HG 1/144 ガンダム端白星 詳細レポート|可変クローシールドと大型スラスターが魅力の鉄血系HG

HG
画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_2840/

はじめに

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』に登場する主役機「ガンダム端白星(はじろぼし)」をHGシリーズで立体化した、「HG 1/144 ガンダム端白星」。

2020年8月に発売された本キットは、ガンダム・フレームを採用した鉄血系HGらしい構造に加え、特徴的な腰部大型スラスターや可変式クローシールドなど、独自のギミックを備えています。

メーカー希望小売価格は1,650円(税込)と手頃で、素組みでも個性的なシルエットを楽しめるのが魅力です。

この記事では、HG 1/144 ガンダム端白星の基本情報や付属品、可動ギミック、色分け、合わせ目、塗装・改造のポイントなどを詳しく紹介します。

『ウルズハント』のファンはもちろん、鉄血系HGを集めている方や、カスタムベースとなるガンプラを探している方も、ぜひ参考にしてください。


主なおすすめポイント

HG 1/144 ガンダム端白星には、次のような魅力があります。

  • 『ウルズハント』の主役機をHGで立体化:ガンダム端白星の特徴的なデザインを1/144スケールで楽しめます。
  • ガンダム・フレームを採用:鉄血系HGならではの骨格と外装を組み合わせた構造が特徴です。
  • 可変式クローシールドを搭載:左右に展開するクローやニードル発射ギミックにより、武装のアクションを楽しめます。
  • 腰部に大型スラスターを装備:左右独立して可動する大型スラスターによって、ダイナミックなポージングが可能です。
  • 手頃な価格設定:メーカー希望小売価格1,650円(税込)で、鉄血系HGのコレクションにも加えやすいキットです。
  • 塗装・改造のベースにも適している:フレーム構造や3mm系ジョイントを活用し、オリジナルの装備を追加する楽しみもあります。

比較的手頃な価格ながら、特徴的な外観と独自のギミックを備えている点が、本キットの大きな魅力です。


商品概要・特徴

ガンダム端白星は、金星のラドニッツァ・コロニーに長年眠っていたガンダム・フレーム機です。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』では、ウィスタリオ・アファムが搭乗する機体として登場します。

HG 1/144 ガンダム端白星は、その第1形態を組み立て式プラスチックモデルとして再現したキットです。

機体デザインの特徴は、3本のアンテナを備えた頭部、紫がかった白を基調とする装甲、腰部に配置された大型スラスター、そして独特な形状のライフルシールドです。

特に、左右に大きく張り出した腰部スラスターは、本機を象徴するパーツのひとつ。通常のモビルスーツとは異なるシルエットを生み出し、ディスプレイ時にも存在感を発揮します。

内部構造には、鉄血系HGでおなじみのガンダム・フレームを採用。フレームに外装を取り付けていく構成によって、骨格と装甲の組み合わせを楽しめます。

また、後発の第2形態では、本キットをベースに新規パーツを追加した構成が採用されています。ガンダム端白星の基本的な機体構造やデザインを知るうえでも、押さえておきたいキットです。


発売情報・概要

HG 1/144 ガンダム端白星の基本情報は、以下のとおりです。

  • 商品名:HG 1/144 ガンダム端白星
  • 読み方:ガンダム・はじろぼし
  • ブランド:HG(鉄血系HG)
  • 登場作品:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント
  • 発売日:2020年8月22日
  • メーカー希望小売価格:1,500円(税抜)/1,650円(税込)
  • スケール:1/144
  • 販売形態:一般販売

通常版のほか、2022年4月16日にはガンダムベース限定の「アイアンブラッドコーティング」版も発売されました。こちらは特殊なコーティングによる質感の違いを楽しめるバリエーションで、価格は4,180円(税込)です。

成型色とフレーム構造

装甲は、わずかに紫がかった白を中心に、赤や黒、グレーなどを組み合わせた配色です。

特徴的な機体カラーが成型色で再現されているため、塗装を行わない素組みでも、ガンダム端白星らしい雰囲気を楽しめます。

また、内部にはガンダム・フレームを採用。鉄血系HGらしい骨格構造を生かしながら、外装パーツを取り付けていく組み立て工程も魅力です。


付属品

HG 1/144 ガンダム端白星には、主に以下のパーツが付属します。

  • メイス
  • 専用ライフル
  • ライフルシールド
  • 武器持ち用の手首パーツ
  • ホイルシール・マーキングシール類
  • 組立説明書

手首パーツは持ち手兼握り手タイプが中心で、平手パーツは付属しません。

武装の種類自体は比較的シンプルですが、ライフルシールドには可変式クローやニードル発射ギミックが組み込まれています。そのため、単純に武器を持たせるだけでなく、ギミックを展開した状態でもディスプレイを楽しめます。

