MG 1/100 プロヴィデンスガンダム 詳細レポート|11基のドラグーンを完全再現した『SEED』最終決戦仕様

MG
画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_829/

はじめに

『機動戦士ガンダムSEED』の最終決戦で、フリーダムガンダムと激闘を繰り広げた「プロヴィデンスガンダム」。その特徴的なドラグーンシステムをはじめ、重厚なプロポーションや豊富なギミックを1/100スケールで再現したのが、バンダイの「MG 1/100 プロヴィデンスガンダム」です。

2017年3月18日に発売された本キットは、MGフリーダムガンダム Ver.2.0の関節フォーマットを踏襲し、高い可動性能とプロポーションを両立。さらに、11基すべてのドラグーンを着脱可能とし、専用エフェクトを使ったオールレンジ攻撃のディスプレイにも対応しています。

今回は、MG 1/100 プロヴィデンスガンダムの発売情報から商品仕様、ランナー構成、可動ギミック、色分け、合わせ目、塗装ポイント、素組みでの完成度まで詳しく紹介します。

MG 1/100 プロヴィデンスガンダムの主なおすすめポイント

『SEED』クライマックスを飾るプロヴィデンスガンダムがMG化

プロヴィデンスガンダムは、『機動戦士ガンダムSEED』終盤のヤキン・ドゥーエ攻防戦に登場したZ.A.F.T.の最終決戦用MSです。

ラウ・ル・クルーゼが搭乗し、フリーダムガンダムとの激しい戦闘を繰り広げた機体として、『SEED』シリーズを代表する人気MSのひとつとなっています。

MGでは、その特徴的な重装甲のシルエットや複雑な武装を1/100スケールで立体化。劇中の迫力ある姿を大きなスケールで楽しめます。

MGフリーダムVer.2.0の関節フォーマットを踏襲

内部構造にはMG フリーダムガンダム Ver.2.0で採用された関節フォーマットを踏襲しています。

肩や肘、腰、膝、足首などに細かな可動ギミックが盛り込まれており、重厚な機体ながらアクションポーズにも対応。

プロヴィデンスガンダムらしい立ち姿はもちろん、ユーディキウム・ビームライフルや複合兵装防盾システムを構えたポージングも楽しめます。

11基のドラグーンシステムを完全再現

本キット最大の見どころが、背部に装備されたドラグーン・プラットフォームと11基のドラグーンです。

すべてのドラグーンが着脱可能となっており、劇中のオールレンジ攻撃をイメージしたディスプレイが可能。

クリア支柱や射出エフェクトパーツを使用することで、プロヴィデンスガンダムの周囲にドラグーンを展開した迫力のある状態を再現できます。

1/100 ラウ・ル・クルーゼフィギュアが付属

コクピット内部には、パイロットであるラウ・ル・クルーゼを再現した1/100フィギュアを搭載できます。

コクピットハッチには開閉ギミックも用意されているため、ハッチを開いてパイロットを確認できるディスプレイが可能です。

各部に展開ギミックを搭載

MG SEEDシリーズらしい情報量の多いディテールに加え、各部にはハッチの開閉ギミックを搭載。

単純に立たせておくだけでも内部メカを意識した精密感を楽しめるほか、ハッチを展開することでMGならではのメカニカルな魅力をさらに引き出せます。


商品概要・特徴

プロヴィデンスガンダムは、Z.A.F.T.が開発した高性能MSで、最大の特徴は背部に搭載されたドラグーンシステムです。

MG 1/100 プロヴィデンスガンダムでは、その特徴的な「ドラグーン・プラットフォーム」と11基のドラグーンを立体化。

さらに、主兵装であるユーディキウム・ビームライフル、複合兵装防盾システム、各種ビームエフェクトなど、劇中で使用した主要武装を再現しています。

外装はグレーを基調とし、後部や膝部にはダークブルー、頭部・胸部・関節にはダークグレーを採用。

襟部やエアインテークにはくすみのあるイエロー、頭部や腹部、ソール部にはワインレッドが配されており、多色成形によってプロヴィデンスガンダム特有のカラーリングを成形色で再現しています。

そのため、塗装をしなくても劇中をイメージしたカラーリングに仕上げやすいのが特徴です。


発売日・価格・販売情報

  • 発売日:2017年3月18日
  • 価格:税込5,940円(税抜5,400円)
  • グレード:MG(マスターグレード)
  • 販売形態:一般販売
  • 商品番号:4549660156291
  • MGシリーズNo.:196

