HGSEED「モビルジン」詳細レポート|古さを感じさせないザフト量産機の定番キット

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画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_3722/

はじめに

『機動戦士ガンダムSEED』に登場するザフトの主力量産型MS「モビルジン」。大きなトサカと背部スラスター、無骨なシルエットが特徴的で、ザフト量産機を代表する機体のひとつです。

HGSEEDでは2003年に「R06 モビルジン」としてキット化。2011年には『機動戦士ガンダムSEED』HDリマスターに合わせて再販され、一部成形色の変更やマーキングシール、アクションベース用アタッチメントなどが追加されました。

今回は、そんなHGSEED「モビルジン」の基本情報から付属品、可動範囲、色分け、合わせ目、塗装ポイントまで詳しく紹介します。

HGSEED「モビルジン」のおすすめポイント

HGSEED「モビルジン」は、2003年発売という古いキットながら、モビルジンらしいプロポーションをしっかり再現しているのが魅力です。

特におすすめしたいポイントは以下の4つです。

  • ザフト量産機らしい無骨なプロポーション
  • モビルジン特有の大きなトサカと背部スラスターを再現
  • 当時のHGとしては良好な色分け
  • リマスター版では展示性とマーキングを強化

モビルジンはシンプルな構造で組み立てやすく、パーツ数も比較的少なめ。そのため、ガンプラ初心者でも取り組みやすいキットです。

また、合わせ目消しや部分塗装といった基本的な工作にも向いているため、旧HGSEEDの製作を楽しみたい人にもおすすめできます。

商品概要・特徴

モビルジンは『機動戦士ガンダムSEED』に登場するザフトの主力量産MSです。

HGSEEDでは「R06 モビルジン」として2003年4月下旬に発売されました。1/144スケールで、当時のメーカー希望小売価格は1,000円。

その後、2011年11月19日にHDリマスター版として再販されています。リマスター版では成形色の一部が変更されたほか、アクションベース用アタッチメントやマーキングシールが追加されました。

基本的なキット構造は初版をベースとしていますが、ディスプレイ性という面ではリマスター版のほうが扱いやすくなっています。

発売情報・価格

  • 商品名:R06 モビルジン(初版)
        モビルジン(リマスター版)
  • スケール:1/144
  • 発売日:2003年4月下旬(初版)
        2011年11月19日(リマスター版)
  • メーカー希望小売価格:1,100円

