
はじめに
『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-』に登場する「ケルベロス・バクゥハウンド」は、バクゥ系ならではの四足獣型シルエットに、特徴的な「ケルベロス・ウィザード」を装備した個性的なモビルスーツです。
今回紹介する「HG 1/144 ケルベロスバクゥハウンド」は、2000年代のHG SEEDシリーズらしい構成ながら、四足機ならではの可動ギミックや走行形態を再現。さらに、背部のケルベロス・ウィザードを取り外して他の1/144スケールのウィザード系HGと組み合わせられるなど、遊びの幅が広いキットです。
一方で、現在のガンプラと比較すると合わせ目や色分けなどに物足りなさもあり、塗装や改修を加えることでさらに魅力が引き立つタイプでもあります。
この記事では、HG 1/144 ケルベロス・バクゥハウンドの発売情報から付属品、可動ギミック、色分け、合わせ目、モデリングのポイントまで詳しく紹介します。
HG 1/144 ケルベロス・バクゥハウンドの主なおすすめポイント
HG 1/144 ケルベロス・バクゥハウンドの最大の魅力は、やはり背部に装備されたケルベロス・ウィザードです。
通常のバクゥ系とは大きく異なる3つの頭部を持ったような強烈なシルエットとなっており、非常にインパクトがあります。
さらに、このケルベロス・ウィザードは着脱可能。ほかの1/144スケールのウィザード系HGと組み合わせて遊べるため、単純な完成品としてだけでなく、カスタマイズ用パーツとしても楽しめるキットです。
本体の可動性能も四足機として良好で、脚部を折りたたむことで劇中をイメージした走行形態を再現できます。
また、ビームサーベルにはクリアパーツが使用されており、当時のHGとしてはエフェクトを含めた見栄えにもこだわった構成となっています。
商品概要
HG 1/144 ケルベロス・バクゥハウンドは、『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-』に登場するケルベロス・バクゥハウンドを1/144スケールで立体化したHGシリーズのガンプラです。
ベースとなっているのは、四足歩行の獣型モビルスーツとして知られるバクゥ系の機体。
そこへ大型の「ケルベロス・ウィザード」を装備することで、通常のバクゥとは大きく異なる迫力のあるスタイルに仕上げられています。
- ケルベロス・ウィザードの着脱
- 広い脚部可動
- 走行形態の再現
- クリアパーツによるビームサーベル再現
などが主な特徴。
バクゥ系の獣型メカらしさを楽しみながら、ウィザード換装によるカスタマイズまで楽しめる、少し変わった方向性のHGキットと言えるでしょう。
商品仕様
基本的な商品仕様は以下の通りです。
- シリーズ:HG
- スケール:1/144
- 作品:機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-
- 機体:ケルベロス・バクゥハウンド
- 発売日:2006年11月24日
- 価格:1,650円(税込)
- 成型色:黒基調
付属品
ケルベロス・バクゥハウンドには、特徴的なケルベロス・ウィザードをはじめ、各種武装や交換用パーツが付属します。
主な付属品は以下の通りです。
- ケルベロス・ウィザード
- ビームサーベル
- ビームファング系エフェクトパーツ
- ウィザード交換用パーツ
- 他キットとの組み合わせに使用できるグリップ類
ビームファング系のエフェクトパーツも用意されており、ケルベロス・ウィザードの攻撃形態を再現してディスプレイできます。
可動ギミック
四足歩行という特殊な構造ながら、可動ギミックは比較的充実しています。
脚部の広い可動範囲
足の付け根にはダブルボールジョイントが採用されており、四足機ならではのポージングを楽しめます。
脚を前後や左右に動かすことで、立ち姿だけでなく、走っているような躍動感のあるポーズにも対応できます。
走行形態を再現
本キットの特徴的なギミックのひとつが、脚部を折りたたむことで再現できる高速移動・走行形態です。
通常の立ち姿とはシルエットが大きく変化するため、同じキットでも異なる印象でディスプレイできます。
バクゥ系らしい獣型メカの特徴を活かしたギミックと言えるでしょう。
胴体・首・頭部も可動
胴体には引き出し式の可動機構が設けられており、四足機ながら柔軟なポージングが可能です。
頭部や首まわりもボールジョイントを中心とした構造になっており、視線を変えたり、頭部を上下に動かしたりできます。
