
はじめに
圧倒的密度の1/144スケール ― RG ダブルオーライザーの魅力を徹底レビュー!
2015年に発売された「RG 1/144 ダブルオーライザー」は、RGシリーズ第18弾として登場。
ツインドライヴシステムを搭載した「ダブルオーガンダム」と支援機「オーライザー」をセットにした豪華構成で、発売から現在に至るまで高い人気を誇っています。
本記事では、その圧倒的なディテール・ギミック・完成度を細かく掘り下げてご紹介します。
主なおすすめポイント
ボリューム満点の内容
ダブルオーガンダムとオーライザーがセットになった豪華仕様。
さらに粒子貯蔵タンク型パーツも付属し、劇中終盤仕様も再現可能。
この価格帯でここまで内容が詰まったキットは、まさに「RG屈指のコスパ」といえます。
精密な色分けとディテール
細かいパーツ分割により、素組みでも色分けは完璧。
クリアグリーンのGNコンデンサーが美しく、リアリスティックデカールを組み合わせることで、金属的な質感が際立ちます。
合体・分離ギミックの再現
オーライザーのウイング部にスライド機構を搭載し、合体時のシルエットを美しく保持。
RG独自設計により、バインダー展開時も自然なバランスを維持します。
剣劇アクションも自在
円運動可動構造の採用により、GNソードを振り抜くようなダイナミックなポージングが可能。
RGならではの広い可動範囲が活きる構造です。
商品概要・特徴
• 作品名:機動戦士ガンダム00
• 型式番号:GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー
• 発売日:2015年4月29日
• 価格:3,630円(税込)
• 販売形態:一般販売
本キットは「アドヴァンスドMSジョイント7」を採用。内部フレームを持つことで、1/144スケールながらMGに迫る可動性を実現しています。
GNドライヴやコクピットハッチの開閉ギミックなど、細部の再現度も圧巻。
成型色・ランナー構成
成型色はホワイト・ブルー・レッド・イエロー・グレー・クリアグリーンなど、原作のイメージを忠実に再現。
クリアパーツを多用したランナー構成で、全12枚。Aランナーには多色成形が採用され、RGらしい緻密な設計が光ります。
特にIランナーには「RG ダブルオーライザー」と表記されており、企画段階の名残を感じさせる仕様です。
付属品一覧
• GNソードⅡ ×2(連結・変形可能)
• GNソードⅢ(ライフル/ソードモード切替式)
• GNビームサーベル ×2
• GNシールド ×2(連結可能)
• 各種エフェクトパーツ
• 粒子貯蔵タンク型パーツ
• ランディングギア
• 1/144 刹那・F・セイエイ&沙慈・クロスロードフィギュア
• リアリスティックデカール
内容物の充実度は非常に高く、まさに「これ一箱でダブルオーライザー完全再現」が可能です。
パッケージ

可動ギミック
肩・肘・股関節の可動は広く、膝立ちや正座も可能。
GNドライヴは脱着式で、角度調整も自由自在。
バインダーの展開・スライド機構により、合体時も美しいシルエットを維持します。
細かな装甲の可動や、リアルなコクピット開閉ギミックも搭載されています。
モデリング面のポイント
色分け・塗装
素組みでの完成度が非常に高く、塗装派にはさらに質感を引き上げる楽しみも。
特に頭部スリットやセンサー部の塗装で印象が引き締まります。
また、リアリスティックデカールは金属質の輝きを強調し、GNコンデンサーの質感をよりリアルに演出します。
加工・仕上げの工夫
モールドが細かいため、筋彫りの掘り直しやグラデーション塗装でさらに完成度を高められます。
塗装派にも大いに楽しめる構成です。
評価・総評
長所
• 圧倒的な色分けとプロポーション
• 豪華セット内容と高コスパ
• 素組みでも高完成度
• 合体ギミックの完成度が非常に高い
短所
• 自立が難しく、スタンド必須
• バックパックやバインダーの外れやすさ
• 肩アーマーの保持力がやや弱い
総評
「RG 1/144 ダブルオーライザー」は、1/144スケールの限界に挑んだ傑作キットです。
精密な造形とギミックの詰め込み具合は、今見ても驚異的。
一方で保持力にやや不安はあるものの、アクションベースを使えば問題なくディスプレイ可能です。
ダブルオーガンダムの決定版を求める方、HGやMGをすでに組んだ方にもぜひおすすめ。
RG独自のアプローチで、ダブルオーライザーの魅力を余すところなく堪能できます。
総合評価
• 見た目の完成度:★★★★★
• 可動・ギミック:★★★★☆
• 安定性:★★★☆☆
• コスパ:★★★★★
まとめ
RG ダブルオーライザーは、「RGシリーズの完成形」と呼んでも過言ではない高密度キットです。
1/144スケールながらMG並みのギミックを詰め込み、ダブルオーの魅力を余すことなく再現。
ガンダム00ファンなら、ぜひ手に取って確かめてほしい逸品です。

