
はじめに
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するカガリ・ユラ・アスハ専用機「ストライクルージュ」を、マスターグレード(MG)で立体化した「MG 1/100 ストライクルージュ オオトリ装備 Ver.RM」。
本キットは、MGストライクVer.RMをベースに、HDリマスタープロジェクトで新たに設定された大型ストライカーパック「オオトリ」を装備したモデルです。
ストライクVer.RM譲りの高い可動性能やプロポーションに加え、オオトリには大型対艦刀やビームランチャー、レールガン、ミサイルランチャーなど、多数の武装を集約。さらに単体で飛行形態へ変形できるなど、プレイバリューの高い仕様となっています。
今回は「MG 1/100 ストライクルージュ オオトリ装備 Ver.RM」について、キットの特徴から付属品、可動ギミック、ランナー構成、合わせ目や塗装ポイント、素組みでの仕上がりまで詳しく紹介します。
主なおすすめポイント
Ver.RMならではのプロポーションと可動性能
本キットは旧MGストライク系ではなく、MG ストライクVer.RMの新規金型をベースとしています。
GAT-Xシリーズらしい設定を意識したフレーム構造と現代的なプロポーションを両立しており、肩や脚部、腰などの可動範囲も広く、さまざまなアクションポーズに対応できます。
新規設定「オオトリ」の豊富なギミック
最大の特徴は、ストライクルージュ専用ともいえる大型ストライカーパック「オオトリ」です。
主翼をX字状に展開できるほか、尾翼の折り畳み、ミサイルランチャーの展開など、多数の可動ギミックを搭載しています。
ミサイルランチャーは肩越しに構えることもできるため、ストライク本体との組み合わせによって迫力ある射撃ポーズを再現できます。
他のストライカーパックにも対応
ストライクVer.RMをベースとしているため、エール、ソード、ランチャーなど、各種ストライカーパックとの組み合わせも楽しめます。
オオトリとの複合装備も可能で、ストライク系ならではの拡張性を活かしたカスタマイズが楽しめます。
専用ディスプレイスタンドが付属
オオトリを装備した状態での空中ポーズを想定し、専用のディスプレイスタンドも付属しています。
オオトリ自体にボリュームがあるため、飛行状態で展示することでキットの魅力をより引き出せます。
ストライクVer.RMとの共通性
本体はストライクVer.RMと共通する構造を採用しているため、ストライク系キットとの組み合わせやカスタマイズのベースとしても活用できます。
ルージュへの成型色変更に加えて、オオトリ用の新規パーツが追加されているため、単なるカラーバリエーションにとどまらない内容となっています。
商品概要・特徴
「MG 1/100 ストライクルージュ オオトリ装備 Ver.RM」は、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するカガリ・ユラ・アスハ専用機「MBF-02 ストライクルージュ」をMGシリーズで立体化したキットです。
本キットでは、HDリマスタープロジェクトに合わせて新規設定されたストライカーパック「IWSP EW454F オオトリ」を装備しています。
ベースとなるストライクVer.RMは、GAT-Xフレームの設定を意識した構造と高密度なディテールを特徴としており、Ver.RMならではの関節構造によって広い可動範囲を確保しています。
そして本キットの目玉となるオオトリは、I.W.S.P.をベースに再設計された統合兵装ストライカーです。
ビームランチャー、レールガン、大型対艦刀、ミサイルポッド、ドロップタンクなど、複数の兵装を一つのストライカーパックに集約しています。
さらに、オオトリ単体でも飛行形態へ変形できるなど、単なるバックパックとして終わらないギミックが盛り込まれています。
オオトリの主なギミック
- 装着時に主翼をX字状へ展開可能
- 尾翼を折り畳み可能
- ミサイルランチャーを肩越しに構えられる
- オオトリ単体で飛行形態へ変形可能
特に飛行形態への変形と大型ウイングの展開は、オオトリの大きな見どころです。
発売情報・価格
- 商品名:MG 1/100 ストライクルージュ オオトリ装備 Ver.RM
- 発売日:2013年9月28日
- スケール:1/100
- メーカー希望小売価格:4,620円(税込)
商品仕様
主な素材
主な使用素材は以下の通りです。
- PS(ポリスチレン)
- PE(ポリエチレン)
- ABS
成型色
ストライクVer.RMの金型をベースに、ストライクルージュらしい赤系の成型色へ変更されています。