また、通常版と同日には「MG 1/100 プロヴィデンスガンダム G.U.N.D.A.M. プレミアムエディション」も発売されました。

プレミアムエディションは税込7,700円で、ザフトマークをデザインした専用台座やMG SEEDスペシャルデカール(水転写式)、初回限定パッケージなどが付属する豪華仕様となっています。

さらに、スペシャルコーティング版も展開されており、グレー外装を中心にメタリック成型やパール加工を施した特別仕様として発売されています。


商品仕様

  • スケール:1/100
  • 成型色:グレー基調+ダークブルー、ダークグレー、ワインレッド、くすみイエロー、クリアーパーツ
  • 材質:PS、KPS、TPE、クリアPS
  • ポリキャップ:不使用
  • ABS:不使用
  • ランナー数:台座を含め全17枚

内部フレームや関節にはKPS(高衝撃ポリスチレン)を採用。ポリキャップを使用しない構造となっており、MGらしいメカニカルな内部構造を楽しめます。


付属品

MG 1/100 プロヴィデンスガンダムには、劇中の主要武装に加えて、ドラグーンを展開するためのエフェクトパーツなどが付属します。

  • ユーディキウム・ビームライフル
  • 複合兵装防盾システム
  • ビームエフェクトパーツ
  • ドラグーン用ビームエフェクト
  • ビームライフル用エフェクト
  • ドラグーン射出エフェクトパーツ
  • クリアグリーンのドラグーン射出エフェクト
  • ドラグーン用ジョイントアーム
  • 1/100 ラウ・ル・クルーゼ フィギュア
  • 平手パーツ左右
  • ビームライフル用持ち手(右)
  • 専用ブラックスタンド
  • ドラグーンディスプレイ用クリア支柱

専用スタンドはMGフリーダムガンダム Ver.2.0からの流用です。

G.U.N.D.A.M. プレミアムエディションの追加要素

プレミアムエディションには、通常版とは異なる専用アイテムも用意されています。

  • ザフトマーク台座
  • 完全新規金型の専用台座
  • MG SEEDスペシャルデカール(水転写式)
  • 初回限定パッケージ

プロヴィデンスガンダムをより豪華にディスプレイしたい場合に適した仕様です。


可動ギミック

MG 1/100 プロヴィデンスガンダムは、MGフリーダムガンダム Ver.2.0の関節フォーマットを踏襲することで、重厚な外観からは想像できないほどの可動性を実現しています。

頭部

頭部はダブルボールジョイントによって、前後・左右に可動します。

左右方向は襟や顎との干渉によって可動範囲が制限されますが、顎を上げることでさらに広い範囲を確保できます。

肩部

肩部は胸ブロックごと前方へスライドする構造を採用。

腕をY字方向まで大きく持ち上げられるため、ライフルを構えるポーズなどにも対応します。

一方、後方へのスイングには制限があります。

肘部

肘は2重関節に加えて伸縮ギミックを搭載。

約160度まで曲げられるため、武装を構える際にも自然なポージングが可能です。

手首

手首は前腕側のボールジョイントに加えて引き出し式の可動機構を備えています。

手首を細かく調整できるため、ビームライフルやシールドを構えた際の表情付けにも便利です。

胸部・腹部

胸部と腹部は前後方向に可動。

腹部には回転軸も設けられており、左右への可動と組み合わせることで、上半身を大きくひねったポーズも再現できます。

コクピットハッチ

コクピットハッチには開閉ギミックを搭載。

内部には1/100スケールのラウ・ル・クルーゼフィギュアを収容できます。

腰部

フロント、サイド、リアアーマーがそれぞれ可動。

股関節には斜め下方向へ引き出すような可動機構があり、脚を大きく動かしたポージングにも対応します。

脚部

膝は約120度まで屈曲。

太ももには回転軸があり、開脚も大きく取ることができます。

さらに、つま先には引き出し式の関節が設けられており、上下方向への細かな調整が可能です。

ドラグーン・プラットフォーム

背部のドラグーン・プラットフォームには基部の傾斜ギミックを搭載。

角度を変更することで、プロヴィデンスガンダム全体のシルエットに変化を付けられます。

小型ドラグーンも接続部で上下に可動するため、背面のディテールを細かく調整できます。

自立性

背部に多数のドラグーンを装備するため後方への負荷はありますが、各部のバランスを調整することで自立させることができます。

ただし、ドラグーンを射出状態で大きく展開する場合は、付属のスタンドやクリア支柱を使用したほうが安定したディスプレイが可能です。


パッケージ・ランナー構成

パッケージ

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_829/

箱絵には、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてジェネシス発射口前に立つプロヴィデンスガンダムが描かれています。