メイスによる近接戦闘、ライフルによる射撃、シールドのクローを展開したアクションなど、武装の組み合わせによってさまざまなポーズを再現できるのも魅力です。


可動ギミック

本キットは、ガンダム・フレームによる可動機構に加え、機体独自のギミックも備えています。

腰部大型スラスター

ガンダム端白星の特徴的なパーツである腰部大型スラスターは、左右それぞれ独立してスイングできます。

スラスターの角度を変えることで、通常の立ち姿から、推進力を強調したダイナミックなポーズまで表情を変えられます。

大型パーツが左右に張り出すデザインのため、正面だけでなく斜めや背面から見たときにも存在感があります。

可変式クローシールド

ライフルシールドには、左右に展開する可変式クローが搭載されています。

さらに、ニードル発射を再現するギミックも備えており、通常のシールドとは異なる遊び方が可能です。

クローを閉じた状態と展開した状態では見た目が大きく変わるため、ポージングやディスプレイのバリエーションを増やせます。

ガンダム・フレームによる可動

内部にはガンダム・フレームを採用しており、肩、肘、腰、股関節、膝などを動かしてポーズを調整できます。

フレーム構造を生かした可動によって、武器を構えるポーズや、脚を大きく開いたアクションポーズなどを再現できます。

前腕のジョイント

前腕には、武装の角度調整や外部オプションの接続に活用できる3mm系ジョイントが設けられています。

対応するパーツを用意すれば、武装の変更やカスタマイズにも応用できます。

足首・つま先

足首周辺のアンクルアーマーに設けられたスラスター部分はボールジョイントで可動し、つま先も独立して動かせます。

接地角度を調整することで、ポーズに合わせた足元の表情を付けやすくなっています。

腰部の可動とスタンド対応

腰部にはスイング機構があり、ポーズに合わせて上半身の角度を調整できます。また、スタンド用の接続穴も備えているため、浮遊状態やアクションポーズのディスプレイにも対応します。

関節の保持力について

肩や腰の関節について、個体差や経年によって保持力が気になる場合があるとの声も見られます。

特にメイスやシールドなど、重量のある武装を片手で保持させる場合は、ポーズによって関節に負荷がかかることがあります。

組み立て後に関節の状態を確認し、必要に応じてポーズを調整したり、スタンドなどで支えたりすると、安定したディスプレイを楽しみやすくなります。


パッケージ・ランナー構成

画像©創通・サンライズ©BANDAI SPIRITS https://bandai-hobby.net/item/01_2840/

パッケージは、鉄血系HGでおなじみの縦型ボックス形式です。『ウルズハント』の主役機であるガンダム端白星を題材としており、機体の特徴的なシルエットを楽しめる商品構成となっています。

ランナー構成は、大きく分けると以下のようなパーツ群で構成されます。

  • ガンダム・フレーム用パーツ
  • 頭部・胴体・腕部・脚部などの外装パーツ
  • 腰部大型スラスター関連パーツ
  • メイス・ライフルなどの武装パーツ
  • ライフルシールド関連パーツ
  • 細部の色分けを補うシール類

本キットをベースとする第2形態では、新規パーツを追加した構成が採用されています。そのため、基本となるフレームや一部の外装・武装には共通性があります。

フレームと外装を組み合わせる構造なので、パーツの配置や機体構造を確認しながら組み立てたい方にも適したキットです。


モデリング解説

HG 1/144 ガンダム端白星は、素組みでも特徴的なカラーリングとシルエットを楽しめますが、部分塗装や表面処理を加えることで、さらに完成度を高められます。

ここでは、色分け、合わせ目、塗装、カスタマイズのポイントを紹介します。

色分け

本キットは、紫がかった白を中心に、赤、黒、グレーなどの成型色によって機体の主要な配色を再現しています。

素組みでも機体の印象をつかみやすい一方、細部にはシールや塗装による補完を想定した箇所があります。

特に確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

  • ツインアイ:シールや部分塗装で仕上げると、頭部の印象が引き締まります。
  • アンテナ先端:細かな色分けが必要な箇所で、塗装すると仕上がりを整えやすくなります。
  • 頭部の細部:小さな色分け部分を補うことで、頭部のディテールが際立ちます。
  • 腰部アーマーの赤い部分:塗装によって色の境界を整えると、見栄えが向上します。
  • ダクト・スラスター内部:暗色で塗り分けると、立体感を強調できます。
  • クローの先端:細部の塗り分けによって、武装の鋭さを表現できます。

まずはツインアイやアンテナ先端など、完成後に目立ちやすい部分から手を加えるのがおすすめです。

シールでも手軽に色分けを補えますが、鋭い先端や細い部分は塗装のほうが自然に仕上げやすい場合があります。

合わせ目

合わせ目の処理は、塗装を行うかどうかによって優先順位が変わります。

無塗装で仕上げる場合は、目立つ合わせ目を無理に消そうとせず、パーツの成型状態を生かしながら軽い表面処理を行うだけでも十分に楽しめます。

一方、全塗装を行う場合は、武装などの合わせ目を確認しておくとよいでしょう。

  • 肩・外装パーツ:合わせ目の位置を確認し、必要に応じて処理します。
  • 腰部スラスター:フィンや外装のディテールを生かしながら、目立つ部分を整えます。
  • メイス・ライフルなどの武装:左右分割による合わせ目やパーティングラインを確認します。
  • その他の外装:完成後に目立つ位置を優先して処理すると、作業量を抑えられます。

