
はじめに
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』に登場するガンダム・フレーム機「ガンダムアスモデウス」が、HG 1/144スケールで立体化。特徴的なグラン・トンファーや足部クロー、リード線を使用したギガント・ジャベリンなど、個性的な武装ギミックを楽しめるキットです。
ライトグレーを基調に蛍光イエローを配した独特のカラーリングも魅力で、素組みでも存在感のある仕上がりになります。一方、細部の色分けにはシールによる補完が必要なほか、関節の保持力にも注意したいところです。
この記事では、HG 1/144 ガンダムアスモデウスの基本情報から付属品、可動ギミック、色分け、合わせ目、塗装・改修ポイントまで詳しく解説します。購入を検討している方や、製作時の仕上げ方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
主なおすすめポイント
HG 1/144 ガンダムアスモデウスは、個性的な機体デザインと近接戦闘を意識した武装構成が魅力のキットです。
主なおすすめポイントは、以下のとおりです。
- 『ウルズハント』初のガンプラ化機体:ガンダム・フレーム第32号機「ASW-G-32 ガンダムアスモデウス」をHGで再現。
- 豊富な武装ギミック:グラン・トンファーの伸縮、足部クローの展開、ギガント・ジャベリンのアンカー表現など、多彩なアクションを楽しめます。
- 印象的なカラーリング:ライトグレーとホワイトを基調に、蛍光イエローをアクセントとして配置した特徴的な配色です。
- 充実した武装構成:ミドルレンジライフル、グラン・トンファー、ギガント・ジャベリン、腰部グレネードが付属し、さまざまな戦闘シーンを再現できます。
- ガンダム・フレーム構造を採用:従来のHGIBOシリーズのフレーム構造をベースに、一部の関節や外装パーツを専用設計とすることで、アスモデウス独自のプロポーションを実現しています。
武装を組み合わせたアクションポーズを楽しみたい方や、一般的なガンダムタイプとは異なる個性的な機体をコレクションしたい方に向いているキットです。
商品概要・特徴
HG 1/144 ガンダムアスモデウスは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』に登場するモビルスーツを立体化したHGキットです。
型式番号は「ASW-G-32」。メカニカルデザインは形部一平氏が担当しています。
設定上は、厄祭戦末期に開発された72機のガンダム・フレーム機の1機です。実戦記録が存在しないことから、厄祭戦当時の姿を残す機体という特徴を持っています。
武装は、接近戦を主軸としながら中距離にも対応できる構成です。
主兵装のグラン・トンファーは、敵機に接近して打撃や貫通攻撃を仕掛けるための武装。さらに、足部クローで敵機を拘束し、至近距離からトンファーを使用するという、アスモデウスならではの戦闘スタイルが特徴です。
ミドルレンジライフルや腰部グレネードで牽制しつつ、ギガント・ジャベリンによって攻撃の幅を広げられる点も見どころです。
一般的なガンダムタイプとは異なる武装構成とシルエットを持ち、機体設定を反映した独特のアクションを楽しめます。
発売情報・価格
HG 1/144 ガンダムアスモデウスの基本的な商品情報は、以下のとおりです。
- 商品名:HG 1/144 ガンダムアスモデウス
- ブランド:HG(HGIBO)
- 登場作品:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント
- 型式番号:ASW-G-32
- 発売日:2022年4月16日
- 参考価格:2,090円(税込)
商品仕様
成型色と素材
外装はライトグレーを基調とし、胸部やソールなどにホワイト、各部のアクセントに蛍光イエローを採用しています。内部フレームや武装にはダークグレー系の成型色が使用されています。