明暗を強調した戦場イメージのイラストとなっており、最終決戦用MSらしい迫力を感じさせるデザインです。

側面には完成品の素立ちやポージング、各部ギミック、付属武装などの紹介が掲載されています。

ランナー構成

通常版は台座を含めて全17枚という大ボリュームです。

Aランナー

くすみイエロー、ダークブルー、ワインレッド、クリアーピンクなどを組み合わせたイロプラ。

頭部、胴体、肩部、脚部外装、背部ドラグーン、複合兵装防盾などのパーツが配置されています。

Bランナー

グレー成形。

頭部、腰部、脚部外装、複合兵装防盾などに加えて、ラウ・ル・クルーゼフィギュアも含まれています。

Cランナー

グレー成形で、背部ドラグーンシステム関連のパーツを収録しています。

Dランナー×2

グレー成形。

腰部、腕部、脚部などの外装パーツが中心です。

Eランナー×2

グレー成形。

円錐型やスクエア型のドラグーンを構成するパーツが配置されています。

F1・F2ランナー

ダークグレーのKPS素材。

頭部、胴体、腕部、脚部内部、背部ドラグーン内部などのフレームパーツを構成します。

Gランナー

ダークグレー成形。

頭部や胸部に加え、ユーディキウム・ビームライフルのパーツを収録しています。

H1ランナー

ダークグレーのTPE(軟質素材)。

腹部の動力パイプなどに使用されています。

H2ランナー

クリア成形。

頭部センサーやドラグーン射出用ジョイントなどを構成します。

Iランナー

ダークグレーのKPS素材。

胴体内部、関節、ハンドパーツ、ビームライフルなどに使用されています。

Jランナー×2

ダークグレーのKPS素材。

腰部、腕部、脚部内部、関節、ドラグーン内部などを構成します。

MGフリーダムガンダム Ver.2.0から流用されたパーツも含まれています。

ベース2ランナー

ブラック成形。

専用スタンドを構成するランナーで、こちらもMGフリーダムガンダム Ver.2.0からの流用です。

通常版は7袋・全17枚という大ボリュームで、11基のドラグーンを含むため、組み立てそのものにも十分な満足感があります。


モデリング解説

色分け

色分けは非常に優秀です。

グレーを基本としながら、ダークブルー、ダークグレー、ワインレッド、くすみイエロー、クリアーパーツなどを多色成形で再現。

特にプロヴィデンスガンダムの特徴であるワインレッドやくすみイエローが成形色で再現されているため、素組みでも劇中イメージに近い仕上がりになります。

細かな塗装を施せばさらに情報量を増やせますが、まずは素組み+スミ入れだけでも十分見栄えのするキットです。

合わせ目

MGとしてパーツ分割が工夫されている一方、一部には合わせ目が発生します。

主なポイントは以下の通りです。

  • 腕部外装の一部
  • 前腕部
  • 脚部外装
  • 脛周辺
  • 背部ドラグーン
  • コクピット周辺

特にドラグーンは小型パーツを多数組み合わせる構造となっているため、合わせ目処理やスミ入れを行うことで、より精密な仕上がりを目指せます。

また、コクピット周辺はハッチ開閉ギミックがあるため、加工する場合は可動を妨げないよう注意が必要です。

塗装・ディテールアップ

素組みでも十分完成度が高いキットですが、スミ入れを行うだけでもモールドが際立ち、より引き締まった印象になります。

プレミアムエディションに付属する水転写式のMG SEEDスペシャルデカールを使用すれば、マーキングによる情報量アップも可能です。

ザフトロゴなどを塗装で再現する場合は、エヴォブラックなどで下地を作った上でゴールドやシルバーを使うことで、金属感のある仕上がりを狙えます。

メタリック表現

スペシャルコーティング版では、グレー外装にメタリック成型やパール加工が施され、赤や関節部もメタリック調に仕上げられています。

紺色部分にはエクストラフィニッシュが採用されており、通常版とは異なる高級感のあるプロヴィデンスガンダムを楽しめます。

加工例

さらに完成度を高めたい場合は、以下のような加工もおすすめです。

  • スラスターや台座をエヴォブラックで下地塗装
  • ゴールド塗装によるスラスターの金属感アップ
  • コクピットやドラグーン基部へのホログラムシート貼り付け
  • モールドへのスミ入れ
  • 水転写デカールによるマーキング追加
  • 関節や内部メカへのメタリック塗装