初版は2003年発売のHGSEEDとしては標準的な価格帯で、量産機ということもあり比較的購入しやすい設定でした。

リマスター版ではキットそのものの基本構造を大きく変更するのではなく、成形色や付属品を見直すことで、より現代的に楽しめる仕様となっています。

商品仕様

  • 作品:『機動戦士ガンダムSEED』
  • ブランド:HG
  • ポリキャップ:PC-123プラス

初版はポリキャップを主体とした構造で、ABSは使用されていません。

2003年当時のHGSEEDらしくパーツ構成は比較的シンプルで、ランナー数も少なめ。余剰パーツが発生しない構成となっています。

リマスター版では一部の成形色が見直され、グレー部分が黒鉄色寄りの色味に変更されています。

付属品

初版には、モビルジンの代表的な武装が一通り付属します。

MMI-M8A3 76mm重突撃機銃

モビルジンの主兵装である大型の機銃です。

ジン本体とのサイズ感も良く、量産機らしいミリタリー感を演出してくれます。

ただし、キットではモナカ分割となっているため、中央部分に合わせ目が発生します。

MA-M3 重斬刀

ジンを象徴する近接武器です。

大型の刀身によって存在感があり、モビルジンの無骨なイメージにもよく似合います。

M68バルデュス3連装短距離誘導弾発射筒

バックパック側に装備される3連装のミサイルランチャーです。

ジンの背中に装備することで、量産型MSらしい重武装感を楽しめます。

その他

銃を保持するための持ち手も付属します。

なお、2003年の初版にはアクションベース用アタッチメントやマーキングシールは付属しません。

2011年のリマスター版では、アクションベース用アタッチメントとマーキングシールが追加されており、ディスプレイ面が強化されています。

可動範囲・ギミック

2003年発売のキットということもあり、可動範囲は現在のHGと比べると控えめです。

しかし、基本的なポージングを楽しむには十分な可動性を確保しています。

肩は回転を中心とした構造で、現代のHGに見られるような大きなスイング機構はありません。

そのため、両腕を前方へ大きく動かすようなポーズには限界があります。

肘は約80度程度まで曲げることができます。

重突撃機銃や重斬刀を構えるポーズには対応できますが、最近のHGのような深い曲げには対応していません。

首はボールジョイントによって可動します。

左右方向には比較的動かせますが、上方向への可動はあまり得意ではありません。

腰は回転させることができます。

一方、前後方向のスイングはごくわずかで、胴体を大きく反らせたり前屈させたりするポージングには向いていません。

膝・足首

膝は比較的よく曲がり、接地性もまずまずです。

また、足首カバーが可動する構造になっているため、脚部を動かした際にもある程度自然な表情を付けられます。

バックパック

モビルジンの特徴でもある背部スラスターは可動式。

軽く広げたり、前後方向へわずかにスイングさせたりできます。

背面のシルエットを調整できるため、立たせた状態でもメカらしい雰囲気を楽しめます。

パッケージ・ランナー構成

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_3722/

2003年初版は、当時のHGSEEDらしいシンプルなパッケージとパーツ構成になっています。

ランナー数は少なく、パーツ構成も比較的分かりやすいため、現在の複雑なHGと比べると組み立てやすいキットです。

また、初版にはスタンド穴がなく、アクションベースなどを使用した展示にはひと工夫必要でした。

リマスター版ではアクションベース接続用のアタッチメントが追加されているため、浮遊状態でのディスプレイがしやすくなっています。

なお、今回確認できた情報だけでは、リマスター版を含めた全ランナーの正式なアルファベット構成までは確定できませんでした。

成形色・色分け

2003年発売のキットとして考えると、色分けは良好です。

モビルジンの特徴的なトサカやバックパック、弾頭などは成形色によって再現されています。

一方、細かな部分についてはシールや塗装による補完が必要です。

主な塗装ポイントは以下の通りです。

  • モノアイ周辺の黒
  • 鎖骨部分の赤
  • フロントアーマーのダクト内部
  • バックパックのスラスター内部
  • 脚部スラスター内部
  • 重斬刀の刃やグリップ
  • 武装のグレー部分
  • 各部の細かなメカディテール

素組みでもモビルジンらしいカラーリングは十分楽しめますが、細部を部分塗装するだけでも完成度が大きく向上します。

合わせ目・モデリングポイント

古いHGSEEDキットということもあり、現在のHGと比べると合わせ目は多めです。

特に目立ちやすいのが頭部と武装です。

頭部

トサカとヘルメットは左右分割となっているため、合わせ目が確認できます。

モビルジンは頭部が特徴的なデザインなので、合わせ目を消して表面を整えるだけでも効果があります。

重突撃機銃

重突撃機銃はモナカ分割となっており、中央部分に合わせ目が出ます。

武器は目に入りやすいため、合わせ目消しを行うと完成度がかなり上がります。

胴体・脚部

胴体や脚部にも合わせ目が発生します。

また、バックパック基部や脚部スラスター周辺にも合わせ目があるため、丁寧に処理すると全体的に引き締まった印象になります。

おすすめの加工

モビルジンは、基本工作を加えるほど見栄えが良くなるタイプのキットです。

特におすすめなのが、

  • 合わせ目消し
  • 各部のエッジをシャープ化
  • 武装の部分塗装
  • メタリックカラーによる武器塗装
  • モノアイのディテールアップ

といった加工です。

大掛かりな改造をしなくても、合わせ目処理と部分塗装だけでかなり印象が変わります。

初心者にもおすすめできる?

HGSEED「モビルジン」は、ガンプラ初心者にも比較的おすすめしやすいキットです。

パーツ数が少なく、構造もシンプルなので、最近の複雑なHGに比べて組み立てに迷いにくいのがメリット。

一方で、合わせ目処理や部分塗装を行えば、製作経験のあるモデラーでも手を入れる楽しさがあります。

「まずは素組みで完成させる」という楽しみ方だけでなく、「合わせ目を消して部分塗装まで挑戦する」というステップアップ用のキットとしても適しています。

評価・人気

HGSEED「モビルジン」は、2003年発売という古いキットながら、プロポーションと色分けのバランスが良い点が評価できます。

特にモビルジンらしい無骨なシルエットがしっかり再現されており、ザフト量産機としての存在感は十分。

一方、可動範囲や関節構造にはさすがに時代を感じます。

股関節周辺の自由度や太腿のロールなどは限定的で、最新HGのような派手なアクションポーズを取らせるのは苦手です。

そのため、

「最新HGのような可動性能を求める人」には物足りない一方、「ジンの立体物としての雰囲気を楽しみたい人」には十分魅力的なキット

と言えるでしょう。

また、SEEDを代表するザフト量産機ということもあり、量産機好きからの人気も根強い機体です。

初版とリマスター版、どちらがおすすめ?

これから購入するのであれば、基本的には2011年のリマスター版がおすすめです。

キットの基本構造そのものは大きく変わりませんが、リマスター版にはアクションベース用アタッチメントとマーキングシールが追加されています。

さらに成形色の一部も変更されているため、完成後のディスプレイまで考えるならリマスター版のほうが扱いやすいでしょう。

一方、2003年初版はシンプルな旧HGSEEDらしい仕様を楽しめるため、旧キットそのものが好きな人にはこちらも魅力があります。

総評

HGSEED「モビルジン」は、古さはあるものの、現在でも十分楽しめる完成度の高い定番量産機キットです。

2003年発売ということで、最新HGと比較すれば可動範囲や関節構造には明確な差があります。

しかし、モビルジンらしい無骨なプロポーションや大型のトサカ、背部スラスター、豊富な武装など、機体そのものの魅力はしっかり再現されています。

素組みでもザフト量産機らしい雰囲気を楽しめますし、合わせ目消しや部分塗装を行えば、さらに完成度を高めることも可能です。

特に、

  • SEEDの量産機が好き
  • ザフトMSを並べたい
  • 古いHGSEEDを作ってみたい
  • 合わせ目消しや部分塗装の練習をしたい
  • 素組みでも見栄えする量産機が欲しい

という人にはおすすめできます。

購入するなら、展示性や付属品が充実したリマスター版がよりおすすめ

最新キットのような高い可動性能を求めるのではなく、ジンという機体の無骨な魅力と、旧HGSEEDならではのシンプルな模型作りを楽しむ――そんなキットです。


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