赤、ピンク、黒などの主要カラーはパーツによって細かく色分けされているため、素組みでもストライクルージュらしい仕上がりを楽しめます。
ランナー
基本的にはストライクVer.RMのランナー構成を共有しつつ、オオトリ用の新規ランナーが追加されたバリエーションキットという構成です。
そのため、ランナー構成はストライクVer.RMをベースにした「+α」の内容と考えることができます。
シール類
マーキングシールやガンダムデカールに加え、オオトリのカラーリングを補う大きめのホイルシールも付属します。
本体は比較的良好な色分けですが、オオトリにはシールで補う部分があるため、塗装派の場合は部分塗装を行うことでさらに完成度を高められます。
付属品
ストライクルージュ本体の武装
- 57mm高エネルギービームライフル
- 対ビームシールド
- アーマーシュナイダー
- ビームサーベル
アーマーシュナイダーは折り畳み式で、サイドアーマー内部に収納できます。
オオトリ関連
オオトリには以下の武装・パーツが含まれます。
- 大型対艦刀
- 対艦刀用ビーム刃
- ビームランチャー
- レールガン
- ミサイルランチャー
- 可動アーム
- 主翼
- 尾翼
- その他オオトリ本体パーツ
大型対艦刀は実体刀とビーム刃を組み合わせて使用でき、オオトリの大型武装らしい迫力を楽しめます。
オプションパーツ
- 差し替え用手首
- 持ち手用指A/B/C
- 平手用指
- スタンド接続パーツ(股用A/B)
複数の手首パーツを使い分けることで、武器の保持やアクションポーズに対応できます。
フィギュア
1/100スケールのカガリ・ユラ・アスハの立ちポーズフィギュアが付属します。
ディスプレイスタンド
オオトリ装備状態での空中展示を想定した専用ディスプレイスタンドが付属します。
飛行状態のオオトリを再現する際に活用でき、キット単体でもさまざまな展示方法を楽しめます。
可動ギミック
ストライクルージュ本体
本体はMG ストライクVer.RMと同等の可動構造を採用しています。
肩部の引き出し機構や二重関節、脚部の開閉、膝関節、腰部の可動などによって、自然なS字立ちやダイナミックなアクションポーズを再現できます。
大型のオオトリを背負った状態でも、ストライク本体の可動性能を活かしたポージングが可能です。
コクピットハッチ
コクピットハッチは上下方向に展開可能です。
ハッチを開くことでコクピット内部を確認でき、MGならではの内部再現を楽しめます。
アーマーシュナイダー
アーマーシュナイダーは折り畳み式となっており、サイドアーマー内部に収納できます。
収納状態と展開状態を切り替えられるため、設定を意識したディスプレイが可能です。
オオトリの可動ギミック
オオトリにも多数の可動機構が盛り込まれています。
機首部分は引き伸ばしと格納が可能で、主翼も展開・格納に対応しています。
尾翼についても折り畳みが可能です。
さらに、ビームランチャーとレールガンにはアーム基部の軸可動に加え、砲身基部のボールジョイントが採用されており、細かな角度調整ができます。
ミサイルランチャーのアームは3軸で可動し、中央スタビライザーも2軸でスイング可能です。
主翼基部にはボールジョイントが採用され、主翼そのものにも開閉方向の可動機構が設けられています。
オオトリの接続・変形
オオトリはストライク系共通のバックパック接続構造によって、ストライク本体へ装着できます。
また、オオトリ単体で飛行形態へ変形可能です。
ストライクに装備した状態だけでなく、オオトリ単体でも航空機のようなシルエットを楽しめるのは、本キットならではのポイントです。
パッケージ・ランナー構成

パッケージ
パッケージはMGシリーズでおなじみのボックス仕様です。
パッケージアートにはオオトリを装備したストライクルージュが描かれており、本キットの特徴が一目で分かるデザインとなっています。
ランナー構成
ランナーは大きく分けると、ストライクVer.RMと共通する本体関連パーツと、オオトリ専用の新規パーツで構成されています。
本体側にはフレーム、装甲、関節、頭部、コクピットなどの共通パーツが使用され、ルージュ用として成型色が変更されています。
一方、オオトリ用として以下のような新規パーツが追加されています。
- 主翼
- 機首
- エンジンブロック
- レールガン
- ビームランチャー
- ミサイルランチャー
- 対艦刀
- スタンド関連パーツ
そのほか、手首パーツやスタンド接続パーツ、カガリのフィギュアなどの小型パーツも含まれています。
色分けとシール
ストライクルージュ本体は、Ver.RMシリーズらしくパーツ分割による色分けが良好です。
一方、オオトリは黒や白、グレー系の基本色は成型色で再現されているものの、黄色いラインなど一部のカラーリングはシールで補います。
