HG 1/144 マスラオ(GNX-U02X)詳細レポート|ミスター・ブシドー専用機を徹底解説

HG
画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_939/

はじめに

『機動戦士ガンダム00』セカンドシーズンに登場した、ミスター・ブシドーことグラハム・エーカーの専用機「マスラオ」。

武者甲冑を思わせる独特なデザインと、劇中でも印象的だった「腕組み」ポーズが特徴的な機体で、HGシリーズでは「HG 1/144 マスラオ」として立体化されています。

本キットは、同じくミスター・ブシドーの搭乗機である「スサノオ」のランナーを一部流用しながら、頭部や肩部、胸部、サイドバインダーなどにマスラオ専用の新規パーツを採用。スサノオとは異なる、スマートでスタイリッシュなプロポーションに仕上げられています。

今回は、HG 1/144 マスラオについて、商品仕様や付属品、可動範囲、色分け、合わせ目、塗装ポイント、加工例など、ガンプラ製作の視点から詳しく紹介します。


主なおすすめポイント

ミスター・ブシドー専用機を1/144で再現

「HG 1/144 マスラオ」は、ミスター・ブシドー専用試作MS「マスラオ」を1/144スケールで立体化したキットです。

武者甲冑をイメージさせる独特のデザインを再現しており、黒とワインレッドを主体としたカラーリングもマスラオらしい仕上がりになっています。

特に特徴的なのが、劇中でも印象的な「腕組み」ポーズです。

表情の付いた平手パーツが左右分用意されているため、通常の握り手とは違ったポージングを楽しめます。

スサノオからの流用+新規造形

本キットは、2009年6月に発売されたHG 1/144 スサノオのランナーを一部流用しています。

一方で、マスラオ専用となる頭部のツノ、肩部、胸部、腹部、サイドバインダー、脚部の一部などには新規造形パーツを採用。

単純なカラー変更ではなく、マスラオ独自のデザインをしっかり再現したキットとなっています。

高い可動性とポージング性能

HG00シリーズらしく可動範囲も広く、肩や腕、腰、脚部などを大きく動かすことができます。

特に腕組みポーズを再現できる点は、マスラオならではの魅力です。

サイドバインダーも独自の接続構造となっており、前後への移動や回転が可能。ポージング時にも邪魔になりにくく、さまざまなアクションポーズに対応できます。

武装・エフェクトも充実

武装にはGNロングビームサーベル「ハワード」とGNショートビームサーベル「ダリル」が付属。

さらにビームチャクラムや複数の手首パーツ、簡易スタンドなども用意されているため、劇中をイメージしたディスプレイを楽しめます。

素組みでも完成度が高い

成型色は黒、ワインレッド、白、黄色などで構成され、マスラオらしいカラーリングをかなり再現しています。

一部にホイルシールによる補完が必要ですが、素組みでも十分に見栄えのするキットです。


商品概要・特徴

マスラオとは?

マスラオは、『機動戦士ガンダム00』セカンドシーズンに登場する、ミスター・ブシドー専用の試作モビルスーツです。

疑似太陽炉(GNドライブ[T])を搭載し、グラハム・エーカーが搭乗した「ユニオンフラッグカスタムII(GNフラッグ)」の発展型にあたる機体として設定されています。

特徴的な武者甲冑を思わせるデザインは、グラハム=ミスター・ブシドーというキャラクター性ともマッチしており、ほかの『ガンダム00』登場MSとは一線を画した外観となっています。

スサノオをベースとしたキット構成

HG 1/144 マスラオは、HG 1/144 スサノオのランナーを一部使用しながら、マスラオ専用の新規パーツを追加した構成です。

頭部のツノや肩部、腹部、サイドバインダー、脚部などに新規パーツを採用することで、スサノオとは異なるマスラオ独自のシルエットを再現しています。

スマートなプロポーション

マスラオはスサノオに比べて全体的にすっきりした印象があり、細身のシルエットが特徴です。

背部のGNコンデンサーが省略されていることもあり、背面も比較的シンプルにまとめられています。

トライパニッシャーは非搭載

スサノオに搭載されているトライパニッシャーの展開ギミックは、マスラオでは設定に合わせてオミットされています。

その代わり、サイドバインダーの接続方法が変更されており、脚部側の基部へ接続する構造となっています。

これによって、設定画に近い位置関係を再現しながら、サイドバインダーを動かしてポージングできるようになっています。


発売情報・価格

  • 商品名:HG 1/144 マスラオ
  • 登場作品:機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン
  • スケール:1/144
  • 発売日:2009年12月10日
  • シリーズ:HG00
  • 価格:1,500円(税抜)/1,650円(税込)