ケルベロス・ウィザード側の頭部も可動し、口を開いた状態を再現可能。さらにビーム系エフェクトを取り付けることで、攻撃シーンを再現できます。
パッケージ

ケルベロス・ウィザードを装備した独特のシルエットが前面に描かれており、通常のバクゥとは異なる機体の個性が伝わるパッケージです。
モデリング解説
成型色と色分け
2000年代のHG SEEDシリーズとして見ると、基本的な色分けはある程度考慮されています。
しかし、現在のガンプラと比較すると、細かな部分までパーツだけで色分けされているわけではありません。
そのため、完成度をさらに高めたい場合は部分塗装がおすすめです。
- 頭部の一部
- 頬のパープル部分
- ケルベロス・ウィザード各部
- 翼の一部
- 脚部の一部
などに塗装が必要な箇所があります。
ガンプラ初心者であれば、すべてを塗装する必要はありません。まずはシールを使用して完成させ、気になる部分だけガンダムマーカーなどで部分塗装する方法でも十分楽しめます。
合わせ目
合わせ目については、現在のHGと比べるとかなり目立つ部分があります。
特に、
- 脚部
- ケルベロス・ウィザード
- 翼周辺
などは合わせ目が出やすいポイントです。
一方、頭部などは比較的目立ちにくい部分もあります。
全体をきれいに仕上げたい場合は、合わせ目消しを行うだけでも完成度が大きく向上します。
おすすめの仕上げ方
ケルベロス・バクゥハウンドは獣型のメカなので、一般的なモビルスーツとは少し違った仕上げ方も似合います。
例えば、
- ゲート処理
- 合わせ目消し
- 部分塗装
- スミ入れ
- デカール・シール類の追加
- ウェザリング
- つや消しトップコート
といった工程を加えると、より重厚な仕上がりになります。
特にウェザリングとの相性がよく、砂埃や泥汚れを加えることで、実戦を駆け回る獣型モビルスーツらしい雰囲気を演出できます。
評価と人気
HG 1/144 ケルベロス・バクゥハウンドは、素組みでも特徴的な形状をしっかり再現できる点が魅力です。
一方、現在のガンプラと比べると、合わせ目や色分けなどに物足りなさがあります。
そのため、単純に組み立てるだけで最新HGと同等の完成度を求めるよりも、部分塗装や合わせ目消しなどの軽改修を楽しみたい人に向いているキットです。
また、本キットならではの大きな魅力が、ケルベロス・ウィザードの存在です。
ウィザードを取り外してほかの1/144スケールHGと組み合わせられるため、通常のガンプラとは違ったカスタマイズを楽しめます。
本体そのものだけでなく、カスタムパーツとしての価値も高いキットと言えるでしょう。
さらに、再販される機会が少ないことから、現在では店頭で見つけた際に確保しておきたいキットとして扱われることもあります。
こんな人におすすめ
HG 1/144 ケルベロス・バクゥハウンドは、特に以下のような人におすすめです。
- SEEDシリーズのキットを集めている
- バクゥ系の獣型モビルスーツが好き
- 珍しいガンプラを作りたい
- ケルベロス・ウィザードに魅力を感じる
- ウィザード換装やカスタマイズを楽しみたい
- 旧HGを改修して仕上げたい
- ウェザリングでリアルな雰囲気に仕上げたい
逆に、最新HGシリーズのような細かなパーツ分割や合わせ目の少なさを重視する場合は、多少の物足りなさを感じるかもしれません。
まとめ
HG 1/144 ケルベロス・バクゥハウンドは、四足獣型のバクゥ系ボディと、強烈な存在感を放つケルベロス・ウィザードを組み合わせた個性派HGです。
脚部にはダブルボールジョイントを採用し、四足機ならではのポージングを楽しめるほか、脚を折りたたむことで走行形態も再現できます。
さらに、ケルベロス・ウィザードを着脱できるため、ほかの1/144スケールHGと組み合わせたカスタマイズにも対応。単なる完成品としてだけでなく、換装・改造を楽しめる拡張性の高さが大きな魅力です。
一方で、2000年代のHGということもあり、現代のガンプラと比べると合わせ目や色分けには課題があります。
しかし、そこを部分塗装や合わせ目消し、ウェザリングなどで補っていけば、かなり見応えのある作品に仕上げられます。
「珍しいSEED系のガンプラを作りたい」「バクゥ系の獣型メカが好き」「ウィザード換装で遊びたい」という人なら、今でも十分に楽しめるキットです。
特に、個性的なシルエットとカスタマイズ性を重視する人には魅力の大きいキットと言えるでしょう。