そのため、素組みで手軽に完成させられる一方、塗装まで行う場合にはオオトリの黄色ラインが一つのポイントになります。
モデリング解説
色分け
本体は主要カラーがパーツごとに分割されており、素組みでも十分に見栄えのする仕上がりです。
特にストライクVer.RMをベースとしているため、古いMGストライク系と比較しても現代的な色分けとパーツ構成を楽しめます。
オオトリについても基本的なカラーリングは成型色で再現されていますが、黄色いラインなどはシールによる補完が中心です。
より完成度を高めたい場合は、この部分を塗装することで全体の印象が大きく向上します。
合わせ目
本体はVer.RMシリーズらしく、合わせ目が目立ちにくい設計となっています。
一方、オオトリではドロップタンクなどにモナカ構造のパーツがあり、合わせ目が発生しやすい部分があります。
そのため、無塗装・素組みなら大きな問題にはなりませんが、塗装完成品を目指す場合は合わせ目処理を検討したいところです。
塗装ポイント
塗装は必須ではありませんが、以下の部分を部分塗装すると完成度をさらに高められます。
- オオトリの黄色いライン
- 機首や翼端の細かなモールド
- レールガンの金属部分
- ビームランチャーの金属部分
本体は成型色のままでも十分な仕上がりですが、スミ入れを行うことで細かなモールドが強調され、立体感を出すことができます。
また、装甲の光沢を調整することで、VPS装甲を意識した質感表現を狙うこともできます。
加工・カスタム例
スタンド接続部の強化
オオトリは大型で重量があるため、ストライク本体の股部分だけで空中ポーズを支える場合、接続部が外れやすくなることがあります。
そこで、オオトリ側のスタンド接続部分を加工し、アクションベース用の軸ジョイントを使用できるようにする改造例があります。
これにより、オオトリ側から直接支えられるため、空中ポーズでの安定性を高めることができます。
シール部分の塗装
オオトリの黄色いラインはシールで再現されていますが、マスキングして塗装することで、より一体感のある仕上がりになります。
他ストライカーとの組み合わせ
エール、ソード、ランチャー、マルチプルアサルトなど、他のストライカーパックとの組み合わせも楽しめます。
複数のストライカーを組み合わせれば、「パーフェクト+オオトリ」といった過剰装備仕様を作ることも可能です。
ただし、装備同士の干渉が発生する場合があるため、ポージング時には各パーツのクリアランスを確認する必要があります。
モデルとしての評価
素組みでの仕上がり
ストライクルージュ本体は、MG ストライクVer.RMの完成度をそのまま活かした構成となっています。
成型色による色分けも良好で、素組みだけでもストライクルージュらしい完成度の高い仕上がりを楽しめます。
オオトリは大型ストライカーパックらしいボリュームがあり、複数の武装と可動ギミックを搭載しているため、組み立て後のプレイバリューも高めです。
さらに、オオトリ単体で飛行形態へ変形できるため、ストライクルージュに装備させるだけでなく、単体展示も楽しめます。
一方で、オオトリの黄色いラインがシール中心であることや、ドロップタンクの合わせ目、重量によるスタンド接続部の保持力などは、製作時に気になるポイントです。
人気・コレクション性
ストライクルージュは『機動戦士ガンダムSEED』シリーズを代表する機体の一つであり、カガリ専用機というキャラクター性も含めて根強い人気があります。
本キットはそのストライクルージュに、専用の大型ストライカーパック「オオトリ」を組み合わせている点が大きな特徴です。
ストライクVer.RMとの並べ買いや、ストライク系コレクションの一機としても楽しめます。
また、発売から時間が経過していることから、時期によっては新品や未開封品の流通量が少なくなり、中古市場で価格が上昇するケースもあります。
結論・総評
「MG 1/100 ストライクルージュ オオトリ装備 Ver.RM」は、完成度の高いストライクVer.RMをベースに、新規造形の大型ストライカーパック「オオトリ」を組み合わせた、プレイバリューの高いMGです。
ストライクルージュ本体は、Ver.RMならではの現代的なプロポーションと広い可動範囲を備えており、素組みでも十分に見栄えのする仕上がりとなっています。
そこに、X字に展開する主翼、大型対艦刀、ビームランチャー、レールガン、ミサイルランチャーなどを備えたオオトリが加わることで、通常のストライク系キットとは異なる迫力あるシルエットを楽しめます。
さらに、オオトリ単体での飛行形態への変形や、他のストライカーパックとの組み合わせなど、遊び方の幅が広い点も魅力です。