特徴的なカラーリングは成型色でもある程度再現されていますが、細部にはシールによる補完が必要です。
内部フレームや関節にはKPSなどの素材が使用され、ポリキャップにはPC-002を採用。
ランナーとシール
ランナーはA、B、C1、C2、Dで構成され、これにリード線、PC-002ポリキャップ、シールが付属します。
シールは多く、頭部や全身の細かな色分けを補います。
完成後の自立性
本体は極端に重い装備を背負う構成ではないため、基本的には自立させやすいキットです。
ただし、足首や腰部などの関節は、組み立て状態や個体差、経年劣化によって保持力が低下する可能性があります。
長期間ディスプレイする場合や、武装を構えたポーズを維持したい場合は、関節の状態を確認しながら調整するとよいでしょう。
付属品
HG 1/144 ガンダムアスモデウスには、本体のほか、特徴的な武装やギミックを再現するためのパーツが付属します。
- ガンダムアスモデウス本体
- ミドルレンジライフル
- グラン・トンファー×2
- ギガント・ジャベリン
- リード線(ギガント・ジャベリンのアンカーワイヤー用)
- 武器保持用手首×2
- マーキングシール
- 取扱説明書
グラン・トンファーは左右の腕に装備でき、アスモデウスらしい近接戦闘ポーズを再現できます。
また、リード線を使用することで、ギガント・ジャベリンを射出した状態やアンカーを展開したようなディスプレイも可能です。
付属武装が充実しているため、素組みでもさまざまなポージングを楽しめます。
可動ギミック
HG 1/144 ガンダムアスモデウスは、ガンダム・フレーム構造を採用したHGIBOシリーズらしく、武装を活かしたアクションポーズに対応しています。
特に注目したいのが、グラン・トンファーの伸縮や足部クロー、ギガント・ジャベリンのアンカー表現です。
グラン・トンファーの伸縮
アスモデウスの特徴的な武装であるグラン・トンファーは、先端パーツの差し替えによって通常状態と伸長状態を再現できます。
敵機に接近して打撃を加えるポーズだけでなく、トンファーを伸ばして攻撃する場面も演出可能です。
左右に装備させることで、アスモデウスらしい迫力のある近接戦闘シーンを再現できます。
足部クローの展開
足部は、パーツの差し替えによってクロー状態に変更できます。
大型のクローは本機の外見を特徴づける要素のひとつで、敵機を拘束する場面や、壁面などに足を掛けるようなポーズの演出にも向いています。
脚部の形状が大きく変わるため、通常状態とクロー状態で異なるシルエットを楽しめる点も魅力です。
ギガント・ジャベリンのアンカー表現
ギガント・ジャベリンにはリード線が付属し、アンカーワイヤーを展開した状態を再現できます。
本体から武装を離した位置に配置できるため、投擲攻撃やアンカーを射出したような動きのあるディスプレイが可能です。
ただし、リード線と接続部分は外れやすい場合があるため、ポージングの際は接続状態を確認しておきましょう。
腰部グレネード
腰部側面には、左右それぞれ2基、合計4基のグレネードを装備しています。
近接武装を中心とした機体ながら、牽制用の装備も備えていることが分かる部分です。
なお、グレネードは腰部に一体化した構造で、個別に取り外すことはできません。
バックパックの交換
背面は2ダボ接続を採用しているため、接続規格が合うほかのHG『鉄血のオルフェンズ』系キットのバックパックと交換できる場合があります。
パーツの組み合わせによってオリジナルの機体を製作したい方にとっても、活用しやすい構造です。
ただし、組み合わせるキットによっては接続部の調整が必要になることがあります。
基本可動
基本的な可動構造は、従来のHGIBOシリーズのガンダム・フレーム機を踏襲しています。
全体として可動域は比較的広く、武装を構えたポーズや接近戦をイメージしたアクションに対応します。
一方で、肘の可動はやや控えめとの評価があり、胸部や腰部の関節についても保持力に注意が必要です。
