HG 1/144 ガンダムマルコシアス 詳細レポート|4基のサブアームとバスタードメイスが魅力のキット

HG
画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_2681/

はじめに

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』関連作品に登場する「幻のガンダム」、ガンダムマルコシアスがHG 1/144スケールでキット化されています。

本キットは、背部と腰部に装備された計4基のバインダーをサブアームとして展開できるほか、4本の短剣や大型武器バスタードメイスなど、多彩な武装ギミックを備えているのが特徴です。

紫がかったホワイトを基調とした外装に赤やダークグレーを組み合わせたカラーリング、悪魔的なシルエット、重厚なフレーム構造など、鉄血シリーズらしい魅力が詰まっています。

一方で、細部の色分けにはシールや部分塗装が必要な箇所があり、重い武器を持たせた際の手首の保持力にも注意が必要です。

この記事では、HG 1/144 ガンダムマルコシアスの発売情報や商品仕様、付属品、可動ギミック、色分け、合わせ目、製作時のポイントなどを詳しく解説します。


主なおすすめポイント

HG 1/144 ガンダムマルコシアスの魅力は、独特な機体デザインと豊富な武装ギミックにあります。

主なおすすめポイントは以下のとおりです。

  • 4基のバインダーをサブアームとして展開可能:背部と腰部のバインダーを展開し、短剣を持たせることで多腕状態を再現できます。
  • バスタードメイスの2形態:剣として構えるだけでなく、鞘にあたる部分をメイスとして使用する姿も楽しめます。
  • 特徴的なカラーリングと重厚なデザイン:紫がかったホワイト、赤、ダークグレーを中心とした配色が、悪魔的なシルエットを引き立てます。
  • 腰部バインダーのレールガンギミック:バインダー先端のパーツを調整することで、レールガンの銃口を露出させられます。
  • 価格に対して豊富なギミック:多彩な武装と可動機構を備えており、組み立てる楽しさとディスプレイの自由度を両立しています。

鉄血シリーズのHGキットを集めている方はもちろん、武装の多さや個性的なシルエットを重視する方にもおすすめできるキットです。


商品概要・特徴

HG 1/144 ガンダムマルコシアスは、BANDAI SPIRITSのHGブランドから発売された、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』関連作品のガンプラです。

作中設定では、厄祭戦の最中に失われたとされる「幻の機体」。人型を持たないモビルアーマーとの戦闘を想定して設計されたとされ、複数の武装を扱う独特な機体構造が特徴です。

最大の見どころは、背部と腰部に装備された計4基のバインダーです。それぞれがサブアームとして機能し、収納された短剣を保持できます。

さらに、大型武器のバスタードメイスや、打撃武器としても使える腕部装甲など、接近戦を意識した武装が充実しています。

腕部のナックルガードは、反転・差し替えによってクロー形態を再現可能。腰部バインダーのレールガンギミックと合わせて、HGながら多彩な武装形態を楽しめます。

外観だけでなく、武器の持たせ方やバインダーの展開によってさまざまな表情を見せてくれるキットです。


発売情報・価格

商品名:HG 1/144 ガンダムマルコシアス

発売日:2020年3月7日

メーカー希望小売価格:2,420円(税込)

ブランド:HG

スケール:1/144

本キットは一般販売商品として発売されました。

税込2,420円という価格ながら、4基のバインダーや複数の武装、サブアーム展開などのギミックを備えている点は魅力です。武装のボリュームやディスプレイの自由度を考えると、コストパフォーマンスにも優れたキットといえます。


商品仕様

HG 1/144 ガンダムマルコシアスの主な商品仕様をまとめました。

  • スケール:1/144
  • 全高:約144mm
  • 主な成型色:紫がかったホワイト、赤、ダークグレー、黄色、フレーム色など
  • 内部構造:内部フレームに外装を取り付ける構成
  • 組み立て難易度:HGとして標準的。武装やギミックが多く、組み立て後の調整にも楽しみがある