商品仕様

  • スケール:1/144
  • 成型色:黒、ワインレッド、白、黄色、グレーなど
  • クリアパーツ:クリアオレンジ、無色クリア
  • 材質:PS、ABS、PE
  • ランナー:A~F相当
  • ポリキャップ:2枚
  • シール:ホイルシール
  • 付属品:リード線、組立説明書など
  • 対象年齢:8歳以上

成型色はマスラオの特徴的な黒とワインレッドを中心に構成されています。

ビームサーベルにはクリアオレンジ、ビームチャクラムには無色クリアのパーツが使用されています。


付属品

GNロングビームサーベル「ハワード」

長刀状のGNビームサーベル。

マスラオの主兵装のひとつで、クリアオレンジのビームエフェクトが付属します。

GNショートビームサーベル「ダリル」

短刀タイプのGNビームサーベル。

ロングタイプと組み合わせることで、マスラオらしい二刀流のポージングも楽しめます。

ビームチャクラム

特徴的な武装であるビームチャクラムも付属。

無色クリアのパーツで再現されているため、必要に応じてクリアオレンジなどで塗装すると、より設定に近いイメージに仕上げられます。

手首パーツ

手首は複数の種類が用意されています。

  • 表情付き平手 左右
  • 武器持ち手 左右
  • 握り拳 右

中でも表情付き平手はマスラオの重要なポイントで、左右の手を組み合わせることで劇中をイメージした腕組みポーズを再現できます。

その他の付属品

  • BA-1型ベース
  • 支柱
  • ホイルシール
  • 黒のリード線
  • 組立説明書

背部のエネルギーケーブルを再現するためのリード線も付属しています。


可動ギミック

頭部

頭部は前後のはめ込み式。

特徴的なツノは可動式となっており、前後方向へ動かすことができます。

胴体

上半身は大きく回転させることができ、前後方向にも可動します。

腰をひねったポーズにも対応できるため、アクションポーズを付けやすい構造です。

肩部

肩ブロックには可動構造が設けられており、前後方向へのスイングが可能。

腕を前へ持ってくることができるため、腕組みポーズにも対応しています。

腕部

肩と肘が可動し、肘は90度以上曲げることができます。

表情付き平手と組み合わせることで、マスラオを象徴する腕組みポーズを再現可能です。

サイドバインダー

サイドバインダーは脚部側の基部にボールジョイントで接続されています。

前後への移動や回転が可能で、ポージングに合わせて位置を調整できます。

保持力も比較的良好で、さまざまなポーズに対応できます。

脚部

股関節は可動基部によって開脚や前後方向への動きに対応。

膝は90度を超えて曲げることができ、足首も左右方向への可動範囲が広くなっています。

そのため、立ち姿だけでなく、膝立ちや大きく踏み込んだポーズなども再現しやすい構造です。

可動面での注意点

一方で、脚の付け根は動かしているうちに外れやすくなる場合があります。

また、背部のリード線もポージング中に外れやすいため、取り扱いには注意が必要です。


パッケージ・ランナー構成

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_939/

パッケージ

パッケージはHG00シリーズ共通のデザインを採用。

マスラオのイラスト、完成イメージなどが掲載されています。

ランナー構成

ランナーはHGスサノオから流用されたパーツを含む構成です。

主な共通パーツとして、フレームや関節部分などが使用されています。

一方で、マスラオ専用の新規パーツとして、

  • 頭部ツノ
  • 肩部
  • 胸部
  • 腹部
  • サイドバインダー
  • 脚部の一部
  • 手首パーツ

などが追加されています。


モデリング解説

色分け

マスラオはHG00シリーズとしては色分けが比較的優秀なキットです。

黒、ワインレッド、白、黄色の成型色によって、機体の基本カラーを素組みでも再現できます。

そのため、組み立てるだけでもマスラオらしい外観を楽しめます。

一方、細かな部分にはホイルシールによる補完が必要です。

特に襟元や胸部の赤・黄色部分などは、シールを使用することで設定に近いカラーリングになります。

