
はじめに
『機動戦士ガンダム MS IGLOO』に登場する試作モビルスーツ「ヅダ」を立体化した「HGUC 1/144 ヅダ」。
2006年発売のHGUCシリーズながら、優れたプロポーションと豊富な武装、十分な可動性能を備え、現在でも高い評価を受けている人気キットです。
一方で、最新HGシリーズと比較すると合わせ目や塗装が必要な箇所も残されており、少し手を加えることでさらに完成度が高まる、模型好きに嬉しい作りとなっています。
今回はHGUC 1/144 ヅダの特徴や可動性能、付属品、製作時のポイントまで詳しくレビューしていきます。
HGUC 1/144 ヅダとは?
HGUC 1/144 ヅダは、『機動戦士ガンダム MS IGLOO』に登場するEMS-10 ヅダを立体化したガンプラです。
設定上はツィマット社が開発した試作モビルスーツで、ジオン軍の主力量産機の座をザクIIと争った機体として知られています。
キットはHGUCらしく、劇中イメージを忠実に再現しつつ、過度なアレンジを加えないスタンダードな造形が特徴です。
また、1~3号機と予備機を再現できるコンパチ仕様となっており、頭部パーツの差し替えによって様々なバリエーションを楽しめます。
発売日・価格
- 商品名:HGUC 1/144 ヅダ
- 作品名:機動戦士ガンダム MS IGLOO
- 発売日:2006年6月10日
- スケール:1/144
- ブランド:HGUC
- 価格:1,760円(税込)
商品仕様
HGUC 1/144 ヅダの基本仕様は以下の通りです。
- 1/144スケール
- ランナー数は全6枚構成
- イロプラ仕様で高い色分けを実現
- ライトブルー、カッパー、クリアーパーツを採用
- WEB取扱説明書にも対応
古いHGUCながら、当時としてはかなり完成度の高い色分けが採用されています。
付属品一覧
付属武装も非常に充実しています。
- 135mm対艦ライフル
- 120mmザクマシンガン
- 予備マガジン
- シュツルム・ファウスト
- ヒート・ホーク
- 1~3号機用頭部パーツ
- ホイルシール
- マーキングシール
特に大型の135mm対艦ライフルは存在感抜群で、ヅダの魅力を存分に味わえる武装となっています。
可動性能
2006年発売ながら、可動性能も非常に優秀です。
上半身の可動
- 肘は90度以上曲がる
- 肩は水平近くまで上げられる
- 肩関節は引き出し式
- 頭部は上下に可動
- モノアイは左右に可動
肩関節の可動域が広いため、対艦ライフルを構えた迫力あるポージングが決まります。
下半身の可動
- 腰は180度近く回転可能
- 膝は90度以上曲がる
- 股関節の開脚も十分確保
最新キットほどではありませんが、アクションポーズには十分対応できます。
特徴的なギミック
- 左肩シールドが前後にスライド可能
- シールドの回転が可能
- 腕部伸縮ギミックを搭載
遊びの幅が広く、様々なシチュエーションを再現できます。
パッケージ・ランナー構成

パッケージはMS IGLOOらしい重厚感のあるデザインが採用されています。
ランナーは全6枚構成で、比較的シンプルな構成です。
各部位ごとにランナーが整理されており、組み立てやすさも良好です。
また、センサー部分にはクリアーパーツが採用されており、古いキットながら見栄えにも配慮されています。
全体としては、旧HGUCとして非常にバランスの良い内容となっています。
色分け・合わせ目について
色分けは比較的優秀ですが、一部塗装が必要な箇所があります。
塗装推奨箇所
- 両肩のシルバー部分
- 腹部のブルー部分
また、1~3号機を再現する場合は迷彩塗装が必要になります。
塗装を避けたい場合は、予備機仕様で製作するのがおすすめです。
合わせ目が出る箇所
- 前腕
- すね
- ふくらはぎ
- 両肩
- 胴体上面~側面
特に脚部の合わせ目は目立ちやすいため、丁寧に処理すると完成度が大きく向上します。
おすすめのディテールアップ方法
HGUC ヅダでは、以下の加工が定番です。
- 合わせ目消し
- モノアイのレンズ化
- シルバー部分の塗装
- 腹部ブルーの塗装
- 迷彩塗装の塗り分け
少し手を加えるだけでも見違えるほど完成度が上がるため、模型製作が好きな方には非常に楽しいキットです。
HGUC 1/144 ヅダの評価
良いところ
- プロポーションが非常に良い
- 武装が豊富
- 可動性能が高い
- ポージングが決まりやすい
- 1~3号機、予備機を再現できる
気になるところ
- 合わせ目が多い
- 一部塗装が必要
- 1~3号機再現には迷彩塗装が必須
- 最新HGほどの色分けではない
それでも2006年発売のキットとして考えると、完成度は非常に高い部類に入ります。
総評
HGUC 1/144 ヅダは、20年近く前のキットでありながら、現在でも十分通用する完成度を持った良キットです。
優秀なプロポーションと豊富な武装によって、組み上げた際の満足感は非常に高く、MS IGLOOファンならぜひ手に取っておきたい一体と言えるでしょう。
一方で、合わせ目消しや部分塗装など、少し手を加える余地も残されているため、「作る楽しさ」を味わいたいモデラーとの相性も抜群です。
MS IGLOO系のジオン機が好きな方や、少し手を加えて完成度を高める作業が好きな方には、今でも十分おすすめできる名キットです。