ポーズの自由度は確保されていますが、関節の状態によっては思いどおりの姿勢を維持しにくい場合があります。
パッケージ

パッケージはHGIBOシリーズの標準的なデザインを採用しています。
伸長したグラン・トンファーや足部クローを活かしたアクションが前面に押し出されており、アスモデウスの特徴的な戦闘スタイルが伝わるパッケージです。
モデリング解説
HG 1/144 ガンダムアスモデウスは、素組みでも特徴的なシルエットと配色を楽しめます。
一方で、細部の色分けや合わせ目処理、関節の保持力など、手を加えることで完成度を高められる部分もあります。
ここでは、製作時に押さえておきたいポイントを解説します。
色分け
本体はライトグレーを基調に、ホワイトと蛍光イエローを組み合わせた配色です。
内部フレームや武装にはダークグレー系の成型色が使用されており、素組みでも機体の基本的なカラーリングを再現できます。
ただし、細部にはシールによる補完が必要です。
主な色分けのポイントは以下のとおりです。
- 紫の部分:シールまたは部分塗装による補完が必要です。
- 腰部の白い部分:シールで色分けを補います。
- 腰部グレネードの黄色:細部の色分けをシールで再現します。
- 足裏フィン:グレー系の色分けをシールで補います。
- 脚部側面の黒いスリット:シールや塗装による仕上げが必要です。
- モモやグラン・トンファーのイエロー:成型色だけでは再現できない部分があるため、シールまたは部分塗装が有効です。
特に、曲面や凹凸の多い部分はシールをきれいに貼るのが難しい場合があります。
シールの段差や質感が気になる方は、部分塗装を取り入れると自然な仕上がりを目指せます。
蛍光イエローの発色をさらに強調したい場合は、蛍光塗料を使用する方法もおすすめです。塗料の種類や下地によって発色が変わるため、目立たせたい部分に合わせて塗装方法を選びましょう。
合わせ目・パーティングライン
本体の腕部や脚部などには、側面に合わせ目が残る構造となっています。
大きなバリは比較的少ないとされていますが、仕上がりにこだわる場合は、組み立て後に合わせ目の位置を確認しておくとよいでしょう。
合わせ目処理の対象として、特に意識したいのが以下の部分です。
- 腕部・脚部の側面:合わせ目が目立つ場合は、接着やヤスリがけによる処理を検討します。
- グラン・トンファー:単色パーツが中心のため、細部の塗り分けと合わせ目処理を同時に行う場合は、作業手順を工夫する必要があります。
- 足部クロー:大型で目立ちやすい部分です。合わせ目処理に加え、表面の面出しを行うと仕上がりの向上につながります。
合わせ目を消す場合は、接着剤の種類やパーツの材質を確認し、塗装との相性も考慮しながら作業を進めましょう。
また、パーツの形状によっては合わせ目をモールドとして活かす方法もあります。すべての合わせ目を消すのではなく、機体のデザインに合わせて処理方法を選ぶのもひとつの方法です。
おすすめの加工例
HG 1/144 ガンダムアスモデウスは、部分塗装やスミ入れ、関節調整などの加工によって、さらに完成度を高められます。
1. 蛍光イエローの発色を強調する
アスモデウスの印象を大きく左右するのが、外装各部に配置された蛍光イエローです。
成型色を活かすだけでも特徴的な配色を楽しめますが、より鮮やかな発色を目指すなら、蛍光塗料などを使用した部分塗装が効果的です。
塗装前にはパーツの状態や塗料の適合性を確認し、必要に応じて下地を整えましょう。
2. スミ入れとつや消しトップコート
ライトグレーの外装は、スミ入れによってモールドや装甲の境界を強調できます。
さらに、つや消しトップコートを施すことで、光沢を抑えた落ち着いた質感に仕上げられます。
鉄血のオルフェンズ系らしい無骨な雰囲気を演出したい方におすすめの加工です。
なお、トップコートを使用する際は、シールや塗装面との相性を確認し、目立たない部分で試してから全体に使用すると安心です。
3. 関節の保持力を調整する