内部フレームに外装を取り付けていく構造は、鉄血シリーズのHGキットらしい仕様です。

パーツ数やギミックは比較的多めですが、基本的な組み立てはHGの標準的な範囲に収まっています。

ただし、バスタードメイスのような重量のある武器を持たせる場合や、バインダーを展開してポージングする場合には、手首や各接続部の保持力に注意が必要です。


付属品

本キットには、ガンダムマルコシアスの特徴的な武装やギミックを再現するためのパーツが付属しています。

バスタードメイス

大型の武器であるバスタードメイスは、ガンダムマルコシアスを象徴する装備のひとつです。

刃部を取り出して剣として構えられるほか、鞘にあたる部分をメイスとして使用する形態も再現できます。

ひとつの武器で異なるシルエットを楽しめるため、ポージングの幅を広げてくれます。

短剣×4

4本の短剣が付属します。

背部と腰部のバインダーに収納でき、バインダーをサブアームとして展開することで、複数の短剣を同時に構える姿を再現できます。

本キットならではの多腕ギミックを楽しむうえで、欠かせない装備です。

シールド×1

左腕に装着するシールドが付属します。

赤色部分はシールによる色分けとなっているため、仕上がりの質感や耐久性を重視する場合は、部分塗装に置き換えるのもおすすめです。

ナックルガード×2

腕部に取り付けるナックルガードが付属します。

反転・差し替えによってクロー形態を再現でき、通常の腕部とは異なる攻撃的なシルエットを楽しめます。

ホイルシール×1

カメラアイや外装、サイドアーマー、シールドなどの色分けを補うホイルシールが付属します。

シールを使用すれば手軽にカラーリングを再現できますが、細部まで統一感のある仕上がりを目指す場合は、部分塗装も検討するとよいでしょう。


可動ギミック

HG 1/144 ガンダムマルコシアスは、独特な外装形状に加えて、各部に可動機構が設けられています。

特に、胴体や肩、脚部の可動に加え、4基のバインダーを展開できる点が大きな特徴です。

頭部・胴体

頭部には可動軸が設けられており、ある程度の角度調整が可能です。

胴体は三分割された構造で、それぞれが独立して可動します。上半身のひねりや前後の姿勢調整に対応し、武器を構えたポーズにも変化を付けられます。

肩・腕部

肩はスイング式のボール軸で可動し、肩部装甲もヒンジによって上下に動かせます。

上腕には回転軸があり、腕の向きを調整できます。一方、肘は1か所の関節による構造のため、可動範囲は比較的シンプルです。

手首にもジョイントが設けられていますが、バスタードメイスのような重量のある武器を持たせると、手首が外れやすくなる場合があります。

安定してポージングを楽しみたい場合は、手首の保持力を確認し、必要に応じて補強するとよいでしょう。

腰部・脚部

股関節にはロール軸が設けられており、脚の向きを調整できます。

膝は2か所で可動し、足首はボール軸で接続されています。つま先にもヒンジ可動があるため、接地姿勢を調整しやすい構造です。

フロントアーマーは可動式で、脚部の動きに合わせて位置を調整できます。

また、腰部サイドアーマーはボールジョイントで接続されており、ブレード状パーツの収納にも対応しています。

脚部スラスターは造形されていますが、可動する構造ではありません。

4基のバインダー

本キット最大の特徴が、背部と腰部に装備された計4基のバインダーです。

各バインダーは可動し、展開することでサブアームとして使用できます。先端に短剣を持たせれば、複数の武器を同時に構える迫力ある姿を再現可能です。

さらに、腰部バインダーは先端のパーツ位置を調整することで、レールガンの銃口を露出させられます。

バインダーの角度や短剣の向きを変えるだけでも印象が大きく変わるため、ディスプレイの自由度が高いギミックです。


パッケージ

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_2681/

パッケージ

ガンダムマルコシアスの特徴であるバインダーの展開や、バスタードメイスを構えた姿が印象的に描かれています。

完成後のシルエットや武装ギミックが分かりやすく、組み立てる前から本キットの魅力を感じられるパッケージです。


モデリング解説

HG 1/144 ガンダムマルコシアスは、素組みでも特徴的な外観を楽しめるキットですが、部分塗装や関節の調整を行うことで、さらに魅力を引き出せます。

ここでは、製作時に押さえておきたい色分け、合わせ目、加工のポイントを解説します。

色分け

本キットは、紫がかったホワイトを基調に、赤やダークグレー、黄色などを組み合わせたカラーリングが特徴です。

成型色と付属シールによって主要な配色を再現できますが、完全な色分けではありません。

特に、クロー部や股関節周辺の黄色部分などは、成型色やシールだけでは十分に再現できない箇所があるため、設定に近づけるなら部分塗装を検討しましょう。

アンテナなど、複雑な色分けが必要な箇所には一体成型のパーツもあるため、全塗装する場合はマスキングの工程が増える点に注意が必要です。

また、内部フレームをガンメタリックやダークアイアン系の塗料で塗り分けると、機械的な質感が強調され、鉄血シリーズらしい重厚な仕上がりになります。

外装の紫がかったホワイトは、明るさを残しながらエッジ部分に陰影を付けると、立体感を引き出せます。

合わせ目・パーティングライン

腕部は内部フレームに外装を取り付ける構造のため、外装の合わせ目が比較的ディテールに紛れやすい設計です。

一方、バスタードメイスや短剣などの武装は、一体成型のパーツが中心となっています。

パーツ表面の段差やパーティングラインが気になる場合は、ヤスリで整えたうえでサーフェイサーを吹き、表面の状態を確認するとよいでしょう。

また、シールで色分けされているシールドやサイドアーマーは、部分塗装に置き換えることで、表面の質感や色の統一感を高められます。

特に全塗装を行う場合は、シールを貼る箇所も塗装で再現することで、より自然な仕上がりを目指せます。

手首・関節の補強

本キットで注意したいのが、手首や各接続部の保持力です。

バスタードメイスは大きく重量のある武器のため、持たせた際に手首のジョイントが外れやすくなる場合があります。

対策としては、手首ジョイントのボール部分に瞬間接着剤などを少量使用し、接続部の摩擦を増やす方法があります。

ただし、接着剤を付けすぎるとパーツが接続できなくなったり、可動部が破損したりするおそれがあります。必ず少量ずつ処理し、十分に乾燥させてから保持力を確認してください。

