪物”級の覚悟を要する難物キットです。
購入前に十分な準備と理解を持つことで、その魅力を最大限楽しむことができるでしょう。