胸部・腰部・足首などの関節が緩い場合は、保持力の調整を検討しましょう。
関節の状態に応じて、ポリキャップの確認や摩擦調整剤の使用などが考えられます。
瞬間接着剤を関節面に使用する場合は、完全に乾燥させてから組み立て、必要以上に軸を太らせないことが重要です。塗布量が多いと、関節が動かなくなったり、パーツが破損したりするおそれがあります。
また、素材や接続構造によって適した方法は異なるため、まずは関節の摩耗や組み立て状態を確認しましょう。
4. ギガント・ジャベリンの接続部を調整する
ギガント・ジャベリンは、リード線を利用した動きのあるディスプレイが魅力です。
一方で、接続部が外れやすい場合は、差し込み具合やリード線の取り回しを確認するとよいでしょう。
接続部を補強する場合は、後から取り外せるかどうかも考慮しながら方法を選ぶことが大切です。接着剤で固定すると、ポージングの自由度が下がる可能性があるため、まずは無加工で状態を確認することをおすすめします。
モデルとしての評価
HG 1/144 ガンダムアスモデウスは、独特のデザインと豊富な武装ギミックが魅力のキットです。
一方で、シールによる色分けの補完や関節の保持力など、製作・ディスプレイ時に注意したい部分もあります。
ここでは、素組みでの完成度や関節性能、コレクション性などの観点から評価します。
素組みでの完成度
素組みでも、ライトグレーと蛍光イエローを組み合わせた特徴的なカラーリングや、グラン・トンファー、足部クローなどの個性的な形状を楽しめます。
特に、武装の伸縮やクローの展開といったギミックは、組み立て後の遊びやディスプレイの幅を広げてくれます。
一方、細部の色分けにはシールを多用するため、貼り付け作業が苦手な方は少し手間に感じるかもしれません。曲面や凹凸の多い部分では、シールの位置合わせにも注意が必要です。
素組みで手軽に楽しめる一方、設定画に近い色分けを目指すなら部分塗装も検討したいキットです。
人気・希少性
ガンダムアスモデウスは、『ウルズハント』に登場する機体で、一般的に知名度の高い主役級ガンダムとは異なる立ち位置にあります。
しかし、特徴的な頭部や足部、独特の武装構成など、ほかのガンダム・フレーム機とは異なる個性を持っています。
そのため、鉄血のオルフェンズ系のキットを集めている方はもちろん、珍しい機体デザインを好む方にとっても注目したいアイテムです。
結論・総評
HG 1/144 ガンダムアスモデウスは、個性的な機体デザインと近接戦闘を意識した武装ギミックが魅力のHGIBOキットです。
グラン・トンファーの伸縮、足部クローの展開、リード線を使用したギガント・ジャベリンのアンカー表現など、ほかのキットとは異なる遊び方を楽しめます。
ライトグレーと蛍光イエローを組み合わせたカラーリングも印象的で、素組みでも十分に存在感のある仕上がりになります。
一方で、胸部・腰部・足首などの関節の保持力や、細部の色分けに使用するシールの多さは気になるポイントです。グラン・トンファーなどの武装を細部まで塗り分けたい場合は、マスキングを含めた塗装作業も必要になります。
素組みで武装ギミックを楽しみたい方にはもちろん、部分塗装や関節調整で完成度を高めたい方にも向いているキットといえるでしょう。
購入を検討する際は、以下のポイントを押さえておくと判断しやすくなります。
- 素組みで楽しみたい方:独特のカラーリングと豊富な武装ギミックが魅力です。
- 塗装・改修を楽しみたい方:部分塗装や合わせ目処理、関節調整によって仕上がりを高められます。
- 長期展示を考えている方:関節の保持力を確認し、必要に応じて調整することをおすすめします。
- 鉄血のオルフェンズ系の機体を集めている方:ガンダム・フレーム機のコレクションに個性を加えられる1体です。
関節強度や細部の色分けに多少の手間はかかるものの、独自の武装とシルエットを楽しめるガンダムアスモデウス。機体の個性を重視する方は、ぜひチェックしてみてください。