腰部サイドアーマーなどの接続部に緩みがある場合も、同様に接続部の状態を確認し、必要に応じて調整するとよいでしょう。

補強前にパーツの向きや接続状態を確認し、無理な力を加えないことも大切です。

全塗装・ディテールアップのポイント

全塗装を行う場合は、外装と内部フレームの質感を使い分けると、ガンダムマルコシアスの魅力を引き出せます。

外装は紫がかったホワイトを基調に、エッジ部分へ控えめな陰影を付けるシャーディングなどの塗装表現がよく合います。

内部フレームにはガンメタリックやダークアイアン系の塗料を使用し、外装とのコントラストを強調すると、重厚な機体に仕上がります。

また、黄色部分やクロー部など、成型色では再現しきれない箇所を塗り分けることで、全体の完成度を高められます。

シールドやサイドアーマーの赤色部分も、シールから塗装に置き換えると、表面の質感を統一しやすくなります。


モデルとしての評価

素組みでの完成度

本キットは、特徴的な外装形状やスジ彫り、ボリュームのある武装によって、素組みでも十分に見応えのある仕上がりになります。

特に、4基のバインダーやバスタードメイスなど、機体を象徴する装備がしっかり再現されている点は大きな魅力です。

一方、細部の色分けはシールに頼る部分があり、設定どおりのカラーリングを追求する場合は部分塗装が効果的です。

まずは素組みでギミックを楽しみ、気になる部分を少しずつ塗装・加工していく製作スタイルにも向いています。

可動・ギミックの評価

胴体や肩、脚部などに可動機構が設けられているほか、バインダーの展開やサブアーム化、バスタードメイスの形態変更など、多彩なギミックを楽しめます。

箱絵を参考にしたポーズを再現できる点も魅力です。

ただし、手首の保持力や接続部の緩みには注意が必要です。特に大型武器を持たせたり、バインダーを大きく展開したりする場合は、ポージング後に各部の状態を確認すると安心です。

色分けの評価

成型色と付属シールによって、機体の主要なカラーリングは概ね再現できます。

ただし、クロー部や股関節周辺の黄色部分など、一部には塗装が必要な箇所があります。

そのため、完全な色分けを求める場合は、部分塗装を前提に製作すると満足度を高めやすいでしょう。

反対に、細かな色分けにこだわらず、特徴的なシルエットや武装ギミックを楽しみたい方であれば、素組みでも十分に魅力を感じられるキットです。

人気・コレクション性

ガンダムマルコシアスは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』関連作品に登場する、厄祭戦にまつわる「幻の機体」という設定を持っています。

アニメ本編の主役機や量産機とは異なる個性的なデザインで、鉄血シリーズのガンプラコレクションに変化を加えたい方にも適しています。

特に、複数のサブアームや独特な武装構成は、ほかの機体と並べた際にも目を引くポイントです。

価格・コストパフォーマンス

メーカー希望小売価格は税込2,420円です。

この価格帯で、8枚構成のランナー、多彩な武装、4基のバインダーによるサブアームギミックなどを楽しめる点は魅力です。

手首や接続部の調整、細部の部分塗装といった追加作業の余地はありますが、組み立てる楽しさや完成後のディスプレイ性を考えると、コストパフォーマンスは良好といえます。

結論・総評

HG 1/144 ガンダムマルコシアスは、4基のバインダーによるサブアーム展開、バスタードメイスの2形態、短剣の収納・保持、腕部のクロー化など、多彩なギミックを楽しめるキットです。

紫がかったホワイトを基調としたカラーリングと重厚なフレーム構造も魅力で、素組みでも個性的なシルエットを十分に楽しめます。

一方、細部の色分けにはシールや部分塗装が必要な箇所があり、重量のあるバスタードメイスを持たせる際には手首の保持力にも注意が必要です。必要に応じて接続部を補強すれば、ポージングやディスプレイをより安定して楽しめます。

特におすすめなのは、鉄血シリーズのHGキットを集めている方、武装ギミックや多腕ポーズを楽しみたい方、部分塗装やディテールアップに挑戦したい方です。

一方、塗装を行わずに細部まで完璧な色分けを求める方や、激しいアクションポーズで遊ぶことを最優先する方は、色分けや関節保持力に関する注意点を踏まえて検討するとよいでしょう。

独特なデザインと武装ギミックを存分に楽しめる、鉄血シリーズの中でも個性が際立つHGキットです。


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