特にプロヴィデンスガンダムはドラグーン周辺の情報量が多いため、部分的にメタリックカラーを入れるだけでもメカニカルな雰囲気が大きく向上します。


モデルとしての評価

素組みでの完成度

成形色による色分けが非常に優秀で、素組みでもプロヴィデンスガンダムらしいカラーリングを十分に楽しめます。

また、ポリキャップを使用せず、KPSを中心とした構造になっていることも特徴です。

背部に11基のドラグーンを装備することで後方に重量がかかりますが、各部を調整すれば自立させることもできます。

ディテール

MG SEEDシリーズらしい情報量の多いモールドに加え、ハッチ開閉やコクピット再現など、各所に見どころがあります。

特に背部のドラグーン・プラットフォームはプロヴィデンスガンダムのシルエットを大きく特徴付ける部分で、1/100スケールならではの存在感を楽しめます。

可動域

MGフリーダムガンダム Ver.2.0の関節フォーマットを踏襲しているため、重厚な外観ながら十分な可動域を確保しています。

腕や脚を大きく動かしたアクションポーズだけでなく、武装を構えたポーズやドラグーンを展開したディスプレイにも対応します。

ボリューム感

台座を含めて全17枚のランナーを使用し、11基のドラグーン、専用武装、各種エフェクトパーツなどを組み立てるため、キット全体のボリュームはかなりのもの。

大型の背部ユニットと多数のドラグーンが組み上がっていく過程も、本キットの楽しみのひとつです。

人気

プロヴィデンスガンダム自体が『機動戦士ガンダムSEED』を代表する人気機体であることに加え、スペシャルコーティング版は「プレバンガンプラ総選挙2024」で第3位を獲得。

特に『SEED』ファンやドラグーンシステムを搭載したMSが好きなモデラーから、高い支持を集めているキットといえます。


MG 1/100 プロヴィデンスガンダムの気になるポイント

完成度の高いキットですが、いくつか注意したいポイントもあります。

まず、11基のドラグーンをすべて組み立てるため、通常のMGと比較してパーツ数が多く、製作にはそれなりの時間がかかります。

また、ドラグーンをすべて本体から外して射出状態にすると、クリア支柱などを使った大掛かりなディスプレイになります。

そのため、完成後の設置スペースはある程度確保しておきたいところです。

さらに、背部に大型のドラグーン・プラットフォームを装備しているため、ポージングによっては後方へ重量が偏ります。

安定したディスプレイを重視するなら、付属スタンドを積極的に使用するのがおすすめです。


こんな人におすすめ

MG 1/100 プロヴィデンスガンダムは、特に以下のようなモデラーにおすすめです。

  • 『機動戦士ガンダムSEED』が好きな人
  • ラウ・ル・クルーゼの機体をコレクションしたい人
  • フリーダムガンダムと並べて飾りたい人
  • ドラグーンシステムが好きな人
  • 大量の武装やエフェクトパーツを楽しみたい人
  • MGらしい精密なディテールを楽しみたい人
  • 素組みでも完成度の高いキットを作りたい人
  • 大型の1/100スケールモデルをじっくり製作したい人

特に、MG フリーダムガンダム Ver.2.0と並べて最終決戦を再現すると、本キットの魅力をより引き出せます。


MG 1/100 プロヴィデンスガンダム|まとめ

「MG 1/100 プロヴィデンスガンダム」は、『機動戦士ガンダムSEED』のクライマックスを飾ったプロヴィデンスガンダムを、1/100スケールでじっくり楽しめるMGキットです。

最大の魅力は、やはり11基すべてのドラグーンを再現していることでしょう。

背部にドラグーンを装備した状態では重厚なプロヴィデンスガンダムらしいシルエットを楽しめ、クリア支柱や射出エフェクトを使用すれば、劇中をイメージしたオールレンジ攻撃のディスプレイも可能です。

さらに、MGフリーダムガンダム Ver.2.0の関節フォーマットを踏襲した可動構造、コクピットハッチの開閉、ラウ・ル・クルーゼフィギュア、豊富な武装とエフェクトパーツなど、ディスプレイを楽しむための要素も充実しています。

多色成形による色分けも優秀で、素組みだけでも十分に完成度の高い仕上がり。

そこへスミ入れやデカール、部分塗装などを加えれば、さらに情報量の多い作品へと仕上げることができます。

『SEED』ファンはもちろん、ドラグーンシステムを搭載したMSが好きな人や、武装・ギミック・ディスプレイ性を重視するモデラーにもおすすめできる、非常に満足度の高いMGキットです。

フリーダムガンダムと対になる最終決戦のライバル機として飾るのはもちろん、単体でも圧倒的な存在感を放つため、1/100スケールのプロヴィデンスガンダムをじっくり楽しみたい人にはぜひチェックしてほしい一品です。


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