なお、後発の第2形態については、肩アーマーの合わせ目が目立ちにくい構造や、スラスターのフィンをディテールとして見せる設計などが確認されています。

ただし、第2形態の構造をそのまま本キットにも当てはめられるとは限らないため、実際の合わせ目の位置は組み立て前にランナーや説明書で確認してください。

塗装・加工例

ガンダム端白星は、部分塗装から全塗装、ウェザリング、追加装備によるカスタマイズまで、幅広い製作スタイルに対応できます。

1. 部分塗装で仕上げる

手軽に完成度を高めたい場合は、ツインアイ、アンテナ先端、クロー先端、スラスター内部など、目立つ箇所を中心に塗装する方法がおすすめです。

作業範囲を絞れるため、塗装初心者でも取り組みやすく、素組みとの差も感じやすい仕上げ方です。

2. シャドウ塗装で装甲の立体感を強調する

白い装甲には、薄いパープル系のシャドウを加えることで、機体の陰影を強調できます。

ただし、色を濃くしすぎると本来の白い装甲の印象が変わるため、薄く重ねながら調整するとよいでしょう。

赤い装甲部分にも深みのある色を加えることで、全体の配色にまとまりを持たせられます。

3. フレームをメタリック調に仕上げる

内部フレームをメタリック系の塗料で仕上げると、外装との質感の違いを強調できます。

シルバーやダークメタリックなどを使い分ければ、機械的な印象を強めることも可能です。

4. ウェザリングで鉄血らしい雰囲気を演出する

装甲の縁にチッピングを加えたり、モールドにスミ入れを施したりすると、使い込まれた機体の雰囲気を表現できます。

仕上げにマットクリアを吹けば、落ち着いた質感にまとめやすくなります。

重厚な金属感を目指す場合は、ダークメタリック系の塗装をベースに、部分的な明るい金属色やクリア塗装を組み合わせる方法もあります。

ガンダムベース限定のアイアンブラッドコーティング版を参考に、金属的な質感を意識して仕上げるのも面白いでしょう。


モデルとしての評価

素組み評価

HG 1/144 ガンダム端白星は、素組みでも個性的な完成形を楽しめるキットです。

紫がかった白い装甲と、左右に大きく張り出した腰部スラスターによって、ほかのガンダムタイプとは異なるシルエットに仕上がります。

細部の色分けにはシールや部分塗装が必要な箇所があるものの、主要な配色は成型色で再現されています。まずは素組みで完成させ、気になる部分だけ手を加える製作スタイルにも適しています。

一方、注意点として挙げられるのは、付属武装の種類が比較的少ないことや、関節の保持力に個体差が生じる可能性があることです。

武装を豊富に組み替えて遊びたい方には物足りなさがあるかもしれませんが、独自のシールドギミックや大型スラスターを生かしたポージングは十分に楽しめます。

人気・市場評価

ガンダム端白星は、テレビアニメ本編の主役機ではなく、アプリ作品『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』に登場する主役機です。

そのため、ガンダム・バルバトスなどの本編主役機と比べると、一般的な知名度には違いがあります。

しかし、ガンダム・フレームを採用した機体であることや、独特な頭部デザイン、腰部大型スラスター、可変式クローシールドなど、ガンプラとしての個性は十分です。

鉄血系HGのコレクションを充実させたい方や、『ウルズハント』の登場機体を集めている方にとって、押さえておきたいキットといえるでしょう。

また、ガンダムベース限定のアイアンブラッドコーティング版が発売されたほか、後年には第2形態もキット化されています。

こうした商品展開からも、通常版とは異なる仕上げや形態を楽しみたいファンに向けた選択肢が用意されていることが分かります。


結論・総評

HG 1/144 ガンダム端白星は、手頃な価格設定と個性的なデザイン、独自の武装ギミックを兼ね備えた鉄血系HGです。

ガンダム・フレームによる構造に加え、左右に展開する可変式クローシールドや、角度を変えられる腰部大型スラスターなど、価格以上に楽しめる要素が詰まっています。

素組みでも機体の特徴を十分に味わえるため、塗装を前提としない方にもおすすめです。一方、部分塗装やウェザリング、追加装備による改造にも対応できるため、製作経験のあるモデラーにとっても遊びがいのあるキットといえます。

総合的に見ると、「手頃な価格で組める、個性と拡張性を備えた鉄血系HG」という評価がふさわしいキットです。

『ウルズハント』のファンはもちろん、通常のガンダムタイプとは違ったシルエットの機体を作りたい方や、改造用のベースキットを探している方にも向いています。

ただし、武装のボリュームを重視する場合は、別の選択肢も検討したいところです。

より充実した構成を求めるなら、プレミアムバンダイ限定で発売された「HG 1/144 ガンダム端白星 第2形態」も候補になります。第1形態をベースに新規パーツを追加したキットで、2023年11月発売、価格は2,860円(税込)です。

まずは通常版でガンダム端白星の魅力を味わい、必要に応じて第2形態やコーティング版もチェックしてみてはいかがでしょうか。


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