塗装をおすすめしたい部分

より完成度を高めたい場合は、以下の部分を塗装すると効果的です。

  • 胸部のオレンジ部分
  • ビームチャクラム
  • マスク内部のオレンジ
  • メインカメラ

特にマスク内部はシルバーを下地にしてクリアオレンジを重ねると、発色の良い仕上がりを狙えます。


合わせ目

HG00シリーズ初期のキットということもあり、いくつか合わせ目が発生します。

頭部

頭部は前後のはめ込み式となっており、側面から頭頂部にかけて合わせ目ができます。

ただし黒い装甲部分なので、実際に組み立てると比較的目立ちにくい部分です。

腕部

肩内部の球体部分や前腕部後方などに合わせ目があります。

脚部

太ももの側面やふくらはぎに合わせ目が発生します。

こちらも黒い装甲部分が中心となるため、素組みでは比較的目立ちにくくなっています。

胴体

胴体側面にも合わせ目があります。

徹底的に仕上げる場合は、接着剤を使用した合わせ目消しを行うと、より一体感のある仕上がりになります。


モデルとしての評価

素組み

HG 1/144 マスラオは、色分け、可動、武装のバランスが良く、素組みでも十分に楽しめるキットです。

特に黒とワインレッドを中心とした特徴的なカラーリングは成型色でかなり再現されており、組み立て後の見栄えも良好です。

細かな部分にはシールによる補完が必要ですが、ガンプラ初心者でも比較的取り組みやすい内容となっています。

ポージング

マスラオの魅力は、やはりポージング性能です。

腕組みをはじめ、二刀流、開脚、膝立ちなど、劇中をイメージしたポーズを幅広く再現できます。

足首の可動範囲も広いため、接地性が高く、立ち姿を安定させやすい点もポイントです。

注意点

可動範囲が広い一方で、脚の付け根が動かしている際に抜けやすい場合があります。

また、背部のリード線も外れやすいため、ポーズを変更するときは無理な力をかけないよう注意したいところです。


人気・コレクション性

マスラオは、ミスター・ブシドーというキャラクターの人気に加え、武者甲冑を思わせる独特のデザインから、現在でも特徴的な『ガンダム00』登場機のひとつとして存在感があります。

また、HG 1/144 スサノオと同じ系統のキットでありながら、プロポーションや外観、武装構成が異なるため、両機を並べることでデザインの違いを比較できます。

スサノオはトライパニッシャーなどのギミックを備えている一方、マスラオはよりスマートなシルエットとポージング性能を楽しめる構成です。

再販される機会もありますが、タイミングによっては入手しにくくなることがあるため、購入を検討している場合は再販情報をチェックしておくとよいでしょう。


結論・総評

HG 1/144 マスラオは、ミスター・ブシドーことグラハム・エーカーの専用機を1/144スケールで立体化したHGキットです。

HGスサノオのランナーを一部流用しながら、頭部や肩部、胸部、腹部、サイドバインダー、脚部などに新規パーツを採用することで、マスラオ独自のスマートなプロポーションを再現しています。

特に注目したいのは、表情付き平手によって再現できる「腕組み」ポーズ。

マスラオを象徴するポーズだけに、専用の手首パーツが用意されているのは大きな魅力です。

さらに、GNロングビームサーベル「ハワード」、GNショートビームサーベル「ダリル」、ビームチャクラムなどの武装も付属し、アクションポーズの幅も広くなっています。

色分けも良好で、黒、ワインレッド、白、黄色などの成型色によって、素組みでもマスラオらしいカラーリングを再現できます。

一方で、合わせ目や細かな部分の色分けなど、2009年発売のHGキットらしい部分も残されています。

そのため、素組みで楽しむだけでなく、合わせ目消しや部分塗装、プロポーション調整などを加えて、自分好みのマスラオに仕上げるのも面白いキットです。

HGスサノオとは方向性の異なる魅力を持っているため、ミスター・ブシドーの機体をコレクションするなら、両機を並べてそれぞれのデザインやギミックを比較する楽しみ方もできます。


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